便秘に関して小論(2018-04-02修正)

中医学では、便秘は、「病気」ではなく、
「一つの(好ましくない)状態」であると考えます。

 

ある人にとっては、便秘は、とくに気にならない普通の
状態であったり、またある人にとっては、耐えがたいほど
つらく苦しい状態でもあったりします。

軽い便秘の場合は、日常生活にほとんど影響がないので、
あまり気にしない人が多いと思います。

大腸の機能が正常なら、一日1回、

決まった時間に便が出ます。
朝の5~7時くらい、大腸が動き始める時間です。

 

もちろん、夜更かしをすると起きる時間も変わってくるので
便が出る時間帯も変化します。
仕事、精神状態、食事、自然環境などが原因で、
2~3日に1回しか出ない方もいます。

 

これは良くないとは言い切れませんが、
決していいことでもありません。
なるべく1日1回はトイレに行ったほうがいいでしょう。

便秘の苦しみは、便秘でない人にはわかりにくいかも
しれませんが、お腹が張ってガスがたまるし、

最後には苦しくて ご飯も食べられなくなる

というのですから、大変ですね。
ひどい便秘は、精神的にも大きなダメージがあります。

体がつらいと精神活動にも影響を及ぼします。

 

精神が不安定になると、仕事はもちろん集中できないし、
性格も怒りっぽくなります。便が腸に詰まったままになると
最後は「火」になるからです。


わかりづらいと思いますが、たとえて言うなら、
田舎でよく動物の糞を真冬にひとつの所に集めて、
春は野菜の飼料にします。

 

春になって糞の中を掘ってみると蒸し温かくなっています。
これが自然の「火」です。人間の身体も同じです。

ずっと便が詰まっていると「火」が出やすくなり、
もっとひどくなると「火災」になって燃え移ります。

 

具体的に言うと、口臭、肌荒れ、目の奥が痛む、頭痛、
思考能力低下、イライラ、めまい、不眠…などの腸とは
一見無関係な場所での症状です。

お腹の中に、ゴミを溜めたまま生きているようなものです。
日常生活でもゴミをちゃんと処理しなければ、悪臭が

漂ったり 害虫が集まってきたりしますね。

人間の身体も同じように、長年ゴミが溜ったままにして

いるとときに恐ろしい結果を招きます。

便秘の改善方法はいろいろあると思いますが、下剤を

飲んで 解決するのはできれば避けたほうがいいですね。

 

常用すると薬が効かなくなってしまうことが多いです。
服用量を増やしても、またすぐに慣れてしまって

効かなくなります。

 

こうなるといたちごっこで、薬の副作用も気になります。
便秘薬が効かないので足ツボマッサージを試しに来た、
というお客さんも少なくありません。

 

足ツボマッサージは、下剤よりも劇的な効果を
発揮することがあります。
施術の途中にトイレに駆け込んだ方もいらっしゃるほどです。

最後に・・・

①男性の便秘は女性の便秘よりやばいです。

なぜかと言うと、生まれつき男性は陽気(※陰陽五行説:
万物は陰と陽のバランスによって成り立つ。陽気とは、

すべての 生命の活動の源。)が強い生き物なので、

大腸の運動が微弱で 便が詰まるということが女性と

比べて少ないからです。

 

男性が 便秘になるのは陽気がかなり減ってしまったか、

あるいは 強いストレスと関係があります。

②女性の場合、とくに気をつけてほしいのは、
閉経してからの便秘です。

簡単に言うと、肺がん,大腸がんなどの危険性が高く

なるからです。

なるべく早めに自分に合った、

自然な治療方法を探したほうが良いでしょう。

 

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