ゲップが止まらないのは治った:親族たちの鍼治療(4/13)

【※本記事は2019-04-24更新しました】

 

こんにちは。李哲です。 

2017年9月16,17,18日。

連続3日で鍼と整体をしました。

以下から一人ひとりの症状を説明します。

 

 

お父さん:足がつるのは治った 

お尻の痛みはまだ残っている。

足がつるのは、もうないみたいです。

 

今日刺したツボは、お尻の圧痛点。

腎兪、京門、脾兪、肝兪、大チュウ(骨会)。

 

仰向けでは、関元、気穴、中極、大赫、陰陵泉、地機、三陰交穴、復溜、腎関(董氏奇穴)、陽陵泉、太衝、内関。

 

お父さんは、「血糖値が高すぎるのが原因で、尿に泡がとても多い」と言ってました。

 

私はお父さんに説明しました。

「尿に泡が多いのは、腎機能低下の症状。血糖値が高すぎてなるものではない。腎機能を良くすれば、尿に泡が減ります」

 

お父さんはインスリン注射をしてないみたいです。

 

インスリン注射に関して、私はまたお父さんに説明しました。

「インスリン注射を止めてから、お腹が空き過ぎて手が震える.全身の力が抜けて何もできない.落ち着かないのがなくなったでしょう?」

 

お父さんが言うのは、「確かにそうだな…」

 

私はお父さんに言いました。

「インスリン注射を止めさせるのは、急に血糖値が下がるのを防ぐ為です。急に血糖値が下がると、手が震えるだけではなくて、最悪の場合は意識不明になり死にます。

 

インスリン注射を続けると、私が一番心配なのは、骨が全部ダメになりお父さんの記憶力がなくなること。その時は認知症で自分の家も分からなくなります。


血糖値が高いのは、気にしないで下さい。身体は徐々に高い血糖値に慣れます

低血糖症状に関して、お父さんは家に遊びに来た友人の話をしてくれました。

「○○さんが遊びに来て、ソファーに座ってたらいつの間にか意識不明になり、口から白い泡を垂らしていた。

隣人のおばさん(糖尿病治療を受けている人)が見て、これは低血糖発作だと言い、すぐ黒糖汁を作ってむりやり飲ませたら、○○さんは徐々に意識が戻った。ビックリしたよ。」

 

血糖値をコントロールしないと緑内障発作、下肢切断、ほかの合併症で死ぬ。

 

こんなバカヤローなデタラメ理論、たくさんの患者さんを騙しているけど、私がいる限りお父さんにはインスリン注射をさせない。

 

治療する時、お父さんはあまりにもお尻の痛みが変化遅くて嘆いてました。

 

「こんなに痛い鍼を5,6回受けているけど、まだ変わらないよ。鍼がもったいないよ。本当に良くなるのかな?」

 

隣のお母さんは怒ってました。

「文句が多すぎる!何年も痛かったから、そんなに早く治るわけがない。良いよ、息子、明日からは鍼しないで。痛くて死にそうだったら自分で鍼を求めるから。」

 

そしたら、お父さんは静かに鍼を受けてました。

 

お父さんが辛いのは分かる。

焦って落ち込むのも分かります。

 

しかし、こんなに自信がなかったら、小さな変化があっても、分からないのです。

 

まだ治ってない。

まだ治ってないと思うのです。

 

治療の時、マイナスの気持ちは本当に治療の邪魔をする。

いつからお父さんは、こんなに落ち込む人になっただろう…

 

もっと早く鍼ができて、治療してあげれば良かったと心が痛かった。

 

お母さん:腰痛は少し進歩

あまり進歩した報告はない。

ただし、この前親戚たちで暇だから麻雀をしたら、1日中座ってたけどあまり腰痛はなかった。

 

以前は1日中座っているのは無理だった。

ちょっとだけの進歩です。

 

腰があまりにも硬いので、2日鍼をする以外に整体(肘で腰の硬結をほぐす)もしました。痛いと騒いだけど、終わった後は腰がだいぶ軽い感じがする。座っているのも楽だと言ってました。

 

本当は鍼だけで治療したかったけど、筋肉が石灰化して私が普段使っている鍼では細すぎて力が足りません。

 

