こんばんは。李哲です。
一人の女性からこんな質問がありました。
「何故か分からないけど、皮膚が痒くなるときがある。」
彼女に聞いてみたところ、
熱くて汗かいたとき冷房に当てるのが好きだそうです。
これは皮膚が痒くなりますね。
なぜかというと、
熱くてたくさん汗かくときは、皮膚の穴が全開してる状態。
ここで冷房に当てると、寒気で皮膚の穴が閉じるのです。
これは体の自動的な反応で、
人間の意志で閉じたり開けたりするものではありません。
汗がまだ出切ってないのに、皮膚の穴が閉じると古い汗がまだ体内に残るわけ。だから、皮膚が痒くなるのです。
ほとんどの皮膚が痒い症状は、中医学でいうと「湿気」があるからです。
この湿気は外部から入ったのもあるし、
自ら誘引したのもあります。
つまり、汗が出切ってない状態で扇風機.冷房に当たると痒くなりやすい。
2000年前の「黄帝内経」にはハッキリ書いてますが、
「汗出见湿,乃生痤痱」。
蕁麻疹などの皮膚の痒み。
間違った生活習慣から来るのが多いです。
原因が分かれば予防ができるでしょう。
一つは、汗が出切ってから冷房.扇風機に当てる。
もう一つは、汗をかかない。
後者は守るのが難しいので、やはり前者を守ったほうが良いかも知れません。
日本はどうか分からないけど、中国の親は子供に教育してます:扇風機に直接当てるとダメ!
(中国は冷房がそんなに普及してないから、扇風機が多い。)
中医学の理論は、何千年伝わってきながら、すべて庶民の生活に知らずのうちに感化しています。
自然の法則は2000年経っても、日常生活で使えるから。
いつか時間があるとき、有名な食べ物の「酸辣湯」を例にして、中に潜んでいる陰陽五行論を説明します。