こんにちは。李哲です。
今日は私の鍼灸治療例です。
患者さんは私のオジサンとおばさん(以前書いたおばさんではない。もう一人の3番目のおばさんです。ややこしくてすみません)。
オジサンは前回の記事: 「元気になった」 で書きました。
今日は二人分をまとめて書こうと思います。
施術日、2017/06/22。
1.おばさん。
腰痛が一番の主訴。
1~2時間歩くと、腰が痛くて休むしかない。
座って立ったとき、腰が伸びなくておばあちゃんみたいに起き上がれない。
あと、私が知っているのは、ひどい便秘。ひどい冷え症、少し冷気に当たっただけでも寒いと言う。
便秘はあまりにもひどくて、2~3日に1回、浣腸薬を使っているそうです。
そして、ダイエット薬を使っている。
その西洋薬は死人が出て、中国では発売禁止になっているのに、どこかで入手してまだ飲んでいるそうです。
おばさんが言うのは、この薬しか効かないんだよ。
ほかのダイエット薬は、飲むと体調不良で続けられない。
この薬は大丈夫。飲むと尿がけっこう出て、体重もガンガン落ちる。でも、飲まないとまたリバウンドするね。
私はおばさんに説明しました。
その薬は、おそらく利尿剤。
身体の水分を出すから、体重が落ちたように見える。
でも、身体に必要な水分まで出すから、後々になって大問題が起きます。
おばさんのひどい腰痛は、腎臓がダメになったのを示す。
しかし、利尿剤の副作用は、ちょうど腎臓を傷つけること。
何故かと言うと、利尿剤があれば、腎臓は働かなくても尿が出る。だから、腎臓はどんどん退化するのです。
内臓は働かせないとダメになる。
廃用性萎縮です。
だから、身体の代わりの化学薬品は反対しています。
薬で血圧を下げるとか、血糖値を下げるとか。
本来は身体の機能を強くして、自ら血圧を下げたり血糖値を下げたりしないといけない。
薬で身体の代わりに下げるのは、内臓がどんどん退化するのでいろんな病気になるわけです。
腎臓が弱くて腰痛になったのに、更にダイエット薬で腎臓を傷つける。これは悪循環です。
今は週一の鍼をしながら、説得を続けています。
腰痛のために、週一のペースで3回刺しましたが、まだ著しい変化はないです。少し緩和したかな?の程度。
西洋薬を止めない限り、治りは遅いでしょう。
前回、お腹の鍼をする時、関元の刺激が膀胱.尿道まで行って、おばさんは一つ思い出したそうです。
以前、尿をすごく我慢してたら、あとでトイレに行っても尿が出なくなった。今でも尿が少ししか出ない。
私はおばさんに言いました。
「膀胱炎みたいですね。
関元.中極などはちょうど良いツボです。
膀胱の調子も戻るし、お腹の脂肪を減らす事ができる。」
2回くらいお腹のツボを刺したら、その後は尿が出にくいなどの症状は消えました。
おばさんが前から気になったリウマチの痛みは、以前3回の鍼で治り、何ヶ月経っている今でも手指関節痛はありません。
おばさんは最初、天気のせいだと言ったけど、今は鍼の効果だと認めています。