こんにちは。李哲です。
今日はニハイシャ先生の治療日記の翻訳文。
本文のリンク先は、
http://www.hantang.com/chinese/ch_Articles/7-29-2005.htm
翻訳文
07/29/2005。
晴れ。
59歳。男性。
彼が最初の治療に来たのは、2005年6月3日。
その後に私は台湾に戻って「人紀」の授業を始めたので、診察は1回しかありません。
初診の時、彼の腎臓はもうだめで、尿毒指数は7.9。西洋医学は既に来週から人工透析の為に、彼の動脈と静脈の結合手術までしたそうです。
こんな彼は友たちの強力な推薦でこちらに来たのです。
彼の病歴は1997年、人口弁膜を入れてからです。
手術後に体内の水を出す薬(利尿剤)とCoumadinつまりネズミを殺す薬と、抗うつ剤.血圧を下げる薬などを飲んでました。
8年経って現在、彼は人工透析に遭いました。
彼の腎臓の問題は10年前からあったそうです。
最初の自覚症状は、体力が全然ない。食欲は良くなったり悪くなったり。気持ち悪い。めまい。喉はとても乾く。両足が氷みたいに冷たい。くるぶし辺りは浮腫んでいる。体はとても寒い。
これは標準的な「里寒症」です。
だから、初診の時に出した漢方は、生のトリカブトは4銭(12gくらい)。他の生薬は保留。将来の学生さんに教えます。。
この例を上げた理由は、初診以後に彼に会ったことがない。
当時、私は彼に言ったことがあります。
「とりあえず人工透析を延期にして。
漢方を飲んで2週間経ってから、主治医に検査してもらって下さい。
数値が悪くなったら、人工透析をして。
数値が良くなったら、人工透析は必要ない。」
今日、私が戻って2回目の診察です。
初診の時から処方箋は変わってません。
この1ヶ月漢方を飲んで、彼の主治医はビックリしてました。
彼は2週間漢方を飲んで、私の言うとおりに検査に行ったそうです。そしたら、尿毒の指数が7.9から5.9まで下がりました。
彼の良心的な主治医は自ら人工透析をキャンセルして、彼に「このまま漢方を飲んで下さい。腎臓が完治できるかも知れません。」と話したそうです。
西洋医学の先生がこんな話をするのは、とても珍しいこと。
これはまた一例、閻魔の手から奪ってきた命。
この治療例を上げた理由の2つ目。
中医学は腎臓を治す時、必ず先に心臓を強化します。
心臓が先に治ってからこそ、腎臓が治るチャンスがあります。
この患者の心臓はすでに弱くなっています。
根本的の原因は、10年前の腎機能低下の時に西洋医学は治療方針を知らなかったから。一番先に心臓を強化する。
そうじゃないと、心臓がダメになるから。
違う角度で言うと、彼は間違った医学のせいで、今日の結果になっているのです。
最初から中医学の治療を受けたら、こんな結果にはなりません。
現在、弱くなっている心臓を治さないと、必ず肺に影響が出て、肺の次は肝臓。
そうすると、命も終わりです。
これが患者さんが西洋医学を信じた結果、払わないといけない代償。する価値はあるでしょうか?
最も難しいのは、現在この患者の心臓を治そうとしたら、西洋医学の治療で既に人工的な心臓弁膜を入れてます。
要らないこの心臓弁膜手術も、西洋医学が心臓病を治せないから。
最初この患者の心臓に問題があったのも、西洋薬の副作用だと私は信じてます。
西洋医学はマフィアみたいに、一旦手を染めたら、一生コントロールされて逃れない。
そして、最後は財産もなくなり、命も奪われる。