病院の風景(2018-03-02修正)

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こんにちは。李哲です。

今日は病院で見たことを話します。

 

李哲も病院に行くの?

 

そうです。

 

鍼灸師の免許証の為に、健康診断書が必要で仕方なく行きました。

 

待たされる間、周りにはいろんな患者がいました。

 

咳が止まらなくてゼーゼーしてるおじいちゃん。

ずっと泣いてる子ども。

元気がなくて座ったまま寝ているおばあちゃん。

 

… …

 

中国にいた時のことを思い出しました。

 

中国の医学大を卒業する前、5年生の時、入院病棟で研修したことがあったけど、あれはもっとひどかった。

 

患者さんがつらくて来たのに、何の助けにもならない精密検査ばかりしている。高額な検査をして病名が診断されても、何も治療ができない。

 

研修している間、何回か重病人が死んで泣き崩れる家族。癌だと診断され、歩く力もなくなりその場で絶望的になっている患者さん…

地獄という言葉が思い浮かぶところでした。

 

昔は患者さんのための解決方法が分からなくて見てるしかなかったけど、今は解決方法が分かっても見てるしかない。

 

座って待っているのが、とてもつらかったです。

 

1時間半経ってやっと名前が呼ばれ、検査に入ったら検査は20秒で終わりました。

 

散々待たされて、20秒で紙の診断書1枚だけ。そして、なんと4320円!ボッタクリ以外の言葉は思い出せない。

 

久しぶりの病院。

あの風景には、もう耐えられる自信がありません。


鍼灸の道ではまだ拙いものですが、少なくとも自分の鍼灸院では、こんな風景が見れないように。と強く思いました。