【※本記事は2019-06-09更新しました】
こんにちは。李哲です。
西洋医学でいう「そくわん症」の治療例をもとに、側弯症の2つの原因を詳しく述べました。参考になると幸いです。
背中が痛くて眠れない患者
側弯症、背中が痛いのを1回で緩和。先生と患者さんには縁が必要だと思ったで書いた女性患者です。
彼女の主な症状は、
- 首から背中にかけて痛くて眠れない
- イライラしやすい
- 強い不安感がある
- ひどい生理痛
- むくみ
- 全身がだるい。
1回目の治療後、ある日この女性と道で会ったことがあります。
私「前回終わってどうでした?」
彼女「すごいよく眠れました。でも次の日、首がちょっと痛かったです。」
「続けてやったほうがいいですよ」と話したが、そのあとは来てないです。だぶん、よくなったか施術が痛いから二度と来ないでしょう? 残念でした。
早く治りたい気持ちは分かりますが、整体と足ツボは神様じゃないから、「1回で治してくれ!」の要求はとても保障できませんね。
側弯症の2つの原因
なぜこんなに背中が硬くて背骨が曲がったんだろう?
二人で話しながら原因を分析してみたんですが、私が見つけたのは二つの原因があります。
一つ目:20年前の車事故の後遺障害
これは外面から来てるものです。
外因とも言えます。
軽いけがだったけど、ちゃんとほぐしてない場合後遺症があとで現れるのです。
これは私の今までの施術経験で、何人も首とか背中が痛い人を見ました。
以下は一人乗馬で背中を痛めて、4回で治した例。
「その場でとくに痛い所もないし、病院のレントゲンー検査もOKだから大丈夫だろう~」という考え方は、やめたほうがいいです。
西洋医学のX線は、骨の歪みなどすぐ見つけますが、細いヒビは人の視力では判断できません。X線で判断できなくて、MRIまで撮らせられる患者さんがいます。
中医学(漢方)の考え方はここで違います。
目に見えないからって、完治とは言えない。
打たれたり、ぶつけたりした場合、体内に必ず傷・瘀血(おけつ)が残る。体の強さと、外からの打撃の力によって、体内の傷の大きさが違います。
中医学ではこれを「内傷瘀血」といいます。
「内傷瘀血」を解決するために、中国の「傷科」では(西洋医学の外科同様)よく「活血化鬱」の方針で生薬を飲んだり、生薬を皮膚に塗ったり、もしくはツボを押したり鍼灸したりで瘀血を溶かします。
中国の古い言葉には、「傷筋動骨一百天」という表現があります。
その意味は骨や筋肉などを痛めた場合100日、つまり3ヶ月もかかるということですね。
本物の漢方薬・鍼灸などの治療になった場合、100日かからない時があります。以下は一つの緊急救命例。
二つ目:肉体的な過労(筋肉損傷)と心労(強いストレス)
これは内面から来てるものですね。
『内因』とも言います。
仕事場で嫌なことで強いストレスになったり、仕事姿勢にあまり気づかなかったり、冷たいものを取りすぎたり...いろいろです。
ストレスに関しては、以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞ参考になると幸いです。
今この女性の方は、
背中が痛い眠れないイライラ
いろんな不利が一環一環つながって、悪循環から改善されてないのままです。
人間にとって、一番大事な食事と睡眠が保障できない場合、必ず不具合が生じます。
眠りがよくない、生理痛がひどい...整体と足ツボは、こういう体のトラブルの解決に役に立ちます。
『だめですね!背中が曲がっているよ!』と言われ、悩んでいる人が多いと思いますが、変な痛みがない限り大丈夫です。
世の中には背中が真っ直ぐな人いません。みんな多少は曲がっています。
大人以外に子供も脊柱側弯症だと言われるときがあります。
症状は同じように、背中の痛みが主訴。
以下は女の子の治療例、参考になると幸いです。
体の痛みに筋肉弛緩剤を使うのは間違い!
この女性は「痛みが改善されなくて、筋肉弛緩剤飲んだ事がある」と言いました。ただ、飲んだ後あまりにも調子が悪くて自ら辞めたそうです。筋弛緩剤の副作用はいろいろあるので、ご自身で調べてみてください。
筋肉弛緩剤を止めたのは、正しい選択だと思います。
体にいいものだったら、体は拒否しません、
悪いものだったら、体は必ず拒否します。
身体の不具合が生じた場合。例えばご飯が美味しくなくなった、尿の出が前と比べて
悪い、便秘になる、眠れなくなる、手足が以前と比べて冷たくなった...すぐやめたほうがいいです。
治療して良くなっているかどうかは、以下の記事を見れば分かると思います。
この世の中で、あなたに一番正直なものはあなたの体です。機械の検査結果ではありません。
体の声に耳を傾けてください。
まとめ
効果があるものの、1回で止めたのはとても残念でした。
鍼治療なら痛みが少なくて、もっと効果があったかも知れません。
整形外科で両手を上げるストレートネックの首の痛みも、1回の施術でだいぶ痛みが減ります。
背中の痛み・首の痛みは先に試してください。側弯症であろうと、ストレートネックであろうと、足つぼ整体、鍼治療の効果はとても良いです。
1~2回試してみて、効果がなかったらまた整形外科に行って治療するのも、良いのではないでしょうか?
(おわり)