【翻訳文】恐怖症と不安症。小便の痛み。急性の腹痛などの中医学治療(2018-03-06修正)

こんにちは。李哲です。

今日は倪海夏(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳文です。

 

中国語本文のリンク先は、

http://www.hantang.com/chinese/ch_Articles/4-29-06.htm

翻訳文

昨日の28/04/2006。

夫婦の二人が診察に来ました。

 

お父さんは昔からの患者さん。

どんな小さな不調でもすぐ私を探しに来てます。

 

昨日は奥さんと娘さんを連れてきました。

 

お父さんに針を刺したあとの20分を利用して、奥さんの診察をしました。

 

奥さんはひどい恐怖症と不安症があり、とても痩せていて顔色蒼白。

両目は非常に緊張していて、何かを恐れている感じ。

 

呼吸は浅くて、左肩と左首が痛い。

押してみたら、一番痛いツボは「膏肓」。

 

脈診は弦.無力。

 

問診で分かったのは、不眠症。便通は一日3,4回。よく下痢をする。食欲はまだ良い。体はよく寒くなる。

 

一回だけ便の中に 回虫がいた。

生理は2週間に1回。

体力無い。

両足は氷みたいに冷たい。

 

奥さんの職業は看護師。

病院で働いてる。

 

奥さんの病気は、パッと見ただけで「厥陰症」であることが分かります。

 

処方箋は「烏梅丸」。

他に煎じ薬は、四逆湯をアレンジしたもの。

細辛10g、生のトリカブト15g,炙甘草など。

 

背中の「膏肓」あたりの痛みは、治すのが簡単です。

私の鍼灸DVDを見た生徒さんは治療法が分かります。

 

どんなに長年の痛みでも、1~2回で治ります。

 

奥さんの診察を行う時、抱いている3歳の娘さんが気になりました。

 娘さんの両目下は赤色、赤色下は青黒い。

 

だから、私は奥さんに聞いてみました。

「娘さん、腎臓に問題があって、小便の時痛いでしょう?」

 

寝て針を受けてるお父さんが話しました。

娘はずっと小便の時に痛い。

小児科の先生はなぜ痛いかが分からない。

 

奥さんは娘にワクチンを一切受けさせてないそうです。確かにこの子はBlue card(ブルーカード。李哲解釈:アメリカで申し込むと、ワクチン接種を拒否することができるカードらしいです)を持っていた。

 

奥さんは看護師。今までたくさんの人がワクチン接種をして、効果があるところか、逆に終身障害になったのを見てきてる。

 

だから、奥さんはワクチン接種をさせてない。

 

しかし、娘が生まれてからの小便痛はどうにもならない。

 

周りのお医者さんは、みんな治療法が分からないそうです。

 

私は奥さんに話しました。

「貴方の治療と一緒に治せますが、受けてみますか?」

 

奥さんは頷きました。

 

私はまた奥さんに話しました。

“今回はナイスチャンスです。

何故かと言うと、貴方親子の処方はとても似てるから。

 

煎じ薬は苦くてまずいけど、飲む時に子どもに見せながら美味しそうに飲んでほしいです。

 

子どもが飲みたい!飲みたい!と言ってもあげないで。

 

2回断ってから、3回目に飲みたい!と言った時に、2匙分を上げて下さい。

 

子どもは一気に飲み干すと思います。

 もし、この方法じゃないと、子供はきっと拒否して飲まないでしょう。」

 

このような先天不足からくる病気。

中医学の治療では簡単です。

 

難しいのは、まずい漢方薬を子供が飲んでくれない。

 

この母子の治療には、必ず生のトリカブトが必要です。

 

この生薬は経方家にとって、日常茶飯事。

 

しかし、現代中医学の先生は死ぬ日までトリカブトを使ったことがない。

 

子供に使うなんて、彼らには想像もできないこと。

 

怖がっていてすぐ病院に送りたがる。

病院から治せない!と言われて来たのに。

 

私は奥さんの処方箋に2つの生薬を加えました。

奥さんには役に立つし、それより娘さんにとってはとても大事な生薬。

 

一石二鳥の処方箋です。

 

私の話を聞いたお父さんは、ベットで大笑いしてました。

 

(西洋医学の先生と製薬企業、貴方たちはできますか?できないなら中医学を尊重して下さい。人の命は千金でも買えません。正しい医学を支持して下さい。)

 

当日の午後。

常連さんのアメリカ人が来ました。

 

右脇下がとても痛い。

痛みは、上の肩まで広がっている。

 

私は冗談を言いました。

なんで救急車で病院に行かないですか?

 

彼は痛すぎて声まで小さくなってました。

「死んでも行かない。行ったとしても何も変わらない。半殺しされるかも知れない。

 

痛みの原因も分からないし、どうせ鎮痛剤だけだろう…」

 

以下の陳述。

人紀クラスの生徒さんのみ見てください。

 

彼を仰向けにさせて、左手の「肝関」を刺し、呼吸補瀉法を行ったけど痛みはすぐ変わってない。

 

針を出して、今度は左足の「胆石点」を刺した。

痛みは相変わらず消えない。

 

ここで私は確認しました。

彼は胸肋損傷はない。胆石症もない。

 

続いて、痛いところを触ってみたら、熱くもない。

ここで判断できるのは、腹膜炎でもない。

 

続いて、お腹を押してみたら、ぐるぐるの音がした。

 

ここで最後の結論が出ました。

 

彼はきっと急に驚かされて、上行結腸の大便が急に上がり、横行結腸との接続部位に挟まれてる。ちょうど「章門穴」辺である。

 

「章門穴」は脾の墓穴でもあり、臓の会穴でもあります。

 

脾は下腹部を管理し、湿気をコントロールし、土なので水もコントロールしてます。

 

今驚きで気がつまり、脾臓はちゃんと働けないから、大腸中の水と便が分離して水が腸間膜に染みこんで、腹腔の圧力が増えたから心臓の痛みなど出てるわけ。

 

これは、経方中の「己椒歴黄丸」で治せます。服用前、必ず5gの芒硝を溶かして、その水で丸薬を飲むこと。

 

私は彼に2回分だけ渡して、「帰ったあとに1袋、寝る前に1袋の飲むと、最初はすごい下痢になりその後大便が出るはず。

 

便が出た後でも痛みがあるなら、明日また来てください。

私は常に診療所にいるので、予約なしでそのまま入ってきても良い。

 

もし治ったら来なくていいです。」

 

今日の午前中、彼の姿が見つからない。

 

結果はどうなったか、皆さんは分かるでしょう。

 

このような治療例はたくさんあります。

 

鍼灸師は一つ分からないといけない。

正確なツボは大事。

ツボは診断に使えるし、治療にも使えます。

 

(西洋医学は炎症とがん細胞しか分からない。炎症もがん細胞もなかったら、彼らはなんにもできない。)

 

人紀クラスの生徒さん、上で話した「己椒歴黄丸」は経方家が使うもの。現代中医は芒硝を見ただけで怖がります。

 

上の診断は鍼灸の経絡と黄帝内経の理論を分かって、その後は経方(傷寒論の処方箋)で一発勝負の効果が出る境界に達します。