脳腫瘍の原因と漢方薬治療方法(2019-02-08更新)

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の治療日記の翻訳文。

激しい腹痛の患者と、悪性脳腫瘍の男性患者、そして悪性脳腫瘍の原因と治療法も書いてあります。


中国語本文のリンク先は、

故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)

 

 

1.激しい腹痛:西洋医学では原因不明だけど、漢方薬は1日で治る

11/02/2005、晴れ。

今日、二人の例をあげます。

 

一人目、男性、41歳。

主な症状は極度の腹痛、毎晩3時から朝の5時まで痛くなる。痛い場所は右わきの始めて、徐々に左のお腹に移動する。朝の5時には痛みが左のお腹に止まるそうです。

 

この症状は、すでに2ヶ月経っています。

しかし、西洋医学は未だに原因が分かってない。

 

診察した時の主な症状は、

  • お腹を押すとすごく痛がる
  • 小便は黄色
  • 食べられない、食べるとお腹が痛くなるから
  • 身体はとても熱い
  • 喉はとても渇く
  • 冷たいものが飲みたがる
  • 毎日便通はある
  • 脈診は有力で、弦数

 

ぱっと見ただけで分かります。

処方箋は経方の大柴胡湯(だいさいことう)。

 

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【▲ 大柴胡湯の中の生薬:大黄(だいおう)。便秘を治すときに必要な生薬。】

 


 

西洋医学で原因不明だというのは、不思議な事でもない。

なぜなら、彼らの病気に対する定義は、金儲けの角度で作っているから。

 

あらゆる方法で、健康な人が健康診断を受ける時に、癌など見つけようとしています。 

体に害がある癌であろうと無害な癌であろうと、みんなに放射線療法・手術をすすめる。

 

今までどのくらいの患者さんが、彼らに殺されたか数え切れない。

 

言い換えると、患者さんは病気がなくても、彼らは病名を付け加えて治療を始める。患者さんの時間とお金を盗もうとします。

 

この患者さんはすごく辛いのに、西洋医学はなんの解決策もない。逆に患者さんの思い込みで病気になったと言います。

 

この患者さんは、2回目の診察も要りません。

漢方薬を1日飲んですぐ治るはず。

 

弁証が正しければ、経方は1日飲んで効果が分かり、2日目には治るもの。

 

2.悪性脳腫瘍患者、自分が性機能障害(ED)がある事を隠そうとしていた

2人目の患者さんは笑い話です。

男性、32歳。

先月、西洋医学の検査で「悪性脳腫瘍」だと確認されたそうです。

 

症状は右半身が少し麻痺。

彼の両目は、すでにDVD撮影して、人紀クラスの生徒さんに見せるつもりです。生徒さんは診断技術と治療の過程が見れます。

 

彼のお母さんは、知人と一緒に同伴して来ました。

 

彼の症状は、

  • 上半身がものすごく熱がり
  • 喉はとても渇く
  • 氷入れの水が飲みたがる
  • 身体はとても太っている

 

私は彼に聞きました。

「足は冷たいですか?」

氷みたいに冷たいです。」

 

「睡眠はどうですか?」

「眠れません。」

 

「性的機能はどうですか?」

「正常です。」

 

彼が嘘をついてるのを、私はすぐ分かりました。

 

3.悪性脳腫瘍は、精子が逆流して脳に入ったのが原因

男性が悪性脳腫瘍の原因は1つだけ。

「精子」が逆流して、脳に入ったから。

 

男性は気がメインである。

通常は血がお腹の「精宮」という所で加工されて、「精」になります。

 

心臓が傷つけられて、血が精に加工されない場合、逆流する現象が起きます。

 

逆流して肺に入ったら肺がん。

なぜたくさんの男性が、タバコも吸わないのに肺がんになったか、これが原因なのです。

 


 

私は彼の嘘を分かっていて、それ以上質問するのも止めました。

 

待っている患者さんはたくさんいるから、しつこく質問する必要もない。さっさと処方箋を書いて、彼を送り出しました。処方箋には硫黄と陽起石を入れて。

 

陽起石(ようきせき):性機能障害を治す強い生薬、石です。

陽起石(ようきせき):性機能障害を治す強い生薬、石です。

 

ほかの患者さんを診てる時、彼はずっと診療室の周囲でウロウロしてました。何か話したがっているように。

 

その患者さんの診察が終わったら、彼はすぐ駆け込んで入って話そうとしてました。

もう耐えられないので、内線で学生さんを呼んできて、「何か話したいのがあったら学生さんに話して」と彼に言いました。

 

話したいのがあったら、さっき話せばよかったのに、いまさら邪魔しに来て!

 


 

昼間、私の学生さんが笑いながら教えてくれました。

当時、彼のお母さんとお母さんの知人がいたから、彼は恥ずかしくて「性的機能に問題があると言えなかった」そうです。

 

そして、みんながいなくなってから、私に本当の話をしようとしてウロウロしたのです。

 

私の学生さんが彼の苦情を聞いて、処方箋を確認しに薬局に行ったら、硫黄と陽起石が入っているのを見て笑いました。

 

私は彼の嘘を言ったのを気付いてる。

そして、その場で嘘を破いてなかったことも。

 

学生さんは彼を慰めたそうです。

「安心してください。先生はちゃんと性機能強化の漢方も入れています。」

 

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【▲ 性機能障害に有効な硫黄(いおう)】

 


 

一人の中医師として、自分の処方箋を把握してないといけない。

患者さんのどこに問題があるかも分からないといけません。

 

そうすると、患者さんの病気は完全に治るのです。

 

患者さんはお医者さんに実情を話す必要があります。診断の根拠になるので。

 

彼は今日私に出会ったから、まだ良かったです。

ほかのお医者さんに会ったら、どうなるでしょう?

 

彼の病気は必ず良くなります。

ただし、時間がかかる。

 

4.中医学の定義:悪性脳腫瘍が回復する時期は、翌年の真夏 

次の季節は冬で、腎臓の季節。

腎臓は骨を司り、骨の中には髄が入っている。脳はまた髄の海である。

 

だから、腎臓から脳は全部つながっています。

もし腎臓病だったら、来年の春には完治するはず。

 

脳は「奇恒の腑」で、一番上にある。

生薬の力が入るまでは、時間がかかります。

 

中医学の理論では、「上有病、治之在下」。

このような病気は、下の臓器から治療すれば自然に良くなります。

 

私は一人の悪性脳腫瘍の患者さんを治した事があります。

全治に8ヶ月かかりました。

 

今日の男性は、来年の長夏に回復できるでしょう。

 

なぜなら、彼の心臓が一番の原因だから。

心臓が良くなるのは長夏の季節です。

 

以上の内容は、みんな「黄帝内経」に出ている話。

中医学を習った方は分かるはず、私がどんな処方箋を使ったかも分かるはずです。

 

彼の病気が良くなるのを、見守ってあげましょう。