【※本記事は2019-04-21更新しました】
こんにちは。李哲です。
ニハイシャ先生の弟子:張孟超医師の治療記事。
一晩で腎臓結石を出して、腎臓結石からくる腰痛を治した例です。
中国語本文のリンク先は、毒奶粉結石案例
腰痛で夜も寝られない婦人
2008年8月7日、初診日。
婦人、朱さん、56歳。
台湾から愛する息子に会って、アメリカに戻ったばかりです。
私が診療所に入るのを見たら、彼女は呻いてました。
「もうダメだ、もうダメだ!我慢できなくて治療に来たよ、私を助けて!」
私「落ち着いて。どうしたんですか?どこが辛いですか?」
彼女「腰が1週間も重くて痛いです。休めば治ると思ったら、さらにひどくなりました。夜は仰向けで痛くて寝れないです。」
私「どこが痛いのか指で示して下さい。」
彼女は腰に手を置いて、「ここです」と話しました。
私「ケガはしてますか?」
彼女「ないです」
私「腰を回した時に、痛みが増えたりしますか?」
彼女「それもないです」
(私:骨の問題はないと判断できます)
私「尿の出は順調ですか?」
彼女「ちょっと変な感じで、軽く痛いです。尿の色は透明。」
私「それでは、仰向けになって下さい。少し検査してみます。」
腎臓結石に関する中医学の検査
脈診:右尺部にボールペン先みたいな、粒状の物が手に当たる。ほかは弦緊脈。
耳診:右の腎臓の反射区(+)、尿管(+)、胆石の反射区(ー)。
ツボの診断:右の腎臓結石の所、太谿から復溜の間には4,5個の結節がある。(おそらく砂みたいな結石が多いからだと思います)。膝下の胆嚢結石のツボ(ー)。
腹診:
右脇腹の帯脈穴あたりに圧痛点あり。
へそ右の盲兪穴あたりに圧痛点あり。
胆嚢点(ー)。
(これで確信できるのは、腎臓結石と尿管結石です。一般的に2,3個の検査をして、同じ原因を示す場合は、ほぼ確実な診断ができます。)
腎臓結石を治す処方箋
私が出した処方箋は、猪苓湯+茯苓戎塩湯。
ニハイシャ師匠は言いました。
「猪苓湯は腎臓結石を治す専門処方箋。
茯苓戎塩湯の中の戎塩は青塩(チベットで取れるやつ)は、大きい石を小さく溶かす作用があり、滑石と一緒に他の石を外に出す事ができます」
私が出した処方箋は、猪苓湯(ちょれいとう)4g+加工したトリカブト(附子)1g(小便が透明色なので)+青塩1さじ。
1日3回、食前、温水で服用。
漢方薬を飲んだ翌日には治った
2008年8月9日。
婦人からの報告では、当日の夜は寝れた。
翌朝、尿から砂みたいな石が出て、その後から腰痛は完全に治り。
婦人は漢方薬が効きすぎて、ビックリしてました。
手術も超音波振動で石を砕ける必要もない。
腎臓結石の原因は、中国の毒ミルク
私は彼女に生活習慣を聞きました。
例えばビタミンCを飲んでないか、飲用水が大丈夫かなど。
でも、原因になるものは見つかってなかったです。
最近、中国の毒ミルク報道があってから、彼女はやっと気づいたのです。
彼女は最近ずっと、あるメーカの牛乳入りコーヒーを飲んでいました。
「オウマイカ!私も被害者になったか!」と、彼女は嘆いてました。
まとめ
ニハイシャから教わった経方の効果は、時代が変わっても場所が変わっても、効果は変わりません。
逆に不変で万変に対応します。
どんな病名であろう、原因は何であろう(人工的な化学薬品の毒素でも)、その症状があればその処方箋が使える。
毒ミルクの被害者たちも知てほしいです。
経方はこのような症状を治せるだけではなく、事前に予防できる。
漢方の粉薬だけでも、猪苓湯1つだけで十分です。
学生 孟超 2008年9月22日
倪海厦(ニハイシャ)先生の評価
孟超のやり方は非常にプロです。
一般的な中医師は、腎臓結石の診断もできない、治療はなおさら無理。
患者さんがこんな緊急状況に落ちたら、漢方薬しか治せません。
たくさんの西洋医学の先生が言うのは、「漢方薬は検証されてないから科学的根拠がない」。
この話は最低です。
図々しくて仕方ない。
いつから始まったでしょう、漢方薬は検証が必要だと?
私たちが使う処方箋は、すでに1800年経っています。
これは誰でも知っている歴史。
今はなんと歴史知識もないバカ医者が、常識もない頭で中医学の悪口を言う?
漢方薬を支持する皆さん、検挙して下さい。
どの西洋医学の先生が、裏で中医学の悪口を言うのか。
一旦ヤブ医者の名前を知ったら、私が片付けます。
彼らの悪名が1万年続くように。
上に書いた婦人はまだ知らないみたいです。
牛乳とコーヒーは、あなたの敵に飲ませるもの。
自分は飲まないで。
天然な牛乳でも、飲んではいけません。
がん細胞の飯になり、腫瘍の成長が早くなるから。