今特注サイズの鍼を頼んでいるので、それが届いたら腰痛を治すつもりです。

 

昔の鍼灸医たちの著作を読んで気づいたのは、30年前の爺ちゃん先生たちが使った鍼は、だいぶ太い。私が今使っている鍼の2倍以上は太い。だから、鍼を回した時の効果が絶大なのです。

 

もちろん、あまり太いと響きが強すぎて我慢できない人がいる。その時は、もっと細い鍼で治療すれば良いです。

 

お母さんの腰痛は、何十年も経っていて、高血圧の薬などの西洋薬で更に腎臓がダメになり腰の骨まで変形している。

 

あの特注サイズの鍼じゃないと、治すのが無理だと思います。

来週には届きそうで、届くまでは細い針と整体で、なんとか持ちこたえるつもりです。

 

18日の鍼の時、膝五鍼の内膝眼と外膝眼には、3寸の鍼を使い一番奥まで届くようにしました。

 

雀啄術をしたら、むちゃくちゃ響いてお母さんは両手で太腿を握って我慢してました。

 

雀啄術が終わると、お母さんは隣のお父さんに話したのが、「いや…こんなに痛かったら、本当に治したい気持ちがなかったら、我慢は無理だね」と大笑いしてました。

 

お母さんが言うのは、口の中が酸っぱい水が出る。

これは胃酸逆流だとお母さんに教えました。

 

治療にはもちろん、上脘、中脘、下脘などで胃酸逆流を治す。

 

おばあちゃん:ゲップが止まらないのは治り、喉が焼かれて痛いのも治った

 

膝痛は著しく変わってない。

一番変わったのは、右歯の痛みで顔半分が痛いのがだいぶ良い。あとは、ゲップが出なくなった。

 

みんなとご飯を食べる時、2番めのおばさんに話したら、2番めのおばさんが言うのは「確かにゲップを全然しなくなったね。最初、私の家に泊まった時は、しょっちゅうゲップが出たよ。」

 

そして、おばあちゃんが言うのは、「前は水を飲んだだけでゲップをした。今はほとんど出ないんだ。」

 

最初に日本に来た時、おばあちゃんはゲップのところか、胃酸逆流で喉が焼かれてカラカラ声が出たけど、今は喉が焼かれる感じもないし、ゲップが止まらない事もない。

 

膝痛はまだまだ時間がかかりそうです。

 

2番めのおばさん:甘い缶ジュースを飲んでいた

 

17日と18日連続で鍼を受けた。

いつものツボ。

久々にまた鍼の周りに水泡ができました。

 

私は2番めのおばさんに、「きっと食べ物など間違っているから、水毒が溜まっている」と教えました。

 

おばさんは、「水しか飲んでないよ!」と言ったけど、ご飯を食べる時みたら甘い缶ジュースを飲んでました。

 

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缶ジュースはたまたまなのか、偶然であることを祈ります。

 

おばさんは手がこわばる症状もあるけど、針が怖くて自宅でお灸をすると言って、鍼はしてない。おばさんが言うのは、お灸を指が痛い所でやると、すごく効果があって手の痛みもない。

 

ただのお灸。

これだけでも効果があるのです。

 

3番目のおばさん:膝痛が再発

17,18日に鍼を受け、以前治った左膝痛と手のこわばりが再発。

17日に鍼して、当日はもっと膝が痛かったらしい。でも、翌日朝になったらだいぶ良い感じ。

 

ここで分かりますが、膝痛は鍼を受けたあと、一時的に悪化したような症状が現れる。

 

なぜ体調不良が再発したのか。

2番めのおばさんとの会話を聞いて分かりました。

 

「お姉さんから貰った薬、皮膚に貼ったらいい感じだね。食欲も湧いてきた」

 

2番めのおばさんは、「そうだよ。あの女性ホルモン剤は飲む必要もないし、皮膚に貼るだけで良いから便利」

 

女性ホルモン剤がすべての原因だと言えないけど、少なくとも膝痛の大きな原因です。

 

罠から救って来たら、また違う罠にかかる。

これが運命なのか。

心は重いが、少なくとも膝痛と手のこわばりを楽にさせて、良かったと思いました。

 

~続き~

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