こんにちは。李哲です。
今日はお父さんの糖尿病の治療、続きの記事です。
お父さんが言ってない自覚症状は以下の通り。
1.入れ歯のために、歯を全部抜いた。
しかし、インスリン注射をしてから、歯茎の炎症は全然治らない。
入れ歯の模型が完成しているのに、傷口炎症が治らなくて入らない。
これは当たり前の話。
インスリン注射で臓器が眠ってしまい、自己回復機能が壊れているから。わずかな炎症でも自分で治せないのです。
インスリン注射を受けると、最後には足が腐るのを知っていますか?
これは治療薬の副作用からくるものです。
しかし、西洋医学は美名をつけて、「糖尿病性壊疽(とうにょうびょう せい えそ)」といいます。
壊死になる理由を簡単に説明すると、血(栄養の塊)が下半身に溜まって、止まったままになるので、最後は腐るのです。
牛乳を置きっぱなしにすると、酸っぱく腐るのと同じ。
もし、インスリン注射.内服薬などなければ、足が簡単に壊死なんかしません。これは後ほどで事例で説明します。
お父さんはインスリン注射を止めて、しばらく経ってから歯茎の傷口は自然に良くなりました。
入れ歯を使って、その後は美味しくご飯を食べてます。
もし、インスリン注射を止めても傷口が治らない場合、中医学は治療方法がまだあります。
「糖尿病性壊疽(とうにょうびょう せい えそ)」を治せる簡単な理屈は、血行をよくして血が止まらないようにするから。
2.小便の時、白い泡がとても多い。
これは腎臓衰弱の証拠です。
西洋医学の言葉で言うと、タンパク質が尿から流出する時です。
尿蛋白が多い時は、小便した後に白い泡が浮く。
酷くなると人工透析をするかも知れません。
お父さんは自分でよく観察したそうです。
血糖値が良い時は、尿の泡が少ない。
血糖値が高くなると、尿の泡が増える。
だから、お父さんは血糖値を測らなくても分かるよ!と言ってました。
3.中耳炎みたいに良くなる。
西洋薬を入れても再発する。
耳が痒すぎてイライラする。
漢方でひどい中耳炎を治した例 でも書きましたが、これは腎臓が弱いから。
4.一番悪い自覚症状。
それは、腰と大腿骨の大腿骨転子部(お尻の側面)がとてもだるくて痛い。
大腿骨転子部が痛いから、まともに歩けない。
10分くらい歩くと、しばらく休むしかなかった。
大腿骨転子部が痛い時は、また腎臓と関係あります。
腎臓がとても弱くなると、お尻の側面の骨が痛くなるのです。
昔のお父さんは、ただ腰が重だるいだけでした。
しかし、インスリン注射を始めてから、以上の重症が出た。
インスリン注射のおかげ様ですね~
糖尿病は中医学で言うと、「脾臓」(五行説では土)の問題だと言います。
この「脾臓」の中には、西洋医学のすい臓系も含んでいる。
脾臓に問題が出ると、次に腎臓が弱くなります。
五行説で言うと、「土克水」。
前の記事で話したけど、インスリン注射は脾臓を眠らせます。つまり、インスリンのおかげで、脾臓がどんどん弱くなる。
脾臓がどんどん弱くなると、腎臓の問題もひどくなる。
だから、お父さんの腎臓は大ダメージを受けたのです。
明目地黄丸を薦めた以外に、また煎じ漢方薬をすすめました。
加工したトリカブト(制附子)は30g。
肉蓯蓉は50g…など。
詳しい処方箋は公表しません。
2週間くらい飲んでから、反響を聞いてみました。
耳が痒いのは2,3日で治った。
目の調子は良い。
尿の泡が減った。
全然出ない日もある。
腰の痛みは楽になった。
大腿骨転子部の痛みは、そんなに変わらない。歩くのはまだ大変。
何故か、漢方薬を飲んでから、一日何回も下痢になる。腸の中が空っぽになる感じ。
私はお父さんに説明しました。
「これは、わざと肝臓の化学毒素を出すために、解毒の生薬を入れている。しばらく経ってから下痢にならないはず。」
そして、また2週間の分を飲ませました。
反響は同じ。
下痢の症状が無くなっただけ。
2ヶ月くらい飲ませても反響は同じ。
一番肝心な大腿骨転子部の痛みは変わってない。
途中で処方箋は何回も変わっています。
使用してる生薬の量も、少ないのが20g、多いのは50g有りました。
中国の漢方薬局の先生は処方箋を見て、こんな苦い処方箋は見たことない!貴方飲めるの???と質問したそうです。
しかし、お父さんは文句言わず、ずっと飲み続けてました。
それなのに、予想通りの効果は出ない。
私は焦りました。
何がいけないだろう…
なんとかして、早くお父さんを歩かせないと!
~続く~