目がチカチカする閃輝暗点症は11回の鍼で治り、白内障・冷え性が改善され、リウマチ関節痛も治った例

【※本記事は2019-07-09更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

目がチカチカする閃輝暗点症、白内障、肩の痛み、指関節のこわばり・痛み…など、たくさんの症状がある方の鍼治療例です。

 

11回の鍼治療で、ほとんど症状を改善もしくは完治しました。

長い記録で長文になりまが、参考になると幸いです。

 

 

閃輝暗点症が10年も治らず、困っている患者さん

女性、73歳。

主訴は閃輝暗点症(せんきあんてんしょう)。

 

閃輝暗点症は、2006年に18回発作。

その後の発作回数は、

2007年に7回。

2008年に6回。

2009年に9回。

2010年に2回。

2011年に7回。

 

2012年に両目の白内障手術をした。

白内障手術をして先生が言うのは、「手術で視力は良くなるけど、閃輝暗点症は治りません。」

 

2014年と2015年は1回ずつ発作。

2016年は12回発作。

2016年に赤十字病院でMRI検査をしたけど、「脳と神経には問題ない」と言われました。

 

一般的に閃輝暗点症は、偏頭痛の前ぶれだと言われていますが、彼女は偏頭痛がなかったです。

 

閃輝暗点は発作してから10年以上経つけど、未だに解決してない。

 

彼女が閃輝暗点症で困るのは、例えば車運転中に発作したら危ない。チカチカしてなにも見えなくなるから。

 

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ほかにある症状は、右首肩の痛み。白内障から来る視力低下。もやもや病…などなど

  

2015年10月に首肩を痛めて、同時は腕の内側にしびれがあったけど、徐々にしびれがなくなり今は痛みだけ残っている。毎日朝ご飯食べる時は、いつも肩が痛くて揉むそうです。

 

白内障は5年前に両目を手術して、よく見えるようになったけど、最近はまた見えづらくなってきた。

 

問診で分かるのは、

  • 手足はすごい冷え症(しもやけになる)
  • 便通は良くない(コロコロのうさぎ便が出る)
  • 毎日晩酌
  • 毎週ジムでいろんな運動をしている
  • 睡眠はまだ良い。たまに夜中に目が覚めるけど、またすぐ寝れる

 

彼女が私に言ったのは、「老後の生活のクオリティを高めたい。できれば目がチカチカする閃輝暗点症も、ほかの症状も治したい。」

 

閃輝暗点症は、彼女が初めて診る人です。

しかし、対策がないわけではない。

 

中医学は西洋医学の病名に従わない。

患者さんの自覚症状によって、ツボの組み合わせを考えるので。

あなたが癌であろうと風邪であろうと、同じ自覚症状だったら施術のツボも同じです。

 

私は彼女に話しました。

「4~5回やってみて下さい。変わる感じがしたら続けて針をする。何も変わらない感じがしたら鍼を止めていいです。」

 

目がチカチカする閃輝暗点症と白内障の原因 

彼女の閃輝暗点症と、ほかの自覚症状を説明したいと思います。

 

白内障、閃輝暗点症は肝、腎の機能低下が原因です。

中医学の言葉で言うと、肝腎の陰(血液貯蔵量)が少なくなり、陽(働きのパワー)が陰の中に収まりきれなくて浮いてしまうので、めまいがしたりチカチカしたり頭痛したりする。

 

年をとると肝腎の機能は落ちますが、彼女は毎日晩酌したのも影響を及んでいます。

解決するために、しばらくお酒を止めてもらうしかない。もともと鍼治療の時、お酒は禁止事項に入るから、なおさら止めないと行けない。

 

コロコロ便は大腸に詰まったのではなくて、小腸に詰まっているのが原因です。

 

西洋医学では頑固な便秘治療に、浣腸など過激な療法がありますが、薬を入れても大腸にしか入りません。小腸までには入らないので、コロコロ便は治りません。

 

中医学では大便が小腸に詰まったか、大腸に詰まったかを分析し、解決策も変わります。

 

コロコロのうさぎ便治療には、とても良い漢方薬があるので、以前にも紹介しました。

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鍼治療の場合は、ツボの組み合わせが少し変わるけど、漢方薬の場合はまるっきり変わります。

 

小腸の便秘が良くなったときは、2つの自覚症状が変わるはず。

①足が暖かくなる。

②便通が良い。(当たり前の事ですが)

 

患者さんはわざわざ検査をしなくても、自分で良くなっているかどうかが分かります。

 

