【※本記事は2019-06-10更新しました】
こんにちは。李哲です。
胃腸のすべての病気に効く「お灸のツボ」:中脘(ちゅうかん)の位置、効果、お灸のやり方などを紹介します。
中脘(ちゅうかん)の位置
中脘の位置は、みぞおち(胸骨と肋骨がくっつく一番下のところ)とへそを結んだ線の真ん中に取りまいす。
一般的に、中脘(ちゅうかん)あたりは皮膚の横線がついてるので、探しやすいと思います。
以下は私が書いた簡易図。
中脘(ちゅうかん)の上下には上脘、下脘など胃に関するツボがあるので、多少位置がずれても効き目はあります。ツボの位置に関しては、そこまで神経質に測らなくていい。
中脘(ちゅうかん)の効果
一言でいうと、すべての胃腸の病気。
以下は適応症です。
- 胃がん
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃が冷たい
- 胃の膨満感
- 便秘
- 下痢
- 普段から食が細い
- 食べられない
- 胃がムカムカして気持ち悪い
- 慢性的もしくは急性の胃痛、腹痛。。。
西洋医学の病名と関係なしで、胃腸のつらい症状であれば、すべて適しています。
お灸のやり方
お灸の個数.注意事項は、以下の記事を参考にして下さい。
個人の感想ですが、食べ過ぎた時お灸すると、2~3個目で胃が動き出して、すぐ膨満感がなくなります。
胃が悪い人はぜひやってみて下さい。
まとめ
胃腸は中医学でいうと、「後天の本」でとても大事なものです。
すべての内臓は、胃腸が食べ物から吸収した栄養を全身に提供するので、胃腸がダメになると全身がダメになりやすいです。
不調があったら、すぐお灸して治して下さい。
長引かせたりすると、あとで大変な病気になるから。
これが中医学の未病を治す考え方です。
追記:中脘はある頭痛を一発で治せる
2019-04-12追記:
中脘(ちゅうかん)は特別な頭痛治療で、一撃必殺のツボです。
以下は以前の鍼治療例、読んだことがない方はどうぞご覧ください。