【※本記事は2019-09-11更新しました】
こんにちは。李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳しました。
卵巣がんからリンパに転移。腎不全。肺がん。肝臓がん。胸が苦しい、不眠症。恐怖症の患者さん…などの治療記録です。
様々な癌治療、難病治療ができる漢方医は、ニハイシャ先生の弟子たちの診療所がオススメ。ぜひ問い合わせしてみてください。
本文の中国語リンク先は、
- 1.卵巣がんからリンパ癌に転移した患者、腫瘍の症状は消えた
- 2.腎不全の男性、尿の泡が消えたけどまた再発したのは、漢方薬の量が足りないからである
- 3.肺がん:睡眠の質が良くなり、たくさんの痰が出てきた
- 4.胸が苦しい、不眠症の生徒、漢方薬ですぐ眠れて胸の苦しみも治った
- 5.肝臓がん:睡眠の質が良くなり、動悸が減った
- 6.恐怖症を治すのには硫黄が必要
1.卵巣がんからリンパ癌に転移した患者、腫瘍の症状は消えた
先週、カリフォルニアから来た女性。
彼女は西洋医学の診断で卵巣がんからリンパに転移し、こちらの治療に来ました。
初診は08/25/2009。
初診時から彼女の処方箋は変えてない。
今日来て診察したら、彼女は腫瘍の症状がなくなっていました。
両足は暖かくて、睡眠の質は良い。寝汗をかくのがなくなり、体力が回復。
彼女は私に質問しました。
「いつまで漢方薬を飲めば良いですか?」
これはおそらく皆さんが関心してることでしょう。
私は彼女に答えました。
「今の貴方の状況を見ると、癌はもう致命的ではありません。今は縮小しつつあります。もし、貴方の額と体の熱さが亡くなり、手足だけ暖かくなって夜中にぐっすり寝れる。寝汗がない時は完治した時です。漢方薬も止めていいです」
▼李哲の補足説明:肝臓がんの症例はほかにもあります。以下の記事、どうぞご参考に。
グリベックの副作用:倦怠感、不眠症、食欲不振、足のむくみなど漢方薬で治した例
2.腎不全の男性、尿の泡が消えたけどまた再発したのは、漢方薬の量が足りないからである
先週、一人の若い男性。腎不全です。
今日また見たら、漢方薬を飲んだ翌日から小便の泡が消え、3日目にはまた再発。脈診だとまだ少陰脈。
これは薬の量が足りない事を証明します。
今日私は増量しました。中の青龍と玄武の量を増加。
10日分を渡したので、次回来た時にまた診るつもりです。
腎機能を良くするため、一番目の条件は西洋薬とサプリ(ビタミン剤)から離れること。特に鎮痛剤は腎臓を一番壊す。
彼は私に話しました。
「以前、毎朝起きてコーヒーに牛乳入れてから仕事した。そうじゃないと、目が冷めない。今はコーヒーも要らない。朝からシャキッと仕事ができます!」
これは彼の腎機能が良くなっていることです。
コーヒー、コーラなどの清涼飲料水は体に悪いので、当院では禁止物とされています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
3.肺がん:睡眠の質が良くなり、たくさんの痰が出てきた
ネパールから来た肺がんの患者さん。
今日FAXで近況報告がありました。
患者さんは服薬後たくさんの痰が出て、睡眠の質はよくなったけど、夜中にはまだ目覚める。
肺がんの患者さんは、夜中にぐっすり寝れる。
上半身の熱いのがなくなれば、良くなっている事を証明します。
もし、肺の中がまだ暑苦しい感じがしたら、進歩してないことを証明します。
中医学では肺を治すとき、必ず先に肝臓を治します。
方法が正しければ肝臓を良くするとき、患者さんは咳が止まらない症状が出る。この時は続けて漢方薬を飲んで、咳が治れば良くなります。正常に戻るまでは、時間がかかるだけの問題。
肺がん治療例はほかにもあるので、以下の記事どうぞ参考にしてください。
4.胸が苦しい、不眠症の生徒、漢方薬ですぐ眠れて胸の苦しみも治った
一人の研修に来た生徒さん。
胸が苦しい症状があり、同時に不眠症。体内は寒く感じる。
漢方薬を飲んでから、胸が苦しいのはなくなり、睡眠の質は良くなりました。
体内の寒い感じは、左足の太腿から下だけ寒い。あとは、左腹の一箇所だけ寒い。
これは体内の寒気が徐々に消えているのを証明します。
これは心臓がおかしい時、最初の症状です。
中医学では、心臓の気が渋滞しているからだと言います。
この時は一番治しやすい時期。
心臓肥大、心臓に水が溜まったりしてからだと遅いです。
西洋医学はあなたが心臓発作にならない限り、心臓に問題があると分かりません。あなた辛いと言っても、西洋医学の機械では正常だと言われます。
だから心臓に問題があるとき、西洋医学の検査と治療を受けるのは、非常に危ないこと。
5.肝臓がん:睡眠の質が良くなり、動悸が減った
一人の華僑。
先週来た時、毎晩1時半には必ず目が覚めて、肝臓がチクチク痛くなってました。
先週から漢方薬を飲んで、もとの肝臓のチクチクする痛みは、鋭い痛みに変わりました。睡眠の質は良くなたけど、肝臓のあたりはまだ熱い。
先週、彼のベロはとても黄色くて分厚い。
これは心包の湿気がとても多いこと。
烏梅丸を飲んでから動悸は緩和し、もともとあった小便が短くて赤い。口の中が苦い。喉の渇きなどはまだある。私は処方箋をアレンジして、もうしばらく飲んでから診る事にしました。
彼は毎日グッスリ寝れる。肝臓のあたりの痛みが消えて、熱くなければ漢方薬を止めても良い時です。
世の中に肝臓がんの予防になるのは、中医学しかできません。
西洋医学は無理。
逆に不適当な治療で、患者さんは肝臓がんになっています。
つまり、西洋医学は自分で肝臓がんを作り出すのも知らない。
6.恐怖症を治すのには硫黄が必要
一人の女性。カリフォルニアから来ました。
恐怖症。人との付き合いができない。
大勢の人を見ると、怖くて震える。
私が診察を始める前に、たくさんの研修に来た生徒さんたちが診察室を離れました。なぜなら、彼女は怖くて震えてるから。
彼女のお母さんが言うのは、もともと彼女は正常だった。
5年前、何かの原因で人群を怖がる。太陽光が嫌い。暗い所にいるのが好き。誰かが大声で話すと震えが止まらない。これが原因で、彼女は学校にも行けないのです。
この5年、彼女はすべての西洋医学の検査を受けたけど、結果は正常。
1回、彼女は抗不安薬を飲んでから自殺願望が湧いて、お母さんがすぐ気づいて薬を止めさせました。
私の診断では、明らかに中医学の陰証。
最強の陽性の生薬を使わないといけない。
私が彼女に出した処方箋には、最強の陽性の硫黄があります。
この病気には、硫黄がないとダメです。
もし、硫黄でも彼女の陽気が湧いてこなかったら、私も打つ手が無い。これは最後の一撃です。
彼女はとても可愛いのに、こんな珍しい病気になって。経方家しか治療ができないと思います。
彼女の続きの治療内容は、以下の記事ををご覧ください。