【※本記事は2019-06-11更新しました】
胃痛、脱力感を自分で鍼で治した
こんにちは。李哲です。
今日は胃痛を自分で治した例。
ある日、通勤途中で急に胃が痛くなりました。
お店についた時は、全身脱力感で辛かったです。
そのまま横になろうと思いましたが、踏ん張って鍼を持ってきて自分で刺しました。
ちょうど11時前だったので、11時前に流れる脾経のツボ:太白と公孫を刺しました。回して響かせて、すぐ痛みが緩和・消えたけど、念の為に20分置鍼。
起き上がった時はすっかりよくなり、いつもの力が出る状態に戻りました。
慢性胃痛の原因は、不規則な食事が1番多い
胃痛は昔から「育ててきた」病気です。
日本に留学したばかりの時は、よく時間通りにご飯を食べない。
お腹空いても仕事してご飯は後回し、帰って食べる時はめまいがするくらいでした。
お腹空いた時は、自動的に胃酸も分泌されます。なのに、ご飯が入ってこない。
長年経つと胃酸ばかり出てきて、胃袋はダメになる。胃炎.胃潰瘍などになるわけです。
幸いに今は何か不調があるとき、鍼でメンテナンスができる。ごはんはちゃんと時間通りに食べているので、だいぶ正常に戻っています。
胃痛を治すツボは、時間帯によって選んだ理由
上で11時の話をしましたが、これは中医学治療の一つです。
時間に合わせてツボを選びます。
例えば毎朝頭痛がする。
毎日の夕方、てんかん発作が起きる。
このような時間帯指定で起きる病気は、その時間帯に流れている経絡のツボを選びます。
12経絡は2時間ずつ司る時間帯があり、合計24時間司る。
中医学は経絡の理論で診断もできるし、治療もできる。
そして、治療後に回復しているか悪化しているかも判断できます。
見えない経絡が2時間ずつ体を司る?
「デタラメ理論だ」「科学性はない」と言われるかも知れません。
これはあなたが理解できないだけで、存在しないわけではないです。
昔から伝わってきた経絡の理論で、たくさんの病気を治しています。
【▲ 経絡は中医学の大事な基幹。すべての鍼灸治療は経絡をもとにしています。】
理論に科学性が欠けたら、なんで有効性があり、なんでいろんな患者さんの体で検証できるでしょうか?
こちらのブログで何回も書いてますが、
科学的と言うのは、最初は仮説してその仮説理論をもとに検証を行う。検証した結果で仮説を再確認する。
確認した結果が理論通りだったら、理論は科学的だと言うのです。
これがいわゆる科学的。
数学も物理学もみんな同じ考え方です。
検証もしないで、一方的に科学的ではないと言うのは、ただ単にあなたの気にいらないだけでしょう?
中医学の先生も体調不良の時がある
中医学の先生も病気になるのか?
ある人達は、鼻で笑うかも知れません。
中医学の先生だって人間です。
仙人ではありません。
ご飯を食べなかったら、元気がなくなる。
腐った肉を食べたら、食中毒になります。
中医学を専攻しているからと言って、なんの不調もないわけはない。
ただし、一つだけ一般人より強いのがあります。
中医学を知っているので、ほかの人より運動ができて気功など練習、怒らないように修行して、病気になるリスクを最大限に下げる。
質が良いものを食べれば、病気にはならない。
ヨガをずっとやれば、絶対病気にはならない。
漢方薬を飲んでいれば、絶対病気にはならない。
こんな保証はどこにもありません。
生老病死は、誰でも避けられないものです。
まとめ
ほかの人は胃痛の時、西洋薬1粒をホイと飲むでしょう。
私は鍼1本をホイと刺します。
鍼がなかったら、足裏の胃の反射区をグイグイ押す。
中医学を知っているので、注意はしてますが、いくら養生しても病気になる時があります。
問題は病気になったとき、どう解決するか?
副作用なしで、後遺障害もない中医学.自然療法を選ぶのか。
副作用だらけで、未知の後遺障害ばかりの西洋医学を選ぶのか。
どちらを選ぶかは、あなたの自由です。
追記:中国式の笑い話
ある日、新築の病院に火災が起きて全焼。
院長先生はこのニュースを聞いた時、失神してしまいました。
消火活動を行った消防士は、救助活動が終わって院長先生に報告しました。
「地下1階のところで3人見つけて緊急救命活動をしましたが、2人は残念ながらなくなり、一人は救助できました!」
この話を聞いた院長先生は、また失神してしまいました。
目が開いた院長先生がつぶやいたのは、
「地下1階は霊安室(れいあんしつ)です…」