【※本記事は2019-09-12更新しました】
こんにちは。李哲です。
月経随伴性気胸(胸腔内子宮内膜症性気胸)、病院の治療だと手術もしくは女性ホルモン剤。手術しても気胸の根絶はできません。また、手術は後遺障害も残ります。女性ホルモン剤の害は言うまでもない。
中医学の理論に基づいた足つぼ整体は2~3ヶ月で、副作用がなくて月経随伴性気胸の諸症状を治せます。
以下は一つの治療例、参考になると幸いです。
もう一人の女性の例もあるので、合わせて読んでみてください。
- 「月経随伴性気胸」だと診断された患者さん
- 月経随伴性気胸は手術しても再発する
- 自覚症状に対する中医学の解釈
- 月経随伴性気胸を治療ポイントは、心臓を強化すること
- 心臓が強化されたときの症状
- 月経随伴性気胸が3ヶ月で治っただけではなくて、走るときの息切れも治った
- 治療中に現れたギックリ背中は、整体3回で完治
- 病気の原因がわからない医学は、絶対に治療もできない!
「月経随伴性気胸」だと診断された患者さん
女性、30代。
2012年5月から気胸を3回繰り返し。
こちらに来たのは、2012年の12月。
なぜ月経随伴性気胸になったのか?
彼女から詳しく聞きました。
彼女が言うのは、「生理と生理の間(排卵期くらいかな?)に胸と背中が痛くなり、呼吸など苦しくなりました。肺の膜がボロボロ剥がれる音が聞こえて、検査した結果が「月経随伴性気胸」 (げっけいずいはんせいききょう)だと診断さました。」
刃物に刺されてないのに、自然に気胸になった。
肺と肋骨の間で、何か剥がれる音が聞こえるのは、相当の恐怖になるでしょう。
西洋医学で「月経随伴性気胸 は、子宮内膜症の一種類だとも言われるそうです。
簡単にいうと、子宮内膜が剥がれたのが何かの経由で肺に入って、肺に穴を開けるから気胸になった。
月経随伴性気胸は手術しても再発する
なぜ剥がれた子宮内膜が、肺の所で見つかったか?
病院の先生は何も話してない。
病気の原因は分からないけど、手術をすすめられたそうです。
でも、彼女は先生の話を聞いて躊躇しました。
なぜなら、手術をしても3割は再発するからです。
彼女が考えたのは、
「運が悪かったら、また手術で肺に穴を開けることになる。」
しかも、もっとおかしな解説があります。
7割が再発しないのは、完全に治った意味ではありません。
気胸が再発しない意味は、「手術すると気胸にはならないけど、子宮内膜が剥がれて肺に入るのはまだある。だから、生理の時に胸と背中が痛くなるのは変わらない。」
無理やり手術で肺が気胸にならないようにする。
しかし、子宮内膜が剥がれて逆流するのは変わらない。
皆さんは、この手術が意味があると思いますか?
病院の先生がいうのは、無治療を選ぶ人は100人に1人だそうです。
彼女は「家に帰ってちょっと考えます!」と言って手術を断り、いろいろ調べた結果こちらに来ました。
最先端技術の手術に対して、皆さんは容易に安心安全のイメージがつくでしょう。騙されてください。
以下の翻訳文では、手術後に内臓が陰部から垂れ下がって、10cmも出てきた例も書いてあります。手術はハイリスクで、後遺障害がある事を理解しないといけません。
自覚症状に対する中医学の解釈
先に彼女の自覚症状を書きます。
問診表で気になるところ。
- お腹空いて何かを食べたい!の気持ちがない。
-
ガスが溜まりやすくて、コロコロのうさぎ便になりがち。
-
汗がき。夏は寝ている間、汗びっしょりなる。
- 両足は冷えやすい。出産前はとても冷え症だったけど、出産後はだいぶマシになった。
他の睡眠の質.生理の周期.体力などは、わりと良い。
中医学の最大の特徴は、外から中身がどうなっているかを判断する。
ある医学みたいにお腹を開けてみたり、侵入性の検査とかしたりしません。
以下の記事は、中医学と西洋医学の考え方・治療法の違いに関して書きました。参考になると幸いです。
彼女の自覚症状で、中医学は何が読み取れたかを説明します。
①食欲がないのは、脾臓が弱っているのが原因
何が食べたい!の気持ち(意欲)がないのは、脾臓の機能が低下してるから。長年のコーヒーで逆流性食道炎 になったのが一番関係してます。
脾臓が強い時は、“今日焼肉食べよう!”などの気持ちが湧いてきます。
逆流性食道炎 に関してまた書きたい事例がありますが、ここでは簡単に説明します。
コーヒーと白砂糖が入った甘いものを全部止めて!
そうすると逆流性食道炎.胃がん.胃炎.すい臓がんなどの消化系の病気は自然によくなります。
少なくてそれ以上悪化しません!
ちなみに、コーヒーは当院でのNo.1の禁止物。
詳しいのは以下の記事をご覧ください。
②コロコロ便は、小腸の問題
うさぎの糞みたいに、〇〇の便が出る。
これは大腸のトラブルではないので、一般の便秘薬.浣腸では治りません。
中医学で心臓と小腸は、表と裏の関係でつながっています。
心臓に問題がある場合は、小腸にも影響が及ぶわけです。つまり、コロコロ便の最初の原因は心臓が弱くなったこと。
だから、コロコロ便を治すためには、心臓と小腸を両方治さないといけない。
コロコロ便を治す参考記事:
③汗がきは心臓の問題
座っているのに汗がダラダラ、寝てる時に汗かくのも、心臓が弱い時の症状です。
また、中医学の理論では、生理は心臓がコントロールしてます。
心臓が弱いと生理もおかしくなる。
生理周期の乱れ、生理痛.生理前症候群などの症状が現れる。
彼女の場合は生理周期の乱れ、生理痛はないけど、生理の血が逆流して肺の所で行って「月経随伴性気胸」を起こしています。
生理と言うのは、心臓の力で肺の中の母乳を子宮まで押し下ろして、生理の血になります。心臓がポンプの役割を果たしている。
生理の最初は母乳が多くて両胸が張る。
生理が始まると、両胸の張りが減ります。
女性であれば、みんなこの感覚が分かるはずです。
要するに、生理の血が肺に逆流して、月経随伴性気胸を起こさないためには、心臓を強化しないといけません。
心臓が弱くなった時は、生理の血が逆流するだけではなくて、胸にたまりすぎて乳がんのもとにもなります。
月経随伴性気胸を治療ポイントは、心臓を強化すること
心臓を強化すれば、生理の血が逆流する現象もなくなるので、月経随伴性気胸が自然に治ります。同時に便通も良くなり、寝てる時に汗かくのもなくなります。
体はみんなつながっているので、何かあった時は連鎖反応が起きます。悪くなる時は、必ず他の臓器に波紋が広がります。
逆に言うと、治すときも1つだけよく治せば、連鎖反応で他のところもよくなります。いわゆるバタフライ効果。
心臓が強化されたときの症状
心臓が良くなったかどうか、判断する一番簡単な基準があります。
それは、手足が暖かくなったこと。
ほかに判断できるのは、
- 生理痛がない
- 睡眠の質が良い
- 便通が良い
- 生理の周期が規則正しい(28日周期)
- 生理前イライラ.頭痛.腹痛.腰痛などがない
などの自覚症状から判断できます。
生理に関して、女性の皆さんは常識を持たないといけません。以下は中医学の考え方です。うなずけるかどうかは、ご自身で決めてください。
治療のとき、私は彼女に話したことがあります。
「生理を3回(つまり3ヶ月)見て、3回とも気胸になってなければOK、治療が終わりです。」
良くなってるかどうかは、お医者さんの検査.判断で決めるものではない。
患者さん自分で分かるから。
医療現場には、公平が必要だと思います。
本当の医学と言うのは、偉そうに患者さんが分からない言葉を使って差別を付けるものではなく、素人の患者さんでも意味がわかる.お互いに共通する言葉が必要だと思います。
そうじゃなかったら、
不公平な医学.上から下への目線:詐欺師の「学問」になる。
月経随伴性気胸が3ヶ月で治っただけではなくて、走るときの息切れも治った
2013年2月に記録したのは、去年の12月から今日までの3ヶ月間、「月経随伴性気胸」は再発していません。だから完治したと判断して、一時的に卒業させることにしました。
1回だけ背中の痛みが少しあって、心配でレントゲン撮ってもらったら、病院の先生が言うのは「あなたの肺は大丈夫です。ちゃんと拡張しながら呼吸してます。」
月経随伴性気胸が治った以外、もう一つ良くなったがありました。
今日プライブケアまで走ってきたけど、息切れはあまりなかった。昔はとても想像できないこと。つまり、体力も前より増えていることです。
息切れは鍼治療で容易に治せる症状。
以下の記事には、心房細動(脈拍140)でひどい動悸・息切れの女性が改善された内容が書かれています。どうぞ参考にしてください。
治療中に現れたギックリ背中は、整体3回で完治
月経随伴性気胸を治す途中で、彼女から面白い話がありました。
ある日、ギックリ背中になってとても痛かった。
周りの人に自分がギックリ背中になったと言ったら、みんな笑っていたそうです。
「ぎっくり腰は聞いたことあるけど、ギックリ背中は聞いたことない!」
背中がぎっくり腰みたいになるケースはあります。
急に重い物を運ぶとか、急に姿勢を変えるとか。
運動不足の方は、この急の変化で筋など痛めやすいです。
あと一つの特別なケース。
コーヒー愛用家、決まった所の背中痛が生じしやすい。
(肩甲骨の間の、ある部分が痛くなる)
この場合は整体だけでは完治が難しい。
コーヒーを止める必要が、とてもあります。
彼女のギックリ背中は、3回の整体で痛みが消えました。
それ以来、痛みは出ていません。
背中の痛みは、比較的に治しやすい症状。
以下は永遠に治らないと言われた逆流性食道炎の男性、足つぼ整体で諸症状を治した例です。参考になると幸いです。
病気の原因がわからない医学は、絶対に治療もできない!
彼女の施術回数は10回、5回の回数券を2枚使いました。
施術の金額を計算すると、33600円✕2≒7万円。
西洋医学の手術はいくらか知りませんが、手術するよりは安上がりだと思います。そして副作用がありません。
あ、唯一にある「副作用」:施術が痛い。
彼女は1回目の足つぼ受けながら、40分ずっと笑ってました。
痛すぎて笑うしかなかったそうです。
しかし、40分も笑い続ける人は初めて。
10回目の施術になった時は、さすがに笑い声は少なかった。
足つぼで笑ってしまう人もいれば、泣いた患者さんもいます。
以下の記事で詳しく書いているので、どうぞご覧ください。
彼女の例を上げたのは、自慢話の為ではないです。
一つの事例として、どんな治療方法があるか?なぜ自分がこんな病気になったか?を知りたがっている方の為に書きました。
このブログでずっと訴えていますが、病気の原因が分からない医学は、絶対治療も予防もできません!
西洋医学の手術と投薬を受けるか?
中医学の治療を選ぶか?
自分で選択してください。