生理が来ない.花粉症.便秘を治した例(2019-02-20更新)

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼治療例です。

 

以下の治療例を見れば分かると思いますが、生理が来ない(生理不順)、花粉症、便秘などの症状には、とても良い効果があります。

  

 

患者さんの今回の症状

足の親指感覚がなくなった治療例(1)記事でも書いた女性、また来ました。

 

今回の主な主訴は、尿が出にくい。

尿の中に白い混濁物が混ざっている。

 

彼女は自力で治そうとしたけど、2~3日経っても治らないのですぐ電話して来ました。

 

ほかの症状は、便秘気味。

また生理が来なくなった。

そして、右足の親指の感覚がまだ完全に戻ってない。


彼女は集中治療の為に、10回の回数券を買って、その治療経過を書かせて頂きました。

 

鍼治療過程と中医学の解釈

鍼治療している間に起きた自覚症状の変化と、その解釈を書きました。

 

1回目:足が暖かくなり、両目がすごいよく見える!

2017年2月15日。

今日刺したツボは、陰陵泉。三陰交。血海。地機。中極。陰交。大赫(だいかく)。関元。中脘。天枢。巨闕。火硬。火主(最後の2つは董氏奇穴)

 

陰陵泉。三陰交。地機。中極は尿の出を良くするため。

ほかは便通と生理が来させるためのツボです。

 

施術後に彼女が言うのは、「鍼を刺して置いてる間、お腹が動いていた。両足も暖かくなった。両目はすごくよく見える。」

 

そして、彼女の悩み事を聞きました。

この世で一番大嫌いな人と一緒に仕事をしていて、ストレスがフルである。

 

私はすぐ分かりました。

強いストレスで気の流れが圧迫されているから、生理が来ない。

 

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ストレスが強すぎると、生理も止まる。

 

2回目:膝下まで暖かくなった

2017年2月18日

前回の針の後、2日は便通がとても良かった。生理はまだ。右足の親指の感覚マヒも変化なし。今日は食べすぎたのか、左右の偏頭痛あり。

 

いつものツボ以外に、陽補(瀉法).後渓などを追加。

 

脈診では速脈。

左脈が右脈よりやや弱い。

 

施術後は緩脈になり、左脈が右脈よりやや強くなった。ただし、心臓の脈はまだ弱い。

 

引き続き心臓の脈を強くなるまで施術するしかないです。

施術後に彼女が言うのは、「前回の針の後、膝下まで暖かった。」

 

3回目:目は相変わらずよく見える

2017年2月22日。

便通は良いけど、また徐々に悪くなる。

ほかは変化なし。

 

今日刺したツボは、いつものツボ。

施術後、彼女が言うのは、「右足が特にだるい.重い。でも、暖かくなって効いてる感じがする。目はやはり施術前よりよく見える。」

 

4回目:鍼したあと便通は絶好調!

2017年2月25日。

彼女が言うのは、施術後は便通が絶好調。ほかは変化なし。

そして、彼女はもう一つ心配事がありました。

 

「これから5月まで花粉症がひどくなる。目が痒くなり、くしゃみと鼻水が止まらない」と言うので、今日は関連のツボを追加。

 

脈診では心臓の脈が正常に近い。

つまり、生理が来るはず。

しかし、生理が来ないのです。

 

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彼女が言うのは、「仕事も増えるし大嫌いな人と一緒に仕事するから……」

 

彼女もストレスで生理が止まったのを知っていました。

私は言いましたが、難しいけどなるべく考えないようにした方がいいです。

 

強いストレスから来る体内環境の乱れ、これは鍼でも手伝うくらいしかできません。

気血の流れを良くすることはできるけど、鍼でストレスの源がなくなるわけではない。

 

中国語では言いますが、『解鈴還需系鈴人』

その意味は、鈴を解かせるのは鈴を結んだ人。

 

5回目:花粉症のくしゃみが出始めた

2017年2月28日。

生理は来たけど、ほんの少しだけ出血。

昨日は、くしゃみがたくさん出た。

会社の仕事は、まあまあ気が楽になっている。

 

右の親指の感覚マヒは変化なし。

 

6回目:花粉症は少し改善した

2017年3月2日。

足の親指は変化なし。

詳しく聞いたら、親指の側面と背面は感覚がある。ないのは、下だけ。

 

以下の図面で説明します。

○で囲んで所が、感覚が鈍い所。

 

 

生理は前回のほんの少しだけの出血で終わった。

 

花粉症は少し良くなった感じ。

花粉が飛んでいるはずなのに、あまり反応がない。

 

今日は背中の肺兪、風池、陰谷、復溜などを追加。

 

帰りに彼女が言うのは、「右足の親指に血が流れているのが分かる。足の親指の下(うら)は、まだ変わらないです」

 

7回目:花粉症は去年より全然らく!

