ガングリオン、手首が痛いのを鍼2回で治した例

【※本記事は2019-06-13更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

ガングリオンは鍼治療で簡単に治るので、今日は一人の症例で説明しようと思います。

 

手首に大きなしこり(ガングリオン)ができて、手首を回すと痛い男性 

30代の男性、職業はマッサージ。

 

主訴:

1年前から右手首に違和感があり、手首を回すときに痛みがある。

手首関節の間に、大きなしこりができたのは、おそらく職業病でしょう。

 

日常生活には特に支障なかったので、放ったらかしたら大きくなり、手首関節の背屈が痛くなって治療することになりました。

 

関節の間にできたしこり(良性腫瘍)が、周りの神経など圧迫するから痛みが生じたと考えられます。

鍼治療で起きた変化の画像と説明文

 

治療は右手首に針1本のみ刺す。

施術の手技は中国語で「報刺」と言うもの。

簡単なやり方なので、素人でも何回か練習すればできます。

 

施術は3分くらいで終了。

施術は合計3回。

(正しく言うと、2回。1回はズレた場所を刺したから無しに等しい)

 

以下は写真の説明です。

 

2015年4月5日の撮影。

針を刺す前、正面画像1。

骨みたいにテッパっているのが見えます。

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2015年4月5日に撮影。

側面画像だと、そこまでテッパってはないです。

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2015年4月6日、2回目の針のあと。

針を抜いたばかりなので、まだ赤いのが見えます。

 

赤いのは鍼を回したあと、気がまだ集まっているから起きる「得気」という現象です。

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2015年4月13日に撮影。

正面画像。

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側面からの画像。

↓↓↓

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テッパっているのは、ほとんど見えなくなりました。

痛みは前回、2回目の針が終わった次の日からなくなっています。

 

いつの間にか1週間経ち、気づいたら凹んでいたので、慌てて写真を残しました。

まとめ

 

男性の友人は最初見た時、「これはガングリオンですね~病院に行って手術すればすぐ治りますよ」と言ったそうです。

 

ネットで調べたら、手術は5~6万円もする

中には強力でしこりを押し潰す!というやり方もありました。さすがそれは痛すぎ、野蛮な治療法だろう…

 

麻酔も要らない針治療。

1回の施術は2~3分くらい。

2回で費用はいくらだと思いますか?

 

これは別に自慢話ではない。
切りたくない方に、もう一つ選択肢があることを教えるためです。

 

手術が好きだったら、切り取っても良いし。

鍼灸が好みだったら、鍼治療を選べば良いだけです。

補足説明

気づかれたかも知れませんが、患者さんは私本人です(笑)

手術が嫌いなので、自分で治療してみたけど、予想外の効果。

 

鍼灸の道ではまだ未熟者ですが、コツコツ頑張りたいと思います。