仰向けで寝られるようになり、食欲が増えて両足の冷えが治り、体力が回復した肺がん患者。1週間で子宮筋腫がほとんど消えて、便通が良くなり、冷え性が治った女性。

【※本記事は2021-05-09更新しました】

 

こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生*1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先はこちら

仰向けで寝られるようになり、食欲が増えて両足の冷えが治り、体力が回復した肺がん患者

05/31/2005、雨。

 

今日、二人の癌患者が再診に来ました。

5月23日に書いた二人です。当時の治療内容は以下をご覧ください。

 

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一人目はプエルトリコ人。

彼は漢方を1週間飲んでから、明日からの抗がん剤予約を取り消して、漢方薬治療を続けると決めました。なぜなら、最初来た時、私は「漢方を1週間飲んで変化がなかったら、治療を止めて良い」と話したからです。

 

彼は最初の1杯目の漢方を飲んでから、漢方の力が右肺の下まで行くのが分かるそうです。その場所が、ちょうど西洋医学の検査で分かった癌の病巣。

 

ほかの症状の変化は、漢方を飲んでからたくさんの痰が出て、便通はとても良くなり、今は仰向けで寝られる。食欲はたくさん増えて、両足も暖かくなり、体力もかなり回復。

 

彼の舌を見たら、最初両側にあった黄色くてネバネバする物が全部治りました。いろんな変化があったから、彼は慌てて再診察に来たのです。「抗がん剤を続くと、私は二度と治療しない」と言ったから。

 

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このような患者さんは、西洋医学の治療さえしなければ、『傷寒雑病論』の処方ですごく良い効果が出ます。しかし、一旦西洋医学の治療が入ると、すぐ危篤な状態に陥る。

 

彼は今日の診察で、手の骨が痛いと言ってました。

なぜなら、骨の上に癌ができて、石みたいに硬いからです。

 

彼はまだ状況が良くない「厥陰症,」段階にあります。もし、治療して「陽明症」の症状が出れば、完全に救って来られる。

 

正統派の中医学理論は、非常に明確です。

患者さんが今どの段階で、治療中にどういう変化が出るかは、最初から予測できる。

 

上記の患者さんを、アメリカの一般中医師に渡すと結果が違うかも知れません。一般の中医師は、「癌は西洋医学の治療がメインで、中医学は補助なやり方」だと言います。結果的に、患者さんは漢方薬飲んでも死ぬ。

 

▼李哲の補足説明:

無知なくせに漢方薬飲んでも効果がない時、漢方薬のせいにする患者もいます。以下の記事に出ている大腸がん患者がそうです。ニハイシャ先生に聞けば有効な処方箋をもらえるのに、自分勝手に処方し、効果がないから最終的に手術・抗がん剤を受けて死にました。

 

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1週間で子宮筋腫がほとんど消えて、便通が良くなり、冷え性が治った女性

 

二人目の患者さんは、50歳の女性。

今日で2回目の診察です。

 

彼女は診療所に入って私を見た時、明るく笑いました。このような笑い、私は何回見たかも知れません。

 

お腹の腫瘍は、触診では分からないくらいまで小さくなって、少しだけ圧迫感がある便通は良くなり、両足も暖かくなって、体力が回復。

 

「1週間しか飲んでないのに、こんなに変わるなんて!」と彼女は驚いてました。

 

彼女の質問は、ほかの患者さんからも聞かれる内容でした。

「このような漢方薬は、先生しか使えないですか?他の漢方医も使ってますか?」

 

私は顔が赤くなって、英語で答えました。

「中国人ならみんな使ってます。大した処方ではありません。」

 

『傷寒雑病論』の処方は、みんな一発で的中。これは『傷寒雑病論』の処方が正しい事を証明します。(ダメな中医学の先生を叱るところは省略)

 

▼李哲の補足説明:

『傷寒雑病論』の処方をよく使う先生を「経方派」だと呼びます。もっと詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。

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毎日患者さんが多くて大変。

他にもたくさんの書いてない患者さんがいます。以上の二人は、感慨深くて書いた治療の例。

 

私はただ『傷寒雑病論』の処方を使っただけ。それなのに、1週間で改善されいる。『傷寒雑病論』の処方は、中国1000年以上の臨床効果で検証された聖人・先輩たちの知恵の結晶です。

 

私はこんな知識を途絶えさせません。

必ずたくさんの学生さんを育てて、もっとたくさんの患者さんを救えるようにします。

*1:倪海厦(ニハイシャ)先生の紹介文は、リンク先記事をご覧ください。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介します