こんにちは。李哲です。
今日は自分の風邪を治した経過です。
風邪を引いたキッカケ:
2018年2月18日、いつもの5kmを走って汗をかいて来たら、翌日から喉が少し痛い。
簡単な葛根湯だと思いこんで、生薬を買ってきて煎じ薬を作りました。
煎じたあとは、こんな感じです(笑)
葛根湯+白朮、茯苓を飲んで喉痛は消えたけど、その夜から咳と痰がひどい。
鏡で自分のベロを見たら、水っぽい上に黄色の舌苔がある。
しまった~処方間違えた!
熱さを収める石膏がないとダメ!
急いで麻杏甘石湯+桔梗湯を飲んでしばらくは落ち着いたけど、夜中に咳が連発。同時に鼻水も大量に出ました。
寝ながらティッシュをたくさん使い、咳をしすぎて肺まで痛くなった。
鼻詰まりもあって、右の頭が痛くなり辛かったです。
まさに地獄。
2月19日の月曜日。
熱を取る漢方薬に変更したのに、なぜ?
朝いろいろ考えて、小青竜湯+桔梗湯に変更。
そしたら透明な鼻水はすぐ止まりました。
ただし、右鼻が詰まったり通ったりして、頭はボットする。
その後も漢方薬を飲んだけど、片方の鼻はつまって、鼻奥に痰が絡んで出にくい感じ。
2月20日、火曜日。
大量の透明な鼻水はもう出ないけど、たまに垂れる。片方の鼻は詰まり気味。たまに咳が出る。
お昼休みに自分で鍼をしました。
迎香穴。天突穴。尺沢穴(瀉法)。
針のあと鼻は通って、頭に熱がこもる感じも減りました。
迎香穴に刺してどんな感じかというと、鼻奥を乾燥機が回っている感じ、鼻水がどこかに消えた。
おそらく花粉症の方に刺してもこんな感じかな。
午後は熱っぽくて頭がぼっとする感じでした。
液門穴と三間穴を刺して、20分後には熱が下がり、頭がぼっとするのは消失。
夜にはまた鼻詰まりが始まり、喉に痰が絡んで出にくい。頭に少し熱がこもる感じ。
自分は熱証だと判断したので、
夜は漢方薬の麻杏甘石湯+桔梗湯にしました。
【▲ 麻黄(まおう)の画像】
2月21日。水曜日。
漢方薬は麻杏甘石湯+桔梗湯。
鼻は通ったけど、鼻の奥に痰が絡んでかんでも出てこない。たまに鼻が詰まってかむと白に黄色が少し混ざった痰が出る。
今日自分に刺した鍼は、迎香穴+天突穴。
刺してしばらくは鼻の通りは良いけど、何時間も経つとまたダメになるのがネック。
これは肺兪、風池穴など刺せば通るかな。
でも、一人では刺せない…
2月22日。木曜日。
白の鼻水に黄色が混ざっているので、麻杏甘石湯を小青竜湯に変更。
昼はまた自分に鍼をしました。
迎香穴+天突穴。
しかし、鏡を見ながら刺すのでどうしてもうまくできない。
無いよりはマシかな…鍼をしたあとは鼻が良い感じ、痰も減ってきました。
夜は小青竜湯+桔梗湯1包ずつ。
飲んで5分後には鼻が通り、鼻奥の取れなかった痰が消えた。掃除機が鼻奥を回って吸い取った感じ。
小青竜湯すげー!
2月24日。金曜日。
鼻の通りはだいぶ良い。痰は出ない。
鼻の奥に痰がくっついてるのが、なかなか取れないのが気になる。鼻をかむと粘った痰が出て頭はどんどんスッキリするけど、ほんの少しの痰が邪魔している感じ。
少しは鼻声だけど、ほかの症状は良い。
熱がこもる感覚なし、あちこち痛いのもなし、咳もなし、食欲は全開。
2月25日の土曜日には、鼻をかむ事で全部の痰を取り、やっと終止符を打ちました。
処方を間違えて長引いたのもあるけど、鍼の助けもあってそこまで悪化してなかったです。背中の肺兪など刺せば、もっと速く治ったと思うけど、自分一人ではどうにもならないので、漢方薬をかなり飲みました。
以前『傷寒雑病論』を読んだ時、なぜ小青竜加石膏湯があるのか理解できなかったです。
【▲ 小青竜湯の中の炙甘草(しゃかんぞう)】
小青竜湯は肺の中が寒いときに使う。
石膏は逆に肺の中が熱い時に使うのです。
両者は真逆のものなので、混ぜないでしょう。
しかし、今回は身にしみるほど分かってきました。
まさに私みたいな咳と痰が出る時に使う。
白い鼻水.痰も出るけど、熱がこもる.黄色の鼻水が混ざる時に使うのです。
一般的に風邪の初期は、寒と熱は混ざらない。
数日経ったりすると混ざる時があります。
あとは、個人の体質によって最初から寒熱が混ざる可能性もある。
漢方薬は寒熱の区別が必要なので、間違えると私みたいに逆に症状が悪化します。
ただし、漢方薬で悪化してもタ◯フルみたいに精神錯乱して自殺とかはしません。漢方薬を止めれば、またもとの状態に戻ります。
風邪はウィルスが原因だと言われています。
西洋薬にはウィルスを殺せる薬なんかありません。
だから、西洋薬を飲んでもムダです。
逆に西洋薬を飲むと、どんどん体調不良になる。
なぜ西洋薬を飲んだ後、風邪を引く回数が年々増加しているか?
なぜ西洋薬を飲んだ後、朝たちがなくなり食欲も減るか?
なぜ西洋薬を飲んだ後、手足が冷えやすくなり生理痛などもひどくなったか?
… …
西洋薬を飲めば飲むほど貴方は気づくはず。
気づかないならもう仕方がないですね…
風邪を引いたら漢方薬若しくは鍼灸院に行ってください。
貴方の体内をリフォームし、強い身体にすることができます。