人工関節置換術しなくても、股関節の痛み・坐骨神経痛は鍼だけで治る

【※本記事は2019-04-25更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の治療日記の翻訳文。

股関節痛、坐骨神経痛、白内障などを治した鍼灸治療例です。

 

中国語本文リンク先、壹千英里換一條腿

 

 

人工関節置換術しなくても、鍼で治った股関節痛、坐骨神経痛

9/26/2005、晴れ。
一人の女性、67歳。

ペンシルベニア州から車で来ました。走行距離は1600Km。


レントゲンで見たら、彼女の右側寛骨はすでに圧迫されて変形していました。病院の先生は、人工関節置換術をすすめたそうです。


彼女は手術を嫌がって、ご主人の同伴で車で来ました。先週の木曜日が初診の日。

 

当時の顔色は青。

これはとても痛いから現れる色です。


彼女は杖を使って、ご主人に介助されながら入って来ました。

当時、私が選んだツボは左側の「行間穴」、「外関穴」、「侠溪穴」。

理由は、彼女の胆経と陽維脈も痛いから。


申脈穴」を刺した理由は、陽橋脈が痛いから。

(リンク先には、パーキンソン症候群をこのツボ1個で治した面白い治療例があります。)


三皇穴を刺した理由は、両足がとても浮腫んでいるから。


委中穴」と「陰谷穴」を刺した理由は、背中の足太陽膀胱経が痛いから。

 

右側の痛い場所:「環跳穴」を刺して、呼吸補瀉法を実行した理由は、坐骨神経痛があるから。

 

鍼の画像

彼女が帰るときに、また耳に針を埋めてあげました。これが初診の日の状況。


先週の土曜日に再診に来た時、痛みはだいぶ良くなった。

杖はまだ要るけど、ご主人の介助がなくても大丈夫だそうです。


2回目の鍼灸で、ツボは同じでした。


今日が三回目の鍼灸。

彼女は早足で診察室に入ってきたけど、ご主人は来てなかったです。杖も持ってきてない。


顔の青色はほとんど消えてました。

彼女が言うのには、胆経の痛み(李哲 解釈:体の側面の真ん中が胆経)だけ少し残っている。


痛い場所は、右側の「環跳穴」から「風市穴」のあたり。

だから、選んだツボは前と同じにしました。

 

彼女は2.5kg痩せて、両脚のむくみも治ってました。


「ご主人はなんで来なかったですか?」と聞いたら、「他の用事があるから来なかったです。今日は一人で車を運転して来ました。」の答え。


この治療例を書いて皆さんに伝えたいのは、

 

1.鍼灸はどこまで治療ができるか?

どんなにひどい関節痛でも、鍼灸で治せます。


2.人紀クラスの生徒さんたちは復習ができます。

以上のツボと手技、素人は真似しないほうが良いです。万が一の為に。

 

白内障が良くなった女性

アメリカ籍インド人、64歳、白内障。

 

西洋医学の手術が嫌がってこちらに来ました。

3日に1回の施術、今日で4回目の鍼灸です。


私が選んだツボは、「晴明穴」、「頭臨泣」、「太陽穴」、「臂髎穴」光明穴」、「陽白透魚腰」、「養老穴」など。

 

今日、彼女が来て話したのは、だいぶ見えるようになった。

目の中の白内障もだいぶなくなって、今は少しだけ残っている。彼女はとても喜んでいました。

f:id:li-hari:20180718114823j:plain

 

もちろん、彼女の治療には漢方薬「磁朱丸」も使っています。

 

これは鍼灸で目の病気を治す昔ながらの手技。

鍼灸師はみんなできます。

 

私の生徒さんもみんなできるはず。

 

(以下省略)

李哲の感想

関節痛.目の病気(白内障.緑内障.近視.遠視など)には鍼灸がとても効きます。手術なんかは要りません。以下は一つの鍼灸治療例なので、参考にして下さい。

f:id:li-hari:20181219183221p:plain

li-hari.hatenablog.com

 

鍼灸が効くと言うのは、「10回の施術で良くなるのが分かる」意味ではありません。痛みは、1~2回で効果が分かります。(目の病気はもう少し回数が必要)

 

1回で効果が分からなかったら、一つ目は鍼灸師が間違った場所を刺した。2つ目は、選んだツボが間違っている。だから、即効性がない。

 

以下は私の一つの治療例。

ツボの刺し方は、ニハイシャ先生の教えと同じです。

f:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plain
li-hari.hatenablog.com

 

上の翻訳文を読んで、皆さんはきっとふん~~と思うだけでしょう。

 

治療効果を出せない鍼灸師が多いから、皆さんは鍼灸は大したことないな。治せるのはせいぜい腰痛・肩こりでしょう?と思うわけ。

 

「こちらの足ツボ.整体のほうが効く!」の話を何回も聞いて、私はショックしたことがあります。本当なら逆パタンなのに…

 

いつかは鍼灸師たちが気づいて、昔ながらの本物の鍼灸に戻るでしょう。

 

そうすると、世の中の痛みなんか、どうでもよいものになります。

鍼灸ですぐ治せるから、全然病気が怖くなりません。