【※本記事は2019-10-15更新しました】
こんにちは。李哲です。
ニハイシャ先生の治療例を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、こちら
5年間も失聴した患者。女性の声は聞こえるのに、男性の声が聞こえない。
昨日は良い治療例があったけど、記事にする力がなくなって書けませんでした。
今日、補充して説明します。
白人男性、56歳。
診療のために、飛行機でサウスカロライナ州から来ました。昨日来て土曜日にまた飛行機で戻る予定です。
彼は、とても不思議な病気になりました。
どの先生も原因が分からないそうです。
彼の聴力は5年近く失っている。
不思議なのは、彼は女の声は聞こえるけど、男の声は聞こえません。
私が女の声を真似して話しかけても、彼は反応がなかったです。
ある意味で言うと、これはこのままでいいかも知れません。どうせ死なない病気だし、奥さんの声しか聞こえないのもいいのでは?
私は奥さんに聞いてみました。
「治す必要がありますか?」
奥さんは隣で笑うだけでした。
ご主人はもちろん私の声が聞こえてないから、ぼっとしてる。
私は心のなかで考えました。
中医学で女は陰、男は陽。
この男性はきっと陽気が足りなくて、男の声が聞こえないだろう。
そして男性に聞いてみました。
「性機能は大丈夫ですか?」
隣の奥さんは頭を振ってました。
私はもう一つ聞いてみました。
「両足は温かいですか?冷たいですか?」
奥さんの答えは、「冷たいです。」
私の診察は、以上の質問で終わりました。
治療方法は鍼灸と漢方の併用。
処方には陽気を強める(李哲の説明:性機能も強くなる)のが入ってます。経方家が使う処方は、ほとんど陽薬です。(李哲の説明:陽気を強める生薬)
陽気が順調に回れば、陰は一つのところに積もらない。
ほとんどの癌は、陰がたまりすぎてなる病気です。
陽気が足りないのはダメ。
生理痛、生理不順、不正出血は漢方薬ですぐ治る
今日の1人の患者。
女性、35歳。
未来の長寿村から来ました。村民たちが無理やりここまで連れて来たのです。
カルテを見たら、
- 生理痛
- 生理の周期が不規則
- 不正出血
私は彼女に聞いてみました。
「いつからこうなりました?」
彼女の答えは、「4年前に離婚して、すごい怒ってました。その後から生理がおかしくなり、夜は眠れない.便秘.手足は冷たい.毎回の生理が痛くて死にそうでした。生理は10何日も続く時あれば2~3日でなくなる時もあります。」
私が生理と母乳は同じだよと説明したら、彼女は納得したように話しました。「だから生理前になると胸が張って、一気に胸が2寸くらい大きくなって、しかも母乳が垂れるんですね。」
私は心のなかで思ってました。
「この長寿村の女性たちはすごい!
もう中医学の生理の知識は学んで、この患者を連れて来たから。」
彼女みたいな状況は、未病の段階です。
すべての中医学の先生が治せるもの。
私は彼女に教えました。
「漢方薬を飲んだあと、あなたはショッピングする時、生理が来たかどうかも分かりません。そして、人生初で一番良い排便があり、夜は赤ちゃんみたいにぐっすり眠れるようになります。」
皆さん、話を聞くだけで私が何を予防してるから分かるでしょうか。
この段階は一番治しやすい時。
チョチョで治療が終わりです。
肺萎縮が漢方薬で7割治り、肺移植のリストから除去された女性
今日アメリカニュースで、ユタ州の中医師たちがFDAを訴えて勝ったのをみて、とても嬉しかったです。
アメリカ連邦政府は、中医師が麻黄を使っても大丈夫だと決めたのに、ユタ州の管理部門が中医師も麻黄を使えないと勘違いしたから、敗訴したのです。
中医学で、麻黄は「青龍」だと言います。
『傷寒論』の処方、5分の1くらいには麻黄が入ってます。
麻黄がないと、肺結核.肺気腫.肺癌などは治せません。
私の診療所に現在、1人の韓国人の女性患者がいます。
彼女は肺萎縮。アメリカ国立衛生研究所は、肺移植をしようとしてました。
しかし、彼女は漢方を飲んでから、肺移植の名簿リストから削除されました。なぜなら、肺萎縮が7割くらい治ったから。
彼女に処方した主力が麻黄です。
近日中にまた麻黄を輸入して、患者に飲ませないといけません。
私の麻黄が足りないと心配して、わざわざどこで買えるかを教えてくれたシカゴ州の張さん、ここで感謝を致します。
李哲の感想
上記の男性の声が聞こえない患者、継続治療内容があります。以下の記事、どうぞご覧ください。
1.麻黄は日本の皆さんもよく知っていると思います。
市販の漢方、「麻黄湯」があるから。
「麻黄湯」は1800年前の『傷寒論』に記載された風邪の処方箋です。
この「麻黄湯」に関して、
私はこちらの患者から聞いた面白い経験があります。
一人の男性。
彼はこちらに通い始めてから、「風邪を引いたら漢方で治してみたい」と話してました。
ある日、彼は仕事中にインフルエンザみたいな症状になり大変だったそうです。
そして彼が自ら漢方薬局で買った「麻黄湯」。
飲んだ次の日に、高熱とか体全身が痛い症状が治りました。
会社の同僚は、昨日まですごく苦しんでいた彼が、次の日に平気な顔になったからびっくり。しかし、彼が漢方で治したと話したら、みんな信じてくれないそうです。
証拠が目の前にいるのに、信じてくれないのは、いったい何なんだろう...
「麻黄湯」には別の物語があります。
以下の記事、どうぞご参考に。
麻黄湯を使うとき、注意すべきことがあります。
麻黄湯の症状は、正確にいうとよくあるインフルエンザではありません。
麻黄湯の適切症状があるので、合わないときは飲んでも効きません。具体的な症状・適応症は以下の記事をご覧ください。
2.女性なら自分の体の感覚を分かるはずです。
生理が来る前は、必ず両胸がパンパンに張ります。
そして生理が来る始まった日から、徐々に張りが減る。
なぜかというと、上の「水」が下から出たので。
この自覚症状、男性の私は分かりませんが、何人の女性から聞いたので確認しました。
中医学で言う、母乳と生理は同じものである理論は正しい!