【※本記事は2019-06-12更新しました】
こんにちは。李哲です。
孫培栄先生の鍼灸症例の翻訳しました。
ひどい水癌(壊疽性口内炎)で、歯が真っ黒に腐って、顔面が崩れ落ちたのを鍼で治した例です。
水癌(壊疽性口内炎)で顔面が崩れ落ちた奥さん、2回の刺絡療法で治った
楊さん、広東省出身。
住まいは台北市信義路3段31巷。
彼の奥さんが、壊疽性口内炎(えそせいこうないえん)になりました。
最初は歯が痛くて、その後は歯根が黒くなり、右の前歯から後ろは真っ黒になりました。徐々に口が裂けて、骨と歯が崩れ落ちました。
治療に来たのは、1965年12月25日、深夜の12時。
すぐその場で三稜鍼で刺絡し毒素を出したら、歯の痛みはだいぶ良くなりました。
歯肉も黒いのが徐々に赤くなり、次の日にもう一回施術したら完治。
李哲の感想:膿、壊疽などに効果バツグンの刺絡療法
顔面が崩れ落ちるくらいひどい症状、刺絡療法で簡単に治るなんて、しんじられないですね!
鍼灸では赤く腫れたのを、よく三稜鍼で血を出します。
溜まっていた瘀血が出て、免疫力たっぷりの新しい血が来ると、もちろん良くなる。
歯肉が腫れて痛くて歯科医院に行っても、同じように鍼で血を抜くと思います。
簡単そうな治療ですが、場合によっては効果絶大。
たとえば、扁桃腺炎でご飯が食べられない人でも、刺絡療法1回で痛みと腫れが引き、ご飯が食べられるようになりました。