【※本記事は2021-06-28更新しました】
こんにちは。李哲です。
女性ホルモン剤の副作用で起きた子宮内膜症の気胸。胸と脇下が痛い、咳がひどい、空気が漏れる音がする…などの諸症状を４ヶ月半でだいぶ治した例を記録しました。参考になると幸いです。
- 子宮内膜症が原因で気胸になった女性
- 女性ホルモン剤の副作用で、気胸になっている
- 足つぼ整体を受けてからの変化
- 通院が遠くなり、仕方なく治療を中止
- 女性ホルモンで生理が治るところか、数え切れない副作用がある
子宮内膜症が原因で気胸になった女性
先に患者さんの症状を紹介します。
- 右胸の痛みと咳
- 少し動いただけで疲れる、特に朝はしんどい
- 生理不順。ひどい時は、１年生理が来ない
- 足がとても冷えやすいのに、顔は熱くなりやすい
以下は彼女から聞いた詳しい話。
彼女は生理不順を治す為に女性ホルモン剤を飲んだら、次の日から胸が痛くなり咳が出始め、咳がひどい時は、痰がたくさん出て血の匂いがしました。
病院で検査をしたら、原因不明の血が肺に溜まっている。「おそらく、子宮内膜症の破片が肺に入ったのではないか？」と先生に言われたそうです。
「女性ホルモン剤の副作用ではないですか？」と彼女が疑って質問したら、先生は「因果関係はあり得ない！」と言ったそうです。
９月と１０月は一番咳が酷くて、今は落ち着いてる。仕事も１ヶ月位休んで、実家で療養したら胸痛はなくなりました。今は仰向けになると、右脇下に液体が動いてるのが分かるそうです。彼女の自覚症状は、ほかの月経随伴性気胸患者さんと似てます。
女性ホルモン剤の副作用で、気胸になっている
彼女の病気の原因は、女性ホルモン剤で心臓が急に弱くなり、母乳（生理の血）が逆流して肺に入ったから、咳が止まらない・胸が痛くなるのです。
もしそのまま肺の中に長期間残ったら、肺がんの元になります。以下の肺がんの漢方薬治療例では、肺がんの原因に関して少し述べています。
母乳（生理の血）が心臓に入ったら、女性によくある全身性エリテマトーデス（SLE）です。
SLEは西洋医学で、原因不明の病気だと言われます。
そりゃあそうでしょう。
西洋薬が作り出した病気だから。
抗生物質．鎮痛剤．女性ホルモン剤などの乱用がなかったら、生理の血が逆流して心臓に入ることもない。
彼女を治すのには、心臓の強化が先です。
心臓を強化すれば、生理の血が逆流しなくなるから。
心臓が良くなったかどうかは、機械で検査する必要がありません。手足が暖かくなれば、心臓が良くなっている証拠です。
足つぼ整体を受けてからの変化
以下は彼女の施術後の感想です。自覚症状の改善から、皆さんは治療が無効か有効かが分かります。
ひどい生理痛はその場で治り、つらい右脇下も楽になってきた
１回目の施術後、だるくてふらふら。
でも、何となく右脇下が楽になった感じ。
ふらふらしながら帰りました。
３週間後に来た時の報告：
生理の出血はいつもだと１０日くらい。
前回の施術の日は、ちょうど生理の３日目。
当日、生理痛が酷かったけど、帰るときは生理痛が消えて出血も７日で止まりました。前回施術後の筋肉痛は、３日くらい続いたそうです。
なぜか施術の２日後に微熱まで出た。微熱之時は、やはり右脇下に液体がたまる感じがする。足先はだいぶ暖かくなってきました。
足つぼ整体後には、よく微熱・筋肉痛などの好転反応が出ます。詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
以前は咳が２ヶ月も続いたけど、治療後は咳が出なくなった
1ヶ月半後の報告：
１回目の施術から今日まで、３回「気胸前兆」がありました。
右脇下にブクブクと水の音がして、次は微熱が出た。昔はもう少し高い熱が出ていました。
昔は咳も酷くて、２ヶ月くらいずっと咳が続いたけど、今回は咳がない。「咳がないだけでも助かった！」と彼女は話しました。
前回の筋肉痛は１週間くらい続いた。でも、アザにはなってない。手足はもっと暖かくてなってきました。
足つぼのあとに、冷えが改善するのはよく聞きます。
以下はもう一人の女性の証言。
右脇下の痛みはだいぶマシになり、空気が漏れるゴーゴーの音は消えた
３ヶ月後の報告
昨日から２ヶ月ぶりに生理がきたけど、生理痛で眠れなかった。昔は西洋薬で生理をこさせた。西洋薬を飲む前は出血量もひどくて、生理痛も酷かった。今度の生理は、悪い血がいっぱい出るような気がする。
右脇下の痛みはだいぶマシだけど、まだ水が残っている感じがする。前は右脇下が痛い時、１日中呼吸するときゴーゴーと音がしました。肺に穴が開けて、空気が漏れてるような怖い感じ。
前々回と前回の生理は、ただ胸が痛いだけで、ゴーゴーの音はしない。
３ヶ月半後の報告。
前回の生理は７日で終って、たくさんの血の塊が出ました。
昔は胸痛が首肩まで上がってきたけど、今は少しだけ痛い。
鍼治療後にも黒い血の塊が出るケースがあります。
以下は一つの治療例、参考になると幸いです。
右胸と右脇下の痛みはほぼ治った
４ヶ月半後の報告。
右胸痛と右脇下のゴーゴーする音はほとんどないから、すっかり忘れていました。
２ヶ月ぶりに生理が来た以来、まだ生理が来てない。でも、すぐ生理が来そうな感じがする。
女性の病気を治す時、生理を治すのが最優先事項だと言っても過言ではないです。どんなにひどい生理不順でも、時間さえくれれば最終的に治せます。以下はもう一人の症例、参考になると幸いです。
ギックリ腰は、施術後だいぶマシになった
４ヶ月３週間後の報告。
先週ぎっくり腰になり、今はだいぶマシ。
一昨年は３回もぎっくり腰をしました。
去年はゼロだったけど、久しぶりになった。
施術後、腰の痛みは軽くなったけど、まだまだ残っている感じ。
右胸の水の音が消えたけど、今度なぜかその下の腸のあたりに泡の音がする。
彼女に説明しました。
「これは、肺中の水が大腸に降りたからです。肺より腸に降りたほうが排出しやすいから、進歩しています。心配しなくていいです。」
２ヶ月半ぶりに生理が来て、大量の血の塊が出た
５ヶ月３週間後の報告。
生理が７４日ぶりにきて、ひどい生理痛と伴に大量の血の塊が出ました。ぎっくり腰は前より良くなっています。
頑固なギックリ腰は、数回の施術で楽になります。以下はもう一人の施術例、参考になると幸いです。
通院が遠くなり、仕方なく治療を中止
残念なことに、彼女は転勤で遠くなり、通いづらくなりました。ちょうど彼女が会社近くに、良さそうな鍼灸院を見つかったと言うので、そのまま鍼灸院に行くように薦めました。
半年通って、右胸痛と右脇下にある水の音は治ったけど、生理はまだ２８日周期ではない。瘀血がまだ残っているから、血の塊がたくさん出るし生理痛もあるわけです。
残っている自覚症状は、鍼灸院の先生が治してくれるでしょう。 彼女がすでに良くなっている事を祈ります。
女性ホルモンで生理が治るところか、数え切れない副作用がある
女性ホルモン剤は、病院の先生たちがよく処方するもの。特に生理誘発剤として、不妊治療．生理が来ないときに処方されます。しかし、運が悪いと彼女みたいなひどい目に遭う。
ニハイシャ先生の症例には、女性ホルモン剤で脳下垂体腫瘍になった患者さんまでいました。中医学に出会えなかったら、患者さんはどうすれば良いでしょうか？
彼女の例から分かりますが、西洋医学の女性ホルモン剤では生理が治りません。一時的に正常になったふりを見せるだけです。 女性ホルモン剤を使う時は、ちゃんと生理が来る。しかし、一旦止めると生理が来ない。ひどい生理痛も復活する。
これは治ったとは言いません。治ったとは、薬を飲まなくても生理痛がない。そして普通に生理が来ることです。
女性ホルモン剤の副作用は数え切れません。
乳がん．血栓症以外に、たくさんの不具合を起こします。
私が尊敬しているニハイシャ先生が言うのは、「女性ホルモン剤は骨粗しょう症の元凶！」
足ツボ．整体を始め、漢方薬．鍼灸…いろんな自然療法で体を変えて、自力で治せるようにできます。
他にも治療法があるのに、ハイリスクの女性ホルモン剤を使う。果たしてそれは良い選択肢であるか？女性の皆さん、よく考えてください。
（おわり）