2017年3月4日。

陰谷.復溜を追加したのは正しかった。

前回の帰り、右足の親指の感覚は戻ってきている。

 

今日足指を触ってみたら、薄くしびれるような感じ。

 

花粉症も楽で、くしゃみがたまに出るくらい。去年よりは全然楽。

 

8回目:このつぼ刺した時、先生が大嫌いです!

2017年3月9日。

今日刺したツボは、前回と同じ。

復溜の響きが嫌で、「このツボを刺される時は、先生が大嫌いです!」と笑ってました。

 

9回目:花粉症は絶好調に良い

2017年3月14日。

花粉症は絶好調に良い。

今日のツボは少し変更。

 

施術後、彼女が言うのは、「鍼を刺して置いてる間に、久しぶりにお腹が鳴っていた」

 

10回目:完璧ではないけど、足指の感覚マヒは、ほぼ治った

2017年3月15日。

特に変化なし。

私が触ってみたら、右足の裏は温かい。血が流れているけど、感覚が完全に戻ってないのは、まだ深部の血の巡りが足りない事です。

 

彼女が言うのは、「親指の下、付け根部分に少し麻痺感がある。普段歩く分には気づかない。触ってやっとぼんやりしているのが分かるくらい」

 

私は彼女に話しました。

「足指のクッパ運動をして、よく歩いて鍛えれば、血の巡りが変わるので良くなるでしょう。万が一、生理がまた止まって足指の感覚がひどくなったら、また来てください」

 

花粉症が怖くて彼女は大好きな山登りも止めて、運動が少なかったのです。

 

今は花粉症がほぼ出てないので、これから運動が増えるでしょう。運動はストレス解消にもなるし、もっと体調が良くなると思います。

 

「花粉症は治るものだ」と初めて知った

彼女は面白い発言がありました。
「花粉症って治るもんですね!ずっと鍼をしないとダメだと思ってました」

 

私は彼女に説明しました。

「鍼は西洋薬と違います。西洋薬はコントロール。鎮圧。

鍼は体の中を治す、体質改善で治すので、1回戻ったあとは簡単に崩れません。花粉症を治すために、ずっと鍼を続ける必要がありません。

 

食べ物に気を付けて、西洋薬を飲まない限り再発しにない。

あと、強いストレスがなければ、生理もちゃんと来るはずです」 

 

過度なストレスは体に毒、適当なストレス解消が必要

この強いストレス。

本当に内臓に対するダメージが強いので、女性の皆さんは気をつけないといけません。

 

過度な心配、不安、恐怖、恨み、悲しみ、怒りは、全部内臓に響いて体には毒です。

 

場合によっては、抗がん剤よりも毒性が強い。

一晩で老けたり、一晩で白髪だらけになったりします。

 

特に女性の生理は、気持ちの変化と関係がある。心配事、恨み、怒りとかあったら、すぐ生理が28日周期からずれる。

 

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西洋医学は原因が分からない時、何でもかんでもストレスが原因です!と言いがちですが、中医学では気持ちの変化が内臓に与えるダメージは決まっています。

 

  • 鬱.悩みすぎは肺を傷つける
  • 恐怖は腎臓を傷つける
  • 怒りは肝臓を傷つける
  • 考えこみ過ぎは脾臓を傷つける
  • 喜び過ぎは心臓を傷つける。(喜び過ぎの人は見たことがないけど)

 

内臓の病気を治す時、患者さんの気持ちが落ち着くことが大事です。

 

安定した気持ちでないと、治療しても効果は落ちる。若しくは無効。

 


 

例え話ですが、漢方薬.鍼灸のあと家に帰って、ダメだ!自分はもうすぐ死ぬんだ!!」ばかり考える患者さん、治ると思いますか?

 

漢方薬.鍼では体質改善にはなりますが、性格と周りの環境を変えることはできません。

 

いかに悩まない。怒らない。

そして、楽しい人生を過ごすかは、一人ひとりの修行だと思います。

 

10回ですべての症状を治してあげてないのが、遺憾な事でした。

 

これは私自身の勉強不足。

もっと頑張って勉強しないと!と痛感しました。

 

(おわり)