こんにちは。李哲です。
中国での治療、続きの記事です。
親戚の家に遊びに行った時、ビックリしたことがあります。
5年ぶりに会ったら、親戚のお爺ちゃんはすごい年を取って、しかも病気で歩くことすらできませんでした。
一緒に食事する前に、お爺ちゃんに聞いてみました。どういう所が痛いか?
現在、気になるのは2つあるそうです。
一つ目は痛風。
2つ目は腎臓結石。
腎臓結石であまりにも腰が痛くて、市立病院に行ったら超音波で石を砕いてくれたそうです。
しかし、超音波では大きい石を砕けるけど、小さな石はできません。
その後、近くの鍼灸医に診てもらって大分良くなってるけど、軽い腰痛はまだあるそうです。
市立の漢方病院に行ったら、そちらの漢方医が言うのは“腎臓結石を治す漢方はありません。”
この話を聞いてもうショックと言うか、腹が立って仕方ありません。
知らないなら知らないと言わない。
漢方では治せません。と決めるのは、自分が何者だと思ってますか?
1800年前の「傷寒論」には、すでに結石の処方が書いてます→
猪苓湯 !!
痛風の処方も書いてます→
甘草附子湯 !!
こんな簡単な病気すら治せない漢方医。
かわいそうな中医学人生...
私が代わりに恥ずかしくなりました。
食後、親戚のお爺ちゃんに処方を書いてあげたけど、飲んだかどうかはまだ分かりません。
もしかして私が若者だから、
買ってない可能性が高いかも知れません。
中国には変な習慣があります。
漢方医の場合、白髪がいっぱいあって、年を取った先生の処方が効くと思い込んでいる。
日本の皆さんもこう思うでしょう?
しかし、現実は違います。
若者でも治せるし、本当に漢方に詳しい先生だったら、そんなに白髪も増えません。養生と漢方で若く見えるし、元気だから。
少なくて私が尊敬する倪海厦(ニハイシャ)先生は、60歳近くになっても真っ黒な髪です。
西洋医学が主流になっている世の中。
漢方業界の中には、またいろんな偏見がある。
生きるのは難しいですが、
中医学を勉強する熱意を止めることはできません。