胆石の検査には限界がある:超音波では2㎜以下の胆石が確認できない!

【※本記事は2019-11-15更新しました】

 

こんにちは。李哲です。 

今日は倪海夏(ニハイシャ)先生の弟子:李宗恩博士が書いたものです。

 

中国語本文のリンク先は、

西醫超音波檢查膽結石的侷限 – 當張仲景遇上史丹佛

翻訳文

先日、一人の患者さんは胆石に関して、私と「喧嘩」しました。

 

私が下した診察は、胆石。

しかし、患者さんは超音波検査を受けたばかりで、「結石は絶対ない。中医学の検査方法が科学的ではない!西洋医学の超音波でないというから、ないのに決まっている!」と言ってました。

 

本当に?

超音波で確実に胆石の有無が判断できますか?

 


 

この問題は臨床で何回も経験しました。

 

たくさんの患者さんは、西洋医学の検査で胆石がないと言われました。しかし、中医学の検査方法では胆石である。そして、中医学の治療方法で、患者さんはみんな良くなっています。

 

以下は一つの漢方薬治療例。

参考になると幸いです。

 

www.li-hari.net

 

中医学と西洋医学、胆嚢結石症の診断での区別は後にしましょう。

討論すればするほど、中医学を信じてない人は中医学がデタラメだと思うから。

 

先に西洋医学の超音波技術は、どんなものかを見てみましょう。

 


 

超音波は西洋医学で胆石を診断するときの検査方法です。

f:id:li-hari:20181229133503j:plain

超音波検査は、その限界がある。

たくさんの患者さん。お医者さんすらこの技術は万能であると思い込んでいますが、これは間違い!

 

超音波技術をよく見れば分かりますが、超音波は2㎜以上の結石しか見つかりません。しかも、成功率は約95%

 

つまり、あなたの胆石が2㎜以下だと、超音波では検出できません。

 


 

西洋医学自身の統計データによると、超音波では15~20%の胆石しか検出できないと書いてあります。

 

言い換えると、西洋医学の先生が「あなたは胆石がない」と告げた時、その意味は「95%の確率ですが、あなたは2mm以上の胆石がない」

 

残念なのは、西洋医学の先生はテクノロジーの限界を分かっていません。患者さんも西洋医学を妄信しています。

 

www.li-hari.net

 


 

もし、もっと精密なCT スキャンを使うとどうなるか?

 

西洋医学自身の統計データによると、CTスキャンで診断できる確率は最大80%。しかも、費用が高いCTスキャンで胆石を検査するのは稀なこと。また、MRIは胆石の診断ができません。

 

だから、次回に私が胆石だと診断したのに、西洋医学の検出では「結石がない」。この時は反論しないで、診断した西洋医学の先生に聞いてみてください。

 

「超音波検査の限界を知っていますか?」

 

あなたの西洋医学先生が詳しく説明した後に、もう一度討論しましょう。