実話:病院の新薬のおすすめ(2018-03-20修正)

こんにちは。李哲です。

今日は一人の女性の文章を引用します。


彼女の病院でのこと。

皆さんも経験したことがあるかも知れません。


ただし、彼女みたいに考えて選択する人は少ないかも。


~引用開始~

 
先日、父の眼科の診察に大学病院へ行ったら、Drが「この病気にはこれまで治療法がなかったのですが、新しいいい薬が出来たので今後はこの薬を注射して治してゆきましょう」と。


父の前に診察をされた患者さんも同じように言われて、すぐ注射をして帰ってました。

私はものすごーく嫌な予感がして
Drに「その薬とはどんな薬ですか?」と質問すると
先生、なんだか焦った感じで

Dr「いや、まだ治験の段階なんですけどね。完璧に治療できるというわけではなく、進行をいくらかでも遅らせる可能性がある治療なんですよ。だいたい10人に1-2人はその効果があります。」

私「えーたった1-2人ですか?」
 
Dr「これはね。抗がん剤でも同じなんですが、やってみないとその人に合うかどうか分からないので、まずはやってみないとね。だってやらないとそのうち視力がなくなって見えなくなってしまいますよ。少しでも進行を遅らせる可能性があるのだから、僕はやった方がいいと思いますよ。おすすめですよ。」

私「それは1度打てばいいものですか?」

Dr「いいえ、月に1回は打っていかなければなりません。あと打ったら3日ほど視力が見えずらくなるので、家で過ごしていただきます。あと治療費ですが1回18万円とちょっと高額なのですが、まあ、保険が効きますから、自己負担はそれほどではありませんしね。
 
新しい治療法なので、まだちょっと高いですが、これまでは治療法がなかったのですからいい薬が出来て、治療が出来るようになっただけでもいいんですよ」

私「まあ、でも今日はやめておきます。私ももう少しこの薬について調べたいので」


Dr「そうですか・・・・まあ、お父さんの場合はまだ視力がいいので、先に延ばしてもいいかもしれませんが、私は早めに注射するのがいいと思いますよ」


なんかまるで悪徳エステの勧誘のようでしょう!!


しかも、Drがくれた資料によると、その注射で8-9人の人は薬が効かない。


その上、多くの副作用があり、重いものだと脳疾患を起こす、失明するなどなど・・・・


そんな治療出来ない薬を開発?して儲けようとする製薬会社も相当ひどいけれど治験許可を出す政府や国や病院経営者も、そして薬をセールスする医者も。


抗がん剤と同じ構図ですね。

しかも父の前に診察をされた患者さんたちは大変素直に忠実に注射を受けてましたが一切、治験であること、副作用があること、治療率の低さ、高額医療であることなど告げられていないんですよ。本当にひどい。
 
~引用終了~