【※本記事は2020-04-04更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は簡単な鍼灸症例をもとに、皆さんが悩んでいる症状を話します。
- 口を開けると顎が痛い。
- 口を開けると、あごにガクガクの音が聞こえる。
西洋医学では「顎関節症」だと言います。
西洋医学の治療法はいろいろ書いてますが、あまり効果がない。原因すら分かってないみたいですね。
中医学では漢方薬も治せますが、鍼灸の方が早いかも知れません。漢方薬を煎じている間に、鍼はさっさと終わっているから。
口を開けると顎が痛い症状を治せるツボは、主に2つあります。
- 董氏奇穴の「火主穴」
- 足の陽明胃経「下関穴」
どちらか一つだけ選でいいです。
火主穴を刺した場合は、刺して回しながら患者さんに口を大きく開けるように指示します。鍼を回すと、口は大きく開けても痛くなりません。
下關穴の場合は口を開けたり閉じたりできないので、じっとするだけです。でも、20~30分くらい置鍼すれば、その後は徐々に開けるはず。
私の施術経験から見ると、火主穴を刺して回しながら、「口を開けてみて下さい」と言うと、みんないつもより口が大きく開けられて、顎の痛みも軽減します。
治療回数は、軽い人は2~3回で終わり。
顎のガクガク音がすごい鳴る患者さんは、もう少し時間がかかります。
口を開けると顎が痛い原因は、
- 以前、顎をケガした
- 血の巡りが悪い・関節の潤いが足りなくて、顎が痛い(顎関節の間に、寒気が潜んでいる人が多いです)
原因はどちらにせよ、治し方は同じです。
そして、鍼治療は1~2回で効果が見られます。
口を開けると顎が痛いのはあごを削る手術も、歯の矯正も要りません。
鍼だけで治せるので、困っている方は信頼できる鍼灸院で治してもらって下さい。きっと良い効果があります。