【※本記事は2020-04-15更新しました】
こんにちは。李哲です。
倪海夏(ニハイシャ)先生の治療日記を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、今日の癌患者は多すぎ
- 「天仙液」は癌治療に効かない!無効な漢方薬で悪化し、歩くことすらできない肝臓がん患者
- 肝硬変の腹水は全部消えた
- 子宮卵巣摘出後に、卵巣がんになった女性:全身が熱くて、汗が吹き出ている
- 乳がんの皮膚潰瘍が改善して、かさぶたができた
- 大腸がんは死ぬ病気ではない。病院の治療を受けると、致命的な肝臓がんになる!
「天仙液」は癌治療に効かない!無効な漢方薬で悪化し、歩くことすらできない肝臓がん患者
01/23/2007、曇り。
今日は一人の肝臓がん.一人の肝硬変症.一人の卵巣がん.一人の大腸がん.二人の乳がん患者さんが来てます。診察室でどんな事があったか、ゆっくり説明します。
最初、肝臓がんの人。
カリフォルニアから来た中医学の先生です。
去年肝臓がんだと診断されました。
彼は地元でがん治療で有名な中医学の先生たちに、たくさん診てもらいました。中国の漢方薬:天仙液も飲んだそうです。
当時、一人の先生が私を推薦しました。しかし、彼は温病派。『傷寒雑病論』の処方箋を使う経方家はあまり信じてなかったです。
彼はずっと温病派の処方箋を使ってきました。
今になって彼は全く食欲がなくて、歩くことすらできません。最後は友人に頼んで、私に依頼してきました。
私は患者さんを直接診ることができなくて、 友人の陳述を聞くしかありませんでした。この友人も開業してる中医師で、私の生徒さんです。
私は何回も言ったけど、中国で製造してる漢方薬天仙液は効かない!
価格が高いから、皆さんは効き目があると思い込むだけ。これは「人性本賎」の現れです。(李哲 説明:薬が高ければ効く!高ければ良い!と思う人の愚昧さ)
私は臨床でたくさん見ましたが、天仙液はがん治療で役に立っていません。温病派で使う滋陰の生薬は、がん治療にもならない。
患者さんは天仙液と温病派の処方箋を信じた結果、病状はとてつもなく悪化し、今は歩くことすらできません。
読者の皆さん、人の命が大事ですか?流派が大事ですか?
西洋医学は、肝臓がん専門医すら肝臓がんで死んでいます。これは西洋医学が肝臓がんを治せないことを証明してます。だから、西洋医学の治療を求めたら、死ぬ道しかない。
温病派で使う処方箋と診断理論は正しくないので、もちろん大腸癌を治せません。彼は温病派の処方箋と天仙液に騙されて、死ぬ寸前になってから治療にきたのです。
私は『傷寒雑病論』の処方を出して、友人に持って帰らせました。
どれくらい治療ができるかは、まだ分かりません。患者さんがもし食欲さえあれば、私は勝つチャンスがあります。以下は一つの治療例、参考になると幸いです。
肝硬変の腹水は全部消えた
肝硬変症の人。
前に話した2回しか生きるチャンスがない人です。
私が台湾に戻って『傷寒雑病論』の講義をしてる間、彼はとても不安だったそうです。病状が悪化するのではないかと。
今日見たら、腹水症は完全に消えています。しかし、顔色はまだ薄い黄色と蒼白が混ざっている。
これは肝臓がまだ回復してない事を証明してます。まだ漢方薬を止めることができません。肝臓病は治った後でも、長い間療養しないといけないのです。
彼の前回の治療内容は、以下をご覧ください。
子宮卵巣摘出後に、卵巣がんになった女性:全身が熱くて、汗が吹き出ている
女性、50歳、卵巣がん。
ご主人と一緒に、ルイジアナ州からきました。
彼女は恐怖に落ちた顔色で、目くまは青色でした。
彼女が言うのは、「子宮卵巣全摘術して、数年経ってから卵巣がんが見つかりました。」
彼女の腫瘍マーカーCA125指数は、ジェットコースターみたいに時には254、時には65、時には30。変動はとても激しかったです。
抗がん剤を2年受けていたけど、がん細胞はコントロールできていません。
臨床で西洋医学の癌治療医すら、自分が癌になった時は抗がん剤を選ばない事実を、皆さんは知るべきです。
今日は友人の紹介できて、泣きながら症状を話してました。
彼女の症状は他の人と違いました。
- 全身が熱い、特に夜中。
- 汗がダラダラ出るときは、扇風機で冷やさないとダメ。
- 寝室の冷房も最低気温にしないといけない。
ご主人は余りにも寒くて、耐えられないそうです。
こんなに熱がりなのに、小便はとても近い。
すぐトイレに行かないと尿が漏れる。
これが『傷寒雑病論』に書いた「熱在皮膚、寒在骨髄」。下焦の癌・腫瘍で陽気が逆流して上がり、全身が熱くなるニセの症状が出ています。
長期的な便秘と不眠症は、抗がん剤を受けたあと必ず現れる症状。肝臓が毒素まみれになったからです。
漢方薬と病院の治療結果は以下の記事で比較しているので、どうぞご覧ください。
皆さん、一つ分かって欲しいのがあります。
どんな癌でも手術・抗がん剤・放射線療法を受けたあと、中医学治療の効果はだいぶ落ちます。まったく効かない時も多い。
だから、私は西洋医学の治療をすごく反対しています。
治せないのを最初から知っているのに、無理やり治療を始める。
その結果は、患者さんは病気で死んではなくて、西洋医学の過度な治療で亡くなっています。
乳がんの皮膚潰瘍が改善して、かさぶたができた
乳がんの人。
皮膚潰瘍で胸の傷口からたくさんの化膿した汁が出てました。
今日FAXで報告が来たのは、「傷口にかさぶたができて痒い。」
これはとても良いことです。
彼女は西洋医学の手術.抗がん剤療法など受けていません。だから、治療はとても順調。
もう一人の乳がん。
乳癌はまだ破れてなくて、皮膚潰瘍にはなってないです。
上記の二人への処方箋は違います。
臨床で私は処方箋を、乳癌が破れてないのと破れている、この2つに分けてます。
乳がんの皮膚潰瘍(乳がんが皮膚から飛び出す)治療例は、ほかにもあります。以下の記事、どうぞご参考に。
大腸がんは死ぬ病気ではない。病院の治療を受けると、致命的な肝臓がんになる!
大腸がんの人。
回復はとても良いです。
先週便秘の時、ちょうど私は台湾に出張していなくて、王先生が代わりに診察しました。彼女の処方箋を見たら、「大柴胡湯」。患者さんは飲んだあと、良くなることがすぐ分かりました。
大腸がんは西洋医学の治療さえなければ、少陽と陽明症の間にある病気です。この段階では死ねない、つまり大腸がんは致命的な病気ではありません。
しかし、西洋医学の治療を受けると、1年くらいで致命的な肝臓がんになります。肝臓がんは中医学で言う最後の「厥陰症」で、ほとんど生きるチャンスがありません。
だから、私は西洋医学の先生に呼びかけます。
大腸がんの手術をしないでください。
手術はちっとも役に立ちません。
患者さんに中医学の治療を紹介して下さい。そうすると、患者さんは生きるチャンスがまだあります。
でも、読者の皆さん覚えて下さい。
漢方薬で治す時は、経方家じゃないとダメです。
もし一つの診療所に大黄、芒硝がなかったら、その診療所では大腸がんが治せません。なぜなら経方家しか大黄、芒硝を使わないから。温病派は大黄、芒硝を使いません。