過去記事にも、治療の有効性を確認する簡単な方法を書きました。どうぞ参考になると幸いです。

 

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鍼治療してから、目がチカチカする閃輝暗点症は、再発してない。ほかの諸症状も一気に良くなってきた

 

以下からは鍼治療の記録です。

中医学の解釈も書いてるので、少し長くなりました。

1回目の鍼で、強烈なショック反応が出た

 

初診に刺したツボは、関元。気海。巨闕。合谷。曲池(左)。後渓(左)。太陽。養老。陽白透魚腰。晴明。復溜。腎関。三陰交。太衝。置鍼30分。

 

途中で1回針を回した時に、彼女には異変が起きました。

鍼で緊張していたせいか、気持ち悪くなり、猛烈に吐き気がして吐いてしまいました。

 

問題はお腹.手.顔に鍼が刺されている状態で、すぐ横になって吐けない。

急いで鍼を取りましたが、間に合わなくて仰向けのまま吐いてしまい、口中が嘔吐物で窒息しそうになりました。

 

鍼を抜いたら吐き気が止まり、その後は少し横になって大丈夫になりました。

 

針を刺して、こんな強烈な好転反応が出る人は初めてです。

 

鍼をしてからお腹がポカポカして気持ちいい

2017年1月10日。

2回目の鍼。

前回の施術後、すごくだるくなった。吐き気は再発してない。

 

昨日、温泉に行ってきたせいか、今日の便通はとても良い。いつもコロコロの便が出たそうです。

 

手足はまだ冷たい。

目の視力が良くなった感じはまだない。

前回の施術後から、彼女はコーヒー.すべての乳製品.サプリメントを止めたそうです。

 

最近、視力低下で目に良いサプリを1日1錠飲んだと言うけど、これは止めさせました。人工的なサプリは百害あって一利なし。

 

具体的な理由は以下の記事をご覧ください。

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li-hari.hatenablog.com

 

閃輝暗点症は以前なら月1~2回発作。たまには1年も出ない時もある。鍼をしてから1週間、閃輝暗点症は再発してない。

 

前回の強烈な嘔吐が心配で、彼女は今日ビニール袋まで持って来ました。また吐いてしまったら迷惑だと言って。

 

私は彼女に話しましたが、「2回目は大丈夫なはずです」

そして、今日刺したツボは、関元。巨闕。中脘。公孫。太衝。三陰交。復溜。陽陵泉。曲池。合谷。養老。太陽。晴明。陽白透魚腰。百会。

 

前回より中脘と公孫が増えています。

これは胃腸を整える為でもあるし、猛烈な嘔吐の予防にもなるから。一石二鳥。

 

前回の鍼治療で嘔吐が始まった原因は、

①患者が緊張しすぎ。

②胃腸が弱いのに、胃腸のツボを刺してないから、のぼせてしまった。 

 

今回は置鍼している間、気持ち悪くなってない、最後まで大丈夫でした。

彼女は、「鍼をしてからお腹がポカポカして気持ちいい。今日みたいな感じだったら、鍼は続けられそう」と笑ってました。

 

首肩の痛みは消えて、目のピントが見やすくなった

2017年1月14日。

3回目の鍼。

彼女が言うのは、 

「いつも朝ご飯を食べる時、肩が痛くて自然に左手で揉んだけど、今朝は揉んでないことに気づいた。いつの間にか痛みが消えた。

 

目はピントが合いやすくなって、見やすくなっている。

前回は帰るとき、全体的に体がポカポカして気持ちよかった。」

 

関節痛は比較的に治しやすいものです。

以下は、もう一人の女性の鍼治療、参考になると幸いです。

 

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私は首肩の痛みがなくなって、喜んでいる彼女に言いました。

「首肩のために鍼をしてないです。」

 

1回目の後渓などはそのために刺したけど、その後は他の所を集中的に治療。

特に関元などは全体的の血の巡りが良くなるので、もちろん首肩の流れも良くなるはず。

 

ただし、長年の痛みがこの1~2回で消えたのは、嬉しい限りでしょう。

 

リウマチに似てる関節が消えて、喜んでいた患者さん

彼女はもう一つ、教えてくれました。

「以前から左手の食指、中指と右手の中指、薬指が痛い.こわばっていたのがほとんど消えました」

 

私は彼女に話しました。

「これはリウマチに近いですね…

 

彼女は病院の検査を2回も受けたけど、「2回ともリウマチではない」と言われました。「自分の症状がリウマチに似てるのに、リウマチではないと言われて悩んだ」と、彼女は言ってました。

 

彼女の知り合いはリウマチで手術をしたけど、手指の痛みは変わってないそうです。

 

別に病名はどうでも良い。

困っている患者さんを治せるなら、別に診断名がリウマチだろう、関節炎だろう、意味が無いです。治してあげるのが何より大事。

 

以下は1回で緩和した手の指の関節痛、手のこわばり。

参考になると幸いです。

 

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中医学の理論では、「関節の中に寒気と湿気が潜んでいるから、関節の痛み.こわばりが出る」と言います。

 

漢方薬には、桂枝芍薬知母湯(ケイシシャクヤクチモトウ)などが代表的なものでしょう。鍼治療だと三間、合谷透後渓などが代表的なツボ。

 

面白いのは、彼女は最初から治してほしいリストに書いてないので、リウマチの為の施術もしてない。なのに、同時に良くなってビックリしました。まだ2回しか刺してない。

 

彼女の友人はお気の毒です。

西洋医学にはリウマチを治せる薬はありません。

せいぜい、鎮痛剤くらい。

 

しかし、鎮痛剤を飲みすぎると肝硬変.肝臓がんになる。

リウマチの痛みは治らないで、最後また肝硬変.肝臓がんまでもううのはいかがのもの?

 

肝臓がんの原因に関しては、ニハイシャ先生の論文が参考になるので、ぜひご覧ください。

 

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彼女は今日なぜか針を刺して、すぐ顔が熱くなったと言ってました。のぼせた場合百会など追加するつもりだったけど、のぼせはなかったです。

 

白内障が改善し、相変わらず目がよく見える

2017年1月17日。

彼女の報告:

白内障が良くなり、相変わらず目がよく見える。

手はまだ冷たい。

昔は冷たすぎて、しもやけになったそうです。

 

今日は風邪で喉がイガイガする。痰も絡んでいる感じ。背中とお腹の筋肉か筋がたまにつる時がある。

 
彼女は一つ不思議な質問がありました。

「平面での運動はいくらやっても疲れない。しかし階段登りはダメ。すぐ疲れて歩けない」

 

自分はどこかおかしいと思ったそうです。

ただし、どこに問題があるか?誰も教えてくれない。

 

私もはっきりは分かりませんが、おそらく肝と脾と関係があると思います。

筋の力は肝機能がコントロールし、筋肉は脾臓がコントロールするので。

 

中医学の理論では、筋と筋肉は別々のものです。この2つを強化すれば、そのうち階段登りは大丈夫になるでしょう。

 

今日の刺したツボは、関元。巨闕。中脘。太衝。三陰交。復溜。陽陵泉。曲池。合谷。養老。太陽。晴明。陽白透魚腰。頭臨泣。天突穴。

 

天突穴は痰を取り除くツボで、喉にも良いです。

中脘も痰を作り出す胃腸を整えるので、痰の軽減に役に立つ。

 

今日の置鍼も30分ほど。

 

施術が終わって着替える時、彼女は喜んで話しました。

 「喉がイガイガするのがなくなった。すごいね!」

 

喉がイガイガするのは、難しい症状ではありません。

鍼治療で簡単に解消できます。

以下は一つの鍼治療例、どうぞご参考に。

 

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咳はだいぶ良くなり、夜はグッスリ寝れるようになった

2017年1月20日。

喉がイガイガはなくなったけど、今日会ったら咳がすごい。

 

ベロを先に見せてもらったら、黄色い。

これは肺の熱だと教えました。

 

いつものツボ以外に、今日は尺沢(瀉法)、魚際、天突、公孫、内関などを追加。

 

針を刺してすぐ咳は静かになり、30分置鍼している間はずっと静かだった。途中で針を回した時に、彼女が言うのは「喉に絡んだ痰が消えた!」

 

ただし、施術後はまだ少し咳をしてました。

 

鍼治療は風邪のとき、とても有効です。

以下は別の鍼治療例、参考になると幸いです。

 

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2017年1月24日。

痰がまだ多い。

「お腹から痰が湧いてくるような感じがする」と言ってました。

 

咳は前回の鍼してからだいぶ良くなり、夜はグッスリ寝れるそうです。

食欲は良くて、美味しくたくさん食べられる。

 

咳と痰は、数回の鍼治療で良くなります。

以下はほかの鍼治療例、参考になると幸いです。

 

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彼女のベロを見せてもらったら、薄い黄色。

これはまだ肺に余熱があることを証明します。前回よりは減っているけど、まだ残りはある。刺した鍼は、だいたい同じにしました。

 

帰りに彼女は、亡くなったお兄さんの話をしました。パーキンソン病の合併症で亡くなったそうです。

 

私は彼女に話しました。

パーキンソン病はもともと存在しない病気。これは西洋薬の副作用です。」

 

そしたら彼女が言うのは、「そうでしょう。お兄さんは昔からすごい薬を飲んでました。睡眠導入剤、抗精神薬など。止めろ止めろ!と言ったのに、聞かないですね…自分の人生だから、好きな事をして死ぬのも良いのでは?」

 

パーキンソン病は肝臓が中毒で起きる病気。つまり、あなたは誰かに毒を盛られた。いわゆるウィルソン病なども同じです。肝臓の中毒。

 

西洋医学では何でもかんでも遺伝子の問題だと言い、自分たちの化学薬品で病気になったとは認めない。

 

中医学の治療では、肝臓の解毒をして治療します。簡単に言うと、肝臓に溜まったいる毒素を排出して、肝臓を綺麗にすれば、パーキンソン病は治る。

 

私はまだパーキンソン病を診たことないですが、原因となるのを知っているので、たとえ来たとしても対策があります。

 

ただし、治療の条件がある。

すべての西洋薬を止めない限り、よくなりません。

 

しかし、パーキンソン病になった人は、もともと西洋薬を飲みすぎてなる人。そんな人たちが急に西洋薬を止めてくれるのか?

 

パーキンソン病に関して、ニハイシャ先生はハッキリ言ってました。

「パーキンソン病は、病院の薬を飲み過ぎてなる病気。」

以下は一つの漢方薬治療例です。

 

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閃輝暗点症は再発してない、鍼を回したときに紫色の気が見える 

2017年1月27日。

咳はだいぶ良いけど、痰はまだ絡む。

以前の黄色い痰から、今は透明な痰になった。

 

刺した鍼はだいたい同じ。

今日は仰向けで咳があまり減らない感じなので、最後はうつ伏せにしてもらって、背中のツボを刺しました。肺兪、風池、風門、心兪など。


彼女は一つ心配の事がありました。

「いつまで鍼を受ければいいですか?」


何故かと言うと、彼女は家がとても遠いので、ここまで2時間くらいかかるから、通うのが大変だそうです。


私は彼女に話しました。

「閃輝暗点症はもう出ないと思います。

今の咳と痰が良くなれば、1回中止して見ましょう」


2017年1月31日。

痰はほんの少しだけ残っている。

咳は昨日と今日合わせて、2回くらいした。ご主人も咳で3週間も治らないそうです。

 

今日刺したツボは、前回と同じ。

前回と違って、今回は置鍼中ずっと咳き込んでない。

 

置鍼している間、彼女は「寝たら体がポカポカしてきて、気持ち良かった」と言ってました。

 

そして、途中で鍼を回したら、彼女は「なんで回すの?」と聞きました。

私は「気を呼ぶ為です」と答えたら、彼女が言うのは、「なるほど!目を閉じているけど、鍼を回したときに紫色の気が見える。しばらく経つと見えないね。」

 

彼女は以前、気功を習ったそうです。

気功をやってないので、私は分かりますが、本当に気は紫色かも知れませんね。

 

見えないものには謎が多いです。

以前、もっとも不思議な感想を頂いたのがあります。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。

 

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縁というのは不思議なもの

2017年2月2日。

彼女の報告:

痰と咳はない。

乾燥しているせいなのか、たまに空咳する。他には主訴なし。

今日の置鍼中、全然咳き込んでない。念のために持って来たのど飴も、使っていない。

 

2017年2月7日。

彼女が言うのは、

咳と痰は、ほぼ全部消えた。

前後3週間くらいで長かった。

 

私は彼女に説明しました。「これは肺炎ですね。治りが遅いのは、あなたの手足が氷みたいに冷たいからです。

 

彼女は笑ってました。

昔から冷たくて、社交ダンス教室で相手に「死んだ人の手みたいだ」と言われたそうです。「でも、心は温かいんだよ!」と彼女は笑ってました。

 

手足が冷たいのは、中医学理論で言うと、健康ではありません。

中医学には西洋医学と違って、健康に対する定義があり、具体的な自覚症状があります。

 

以下の記事を読んで、ご自身でチェックしてみてください。

 

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2017年2月9日

右足を伸展すると真ん中の指あたりに、足の裏からピリピリ走る。昨日の太極拳をやる時もあった。しかし、今日私に説明しながらやってみたら、ピリピリ走るのはなかった。


彼女が言うのは、左足の第三~第五指の間が痛い。話を聞いたら昔ケガをしたそうです。


以前にも1回左足の指の間が痛いと聞いたけど、その後は痛みの主訴がなかったので、治療してなかったです。


そして、今日刺した鍼は、足臨泣(右)。行間(右)、火主(右、これは董氏奇穴)、湧泉(左)、三陰交、復溜、関元、中脘、巨闕、中極、養老、合谷、曲池、太陽、晴明、頭臨泣。


1回しか鍼治療できないけど、なるべく左足の指の間が痛いのを治したいので、わりと多めに刺しました。


彼女に「今日は最後の鍼治療ですね!」と言ったら、彼女は満面の笑顔でした。「やっと”鍼地獄”から脱出した!」と喜んでました。


鍼が終わって彼女が言うのは、

「もともとこの鍼灸院を知らなかった。以前こちらに来たことがある娘が、誰かに紹介しようとして紙に書いたのを偶然に見て、自分が行ったほうが良いじゃない!と思ってすぐ電話して来たのよ。」


縁というのは、不思議なものとしか言えないです。

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白内障も良くなり、お腹にガスが溜まるのが治り、ひどい冷え性も改善された

彼女は症状の変化を教えてくれました。

以前はお腹にガスが溜まってパンパンだったけど、鍼をしてからガスが溜まるのはなくなった。

 

今日電車に乗ったら、始めて手が指先まで暖かくなっているのに気づいた。前はずっと冷たかったから。

 

目は前より見やすくなって、たまにメガネを外して見たいくらい。

白内障が良くなっているかどうか、皆さんが判断して下さい。

 

私は彼女に話しました。

「おそらくメガネの度が合わなくなっているので、メガネ屋で検査した方がいいです。閃輝暗点症も安定していると思います。万が一、再発したらまた来て下さい」

 

白内障に関して、鍼治療の効果は非常に高いです。

しかも副作用がありません。

もう一つの治療例があるので、参考になると幸いです。

 

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彼女はもう一つ症状を話しました。

「以前から鼻が悪くて、ちょっと匂いが分からない時がある」

 

私は彼女に話しました。

「最初から教えてくれれば、においを嗅げるようにするツボがありますが」

 

彼女は手を振りながら、「大丈夫大丈夫、大して困らない。いろいろ症状を言うと、きりがないから」と言ってました。

 

匂いの件に関しては、残念ながらこのまま終わるしかなかったです。

 

これから来る方は、遠慮しないで下さい。
なにか不調がある時は、全部話して下さい。
細かい自覚症状は、貴方しか分かりません。


言ってくれないと、私も何を治療していいか分からない。

全部は治せないかも知れけど、最善をつくします。

 

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鍼治療11回分のまとめ

彼女の経過観察をまとめたいと思います。

1月7日から来始めて、2月9日に卒業。

週2回のペースで、11回来られました。

 

①この1ヶ月中、閃輝暗点症は出ていません。

完治だとは言えないけど、おそらく再発はしないと予測しています。

 

②目のピントが合うようになり、見やすくなったのは鍼を2~3回刺してからです。11回目まで目の治療をしたので、視力は更に安定しています。

 

視力をもっと上げることができなくても、ピントがあって見やすくなったのは確実です。

 

③2015年10月首肩を痛めて、痛みが残っていたのは2回の鍼でなくなった。しかも、その1回は首肩の治療もしてない。全体的に流れを整えただけ。

 

朝起きた時に、手指関節のこわばり.痛みは、2回の鍼で「偶然」に治った。

 

この症状は、ほぼリウマチです。

血液検査結果には出ないけど、症状から見るとリウマチ類。

 

⑤小さい時からの頑固な冷え症は、まだ残っているけど、少なくとも前より暖かくなっています。

 

⑥治療途中で肺炎みたいな症状が現れ、痰と咳を治すのに、3週間かかりました。

咳を収めるのは回数がかかったけど、痰を取り除くのはほぼ1回で痰が消えた。

 

11回の鍼治療で全部の症状を治してないけど、最善の治療をたと思います。 

 

鍼は保険が効かないので、「治療代が高い」と言われがちですが、良心的な話を聞かせて下さい。

 

あなたが病院に11回行って、以上の症状が治るのか?

保険なしで8万円で、病院でなんの治療ができますか?