【翻訳文】孫培栄先生の鍼灸治療例:梅核気(喉の違和感)

こんにちは。李哲です。

今日は孫培栄先生の鍼灸医案です。

(当院の治療例ではないので、間違わないで下さい) 

翻訳文

【治療例1】

 

陳さん、女性。54歳。

江西浮梁県出身。

住所は台北市信義路3段。

 

喉に何か詰まる。胸に寒い気が詰まっている感じ。年数が経って、よくむせたりゼーゼーしたりする。

 

1967年1月6日に治療しに来ました。

 

病気のきっかけを聞いたら、彼女が言うのは、1951年風邪を引いてスイカを食べたら、その後から喉に何か詰まる感