こんにちは。李哲です。
今日はお父さんの糖尿病の治療、続きの記事です。
お父さんのインスリン注射を止めさせるために、相当時間がかかりました。毎週国際電話をかけて説得。
最初は亡くなった台湾大統領:蒋介石の長男、蒋経国の話をあげました。
これはニハイシャ先生の治療日記でも上げたことがあります。
糖尿病の大統領が西洋医学の最先端治療で、最後は足から切断し始め、切る所がなくて死んだ。
大統領すら「素晴らしい治療」で切断され死ぬしかないのに、一般庶民はそれ以上の最先端治療が受けられるか?
考えてなくても分かることです。
日本では蒋介石、蒋経国はあまり知られてないけど、中国だとみんな知っている。だから、説得力はありました。
幸いなのは、お父さんもインスリン注射を止めたい。中国のテレビで漢方で糖尿病を治したのを見たことあるから、尚更インスリン注射をしたくないと言ってました。
ただし、お父さんが怖がっているのは失明と脳卒中。
私はお父さんとお母さんを説得しました。
血糖値が徐々に高くなると、身体はその環境に慣れる。
むしろ下げようとするのが危ない。
目がよく見えない.飛蚊症などは、肝機能低下が原因。これはお父さんの長年のお酒と関係してる。
血糖値が高いのは、食べてすぐ寝る習慣があるから。
お酒の量を減らして、食後にすぐ寝る習慣さえ直せば、血糖値は徐々に下がる!と説得しました。
そして漢方薬の「明目地黄丸」 をオススメ。
安いし、手入れがとても簡単で、長い間飲んでも大丈夫なものです。
お父さんとお母さんは、漢方薬は買って飲んでみる。インスリン注射を怖いけどやってみよう!ただし、徐々に量を減らして行くね。と話しました。
その後、お酒の量は減り、ほとんど飲まなくなった。夕ご飯食べてすぐ寝る習慣も改善されてました。
「明目地黄丸」
を飲みながら、インスリン注射を徐々に減らし。
2,3ヶ月経った時、お父さんはインスリン注射を完全に止めてました。
たまに血糖値を測っているけど、全然落ちないね!「明目地黄丸」 は本当に効いてるの??と冗談半分で言ってました。
でも、お父さんの体調はインスリン注射を受けてる時より良い。
良くなっているかどうかは、患者さん自分で分かるから。
血糖値がすごく高いのに、体調がインスリン注射の時より良い。目の調子もそんなに悪くはない。
これはブラックジョークです。
ちなみに、「明目地黄丸」 というのは、全ての糖尿病治療に使う漢方薬だと勘違いしないで。
これは、主に視力低下を治すためです。
白内障であろう、緑内障であろう、パソコン見すぎが原因であろう、全ての視力低下症状に使えます。
漢方薬を勉強する人は、よくこの漢方薬は何々病を治すと言いがちですが、間違いないでください。
一つの漢方薬≠一つの病名。
漢方薬が対応してるのは、患者さんの自覚症状。西洋医学で言う病名ではありません。
お父さんの目が安定したのは良かったけど、他にまた教えてくれなかった自覚症状がありました。
更にひどいトラブル(自覚症状)。
海外にいる息子を心配させたくないから、わざと病状を隠したでしょう … …
追記:
余談話ですが、上に書いた蒋介石の長男、蒋経国大統領。
彼は就任中にハンセン病センターを視察し、患者さんと握手してました。
人格はとても尊敬します。
ただ、西洋医学の治療で命を落としたのは遺憾ばかり。
国民の為に!という大統領.総理たち、貴方はこんな度胸ありますかね?
~続く~