【※本記事は2019-03-14更新しました】
こんばんは。李哲です。
中医学は、日本で「東洋医学」だとも言われていますね。
歴史が長い中医学の代表的なものは、漢方薬と鍼灸でしょう。
西洋医学は近代に発展してきものですが、今のところもっとも普及されています。
この2つの医学は、どんな違いがあるのか?
今日は鍼灸学校の先生から聞いた話を元にして、自分の観点を述べたいと思います。
- 東洋医学(中医学)は治療と診断が同時に行われるけど、西洋医学はできない
- 東洋医学(中医学)は病気治療以外に滋養強壮もできるけど、西洋医学はできない
- 病院の検査・簡単な手術を受けた後、すぐ死んだ患者
- 東洋医学(中医学)は大昔から完成状態、西洋医学は「日進月歩」で定まらない
- 東洋医学(中医学)はサイエンス・科学、西洋医学はテクノロジー・技術
東洋医学(中医学)は治療と診断が同時に行われるけど、西洋医学はできない
鍼灸の歴史を教えてくれる時、先生はこう話しました。
「西洋医学は検査と治療は分かれている。
しかし、鍼灸は検査と治療が一体型で、その場で検査と治療が同時に行います。」
ツボを押すのは検査にも繋がるし、同時に治療にもなる。
漢方薬は探偵みたいに現状検査もできるし、同時に治療にもなります。
つまり、鍼灸は効率的です。
鍼灸だけでなく、漢方薬.足ツボ.整体もみんな同じ。診断と治療が同時に行われます。
西洋医学は先進そうな検査機械と治療方法を見せてるけど、無駄なモノだらけ。効率悪い。
たとえ話をします。
心電図検査で、心臓病は良くならない。
CT.MRI検査で、癌は良くならない。
レントゲン検査で腰痛が良くならない。
良くなったところか、
検査に待ち時間が何時間、結果を知るのには何週間かかる。
お金払って被爆者になり、本来の痛みとつらさはそのままで帰るのが一般的。
東洋医学(中医学)は病気治療以外に滋養強壮もできるけど、西洋医学はできない
西洋医学ともう一つの違いは、中医学治療は病気になってない少しつらい時にも使えます。
つまり、滋養強壮.養生に使える。
正常な健康な方でもOKです。
ちょっとした疲れ気味.歩きすぎて疲れた.デスクワークで首肩が辛い…こんな時に中医学の漢方薬.鍼灸.足ツボ.マッサージなどは役に立ちます。
病気があったら病気を治す。
病気がなかったら、滋養強壮剤にもなれる。
その作用は温泉と同じ。
温泉に入りすぎて癌になった。
足マッサージやり過ぎて癌になった。
お灸やりすぎて子宮筋腫になったとか、聞いたことないでしょう?
自然療法はどんな時でも使えて、副作用もないのがメリット。
西洋医学にとって、滋養強壮.養生は夢の話です。
免疫力が弱っている患者さんはもちろん、正常な方でも飲んではいけない。
またたとえ話をします。
よーし!
最近便秘と下痢が繰り返すから、大腸を切り取って抗がん剤飲もう。
胃の調子が悪いから、胃を3分の1切り取って放射線療法をやろう。
最近なんだか疲れ気味だから、鎮痛剤とマルチビタミンと抗生物質たっぷりの[薬膳鍋]を食べよう。
命が2つあると思う方、やってみてください。
以上の方法。
免疫力が低下してる患者さんだったら、死ぬのがどんどん早くなる。
病気がない方が薬を飲み続けると、たくさんの病気を作られて、無理やり本当の患者さんになります。
病院の検査・簡単な手術を受けた後、すぐ死んだ患者
学校で解剖学を教えてくれる爺ちゃん先生は、臨床での経歴を語ったことあります。
一人の知り合い。
少し昔、胃カメラ検査を受けた後、1ヶ月も経たないうちに死んだ。死因は原因不明だと言うけど、おそらく内視鏡が引っかかって臓器出血。
もう一人はある会社の偉い人。金持ちだから医学大の偉い大先生に頼んで、がんの簡単な摘出手術を受けてけど、3日の高熱の後に死んだ。
死因は原因不明だと言うけど、おそらく手術後の感染症。
がんは手術しなくても、最低何年くらいは生きると保証したのに3日で死んだから、金持ちの患者さん家族が怒って裁判を起こしたそうです。
しかし、裁判で勝ったであろうと負けたであろうと、もう意味がない。裁判で死んだ人は、蘇るわけがないから。
解剖学の爺ちゃん先生は嘆いてました。
「これは笑い話じゃない!
検査を受けただけで死ぬんだよ。
ちょっとお腹を開けただけで死ぬんだよ!」
東洋医学(中医学)は大昔から完成状態、西洋医学は「日進月歩」で定まらない
西洋医学の歴史を見ると、だいたい200年くらいの歴史です。(いろんな治療方法.手段が流行り始めたのが)
しかし、中医学の歴史はもっと長い。
鍼灸治療の元祖:砭石(へんせき)は、6000年前からありました。
これは年功序列の考え方で、威張る事ではありせん。
歴史の流れで、面白い話をしたいだけです。
二百年の間、西洋医学の理論.治療手段は、どんどん変わりつつあります。
その代表的なのは、原始的な手術道具が繊細な道具になった。新しい医学理論(仮説)は相次いて出てる。
西洋医学が進化した結果は、治療費用がとても高い。
一般庶民は重症になったら、残存の家を売っても治らないくらいです。
医学理論がごろごろ変わるから、なぜ病気になったか分からないし、どんな時に良くなったかも判断できない。
中医学の治療方法.理論は、この4~5千年ずっと変わっていません。
多少の生薬が増えたり、特別な治療効果がある経穴が増えたりしたけど、全体的に変わったのはほとんどありません。
麻黄湯.葛根湯は2000年前からあって、今でもそのまま1発で風邪を治せます。
費用は相変わらず、とても安いです。
中国で麻黄湯の材料を買ったことありますが、1日分で2元でした。日本円でおよそ35円。
2000年前に書かれた【黄帝内経】.【傷寒雑病論】などは、今でも聖典(最高の治療理論.生理学.病理学)として使われています。
東洋医学(中医学)はサイエンス・科学、西洋医学はテクノロジー・技術
話が変わりますが、音楽を例え話にしいます。
今はクラシック音楽を超える曲は作られていません。演奏してるのは100年前の音楽。
仏教.イスラム教.キリスト教の聖典を超える作品も、近代は現れていません。皆さんが読んで信じているのは昔々の聖典。
何を言いたいかというと、宗教.医学理論などは、人類知恵の結晶で早熟した文化。最初から完璧なもので、後世では残念ながら逆に衰えています。
中医学も早熟した文化で、これ以上修正する必要がない、そのまま使えるものです。
なぜなら、真理で科学的なものだから。
5000年経っても、人間がいる限り変わらないのです。
西洋医学は違います。
昔の理論(仮説)を転覆したり、どんどん新しい機械を発明して、皆さんに先進そうな姿を見せかけています。変化する形を見せないと、科学的ではないのがすぐバレるから。
ある意味で、西洋医学は機械にとても頼ってます。
新しい機械の発明がなかったら、西洋医学はの存在が薄れる。
しかし、科学的なものは機械がなくても存在してます。
太陽は相変わらず東から登ってきて、りんごは相変わらず重力で地面に落ちてる。
人間は相変わらず米・肉など食べてエネルギー補給してるし、草の根っ子など煎じて病気を治してます。
2、3千年経っても変わらないモノ、それこそ科学的なものなんです。
一言で言うと、西洋医学はテクノロジー(科学技術)で、科学的ではありません。