私のオジサンとおばさん(1)(2018-02-21修正)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/li-hari/20180412/20180412165437.jpg

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼灸治療例です。

 

患者さんは私のオジサンとおばさん(以前書いたおばさんではない。もう一人の3番目のおばさんです。ややこしくてすみません)。

 

オジサンは前回の記事: 「元気になった」 で書きました。

 

今日は二人分をまとめて書こうと思います。

 

施術日、2017/06/22。

1.おばさん。

 

腰痛が一番の主訴。

1~2時間歩くと、腰が痛くて休むしかない。

座って立ったとき、腰が伸びなくておばあちゃんみたいに起き上がれない。

 

あと、私が知っているのは、ひどい便秘。ひどい冷え症、少し冷気に当たっただけでも寒いと言う。

 

便秘はあまりにもひどくて、2~3日に1回、浣腸薬を使っているそうです。

 

そして、ダイエット薬を使っている。

その西洋薬は死人が出て、中国では発売禁止になっているのに、どこかで入手してまだ飲んでいるそうです。

 

おばさんが言うのは、この薬しか効かないんだよ。

ほかのダイエット薬は、飲むと体調不良で続けられない。

この薬は大丈夫。飲むと尿がけっこう出て、体重もガンガン落ちる。でも、飲まないとまたリバウンドするね。

 

私はおばさんに説明しました。

その薬は、おそらく利尿剤。

身体の水分を出すから、体重が落ちたように見える。

でも、身体に必要な水分まで出すから、後々になって大問題が起きます。

 

おばさんのひどい腰痛は、腎臓がダメになったのを示す。

しかし、利尿剤の副作用は、ちょうど腎臓を傷つけること。

 

何故かと言うと、利尿剤があれば、腎臓は働かなくても尿が出る。だから、腎臓はどんどん退化するのです。

 

内臓は働かせないとダメになる。

廃用性萎縮です。

 

だから、身体の代わりの化学薬品は反対しています。

薬で血圧を下げるとか、血糖値を下げるとか。

 

本来は身体の機能を強くして、自ら血圧を下げたり血糖値を下げたりしないといけない。

 

薬で身体の代わりに下げるのは、内臓がどんどん退化するのでいろんな病気になるわけです。

腎臓が弱くて腰痛になったのに、更にダイエット薬で腎臓を傷つける。これは悪循環です。

 

今は週一の鍼をしながら、説得を続けています。

 

腰痛のために、週一のペースで3回刺しましたが、まだ著しい変化はないです。少し緩和したかな?の程度。

 

西洋薬を止めない限り、治りは遅いでしょう。

 

前回、お腹の鍼をする時、関元の刺激が膀胱.尿道まで行って、おばさんは一つ思い出したそうです。

 

以前、尿をすごく我慢してたら、あとでトイレに行っても尿が出なくなった。今でも尿が少ししか出ない。

 

私はおばさんに言いました。

「膀胱炎みたいですね。

関元.中極などはちょうど良いツボです。

膀胱の調子も戻るし、お腹の脂肪を減らす事ができる。」

 

2回くらいお腹のツボを刺したら、その後は尿が出にくいなどの症状は消えました。

 

おばさんが前から気になったリウマチの痛みは、以前3回の鍼で治り、何ヶ月経っている今でも手指関節痛はありません。

 

おばさんは最初、天気のせいだと言ったけど、今は鍼の効果だと認めています。