左心不全の咳は、漢方薬を飲んだ翌日から消えて体力も増えてきた

【※本記事は2019-06-03更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は倪海夏(ニハイシャ)先生の治療日記。

 

左心不全で咳が出るのは、心臓の機能低下で肺に水がたまるからです。心臓に問題があると、不眠症・下痢の症状も生じます。

 

2週間くらいの漢方薬の治療効果はどれだけ良いのか、以下の翻訳文を見れば分かると思います。参考になる情報になると幸いです。

 

中国語本文のリンク先は、

心臟病與皮膚乾癬(03/05/2007)

咳がとまらない、全身が痛い、不眠症などの症状がある左心不全の患者

 

心臓病患者さんの皮膚(乾癬)

心臓病患者さんの舌

 

以上の写真は、最も標準的な心臓病の舌。

 

舌は心臓の表に現れるもの。

中医学は舌で病気を判断します。

 

以上の写真、舌は乾燥したなつめを拡大したような感じです。

不規則な亀裂があり、たくさんの赤い点がある。

舌の辺縁は不規則な凹凸があり、歯痕になっています。

 

一番目の写真、変わった皮膚の所は、ずっと痒くて熱いそうです。

 

この患者さんは、02/19/2007に治療しに来ました。

男性、42歳。

 

去年の5月から心臓病発作を起こして、ずっと西洋薬でコントロールしてます。

 

飲んでいる西洋薬は山ほどある。

彼は35歳から心臓病で、ずっと西洋薬を飲んでいました。

 

西洋医学の検査では、左心不全があるので、力仕事は禁止されています。

 

初診の時、彼の症状は

  • 咳が止まらない
  • 痰は出ない
  • 温かい飲み物が好き、冷たいのを飲むとすぐ咳き込む
  • 西洋薬でコントロールしてから今日まで、体重は10kgも増えた
  • 体力はない
  • 全身の筋肉と関節が痛い
  • 変わった皮膚の所は、体全身、爪までに広がっている(私が写真を撮ったのは、ふくらはぎの所だけです)
  • 不眠症
  • 1日下痢4回、消化されてない食べ物が出ている
  • 手足は暖かい
  • 寝てる時は体は暖かい
  • 寝汗が多い
  • 脈診は虚数

このような心臓病は、比較的に多いです。

しかし、温病派の中医学先生に診てもらうと、全篇一律『陰虚』だと診断される。

 

中医学と西洋医学を混ぜた、化け物中医学の先生に診てもらうと、一律「西洋医学の治療を受けなさい」と言います。

 

彼は西洋医学の治療でダメだったから、中医学の治療に来ているのに、また病院の治療に行かせますか?

 

もし、間違った中医学の先生に出会ったら、結果は恐ろしいことになります。彼は住まいが遠いので、2週間の漢方薬を出しました。

 

心筋梗塞など心臓病は、ニハイシャ先生の弟子の治療記事も参考になります。

良かったら以下の記事もご覧ください。

 

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漢方薬飲んでから咳と全身の痛みが消えて、体力が増えてきた

 

今日、再診に来ました。

診察室に入って言ったのは、「咳がだいぶ消えた。全身の痛みは、ほとんど消えている。体力は増えて、下痢は減っているけど、睡眠はまだダメです。」

 

彼が曰く、「漢方薬を飲んでからすぐ汗が出て、体は冷めてきました。」

 

ここで分かるのは、彼の肺機能は明らかに良くなっている。でも、心臓の機能はまだダメです。

 

今日、私は処方箋を変えました。

変えても心臓を治すもので、皮膚を治すものではない。

 

皮膚はとりあえずほったらかします。

皮膚病の原因は、薬の副作用かも知れません。

 

患者さんの心臓は良くなっているかどうか。

判断は簡単です。中医学の先生は病院の機械が要らない、何個か質問するだけで分かります。

 

中医学の心臓病の診断基準は、以下の記事が参考になります。

 

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本治療例から得た2点もの

 

彼の治療効果で分かるのは以下のもの。

 

1.西洋薬では、心臓病のコントロールができない。

治療はさらにできません。

 

西洋薬が有効だったら、なぜ彼は心臓発作を起こしたでしょうか?

 

2.中医学の理論では、火が金に勝つ。

つまり、心臓に問題が出たら、一番目に影響を受けるのは肺です。

 

患者さんの咳が止まらないのは、すでに心臓から肺に移った証拠

 

中医学の理論で、肺は水の源。源の火が弱くなり、肺の中に水が溜まっている。だから、患者さんは咳が止まらないのです。

 

西洋医学は以上の理論をしらないので、咳を治せません。

なのに、今は肺がんを治そうとしています。

 

ニハイシャ先生の肺がん治療例は、以下の記事をご覧ください。

 

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正しい医学であれば、咳を治すのは難しいことがない

 

患者さんは一杯目の漢方薬を飲んで、体調が良くなり、翌日からほとんど咳がなくなりました。

 

医学理論さえ正しければ、咳を治すのは難しくないです。

 

俗語には、「先生は咳を治すのを怖がる」と云うけど、西洋医学と温病派は間違っているから、このような言葉があるわけ。

 

患者さんは漢方薬を飲んでから回復する速度は、皆さんは想像もできないです。

 

私は今まで心臓病治療で、一例も失敗したことがありません。

なぜなら、傷寒雑病論の処方箋をよく使っているからです。

 

患者さんが毎晩朝までぐっすり寝れるようになったら、漢方薬を止める時です。不眠症は、心臓が弱いから現れる初期症状。

まとめ

 

最近、台湾では何人の若者が運動中に急死したけど、彼らが西洋医学を信じていたからです。

 

有能な中医学先生に診てもらうと、急死するわけがない。

 

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中医学のデタラメを言う人。

中医学を信じない人は気をつけなさい。

 

私は治療しないから。

あなた達は、心臓発作で即死する日を待ちなさい。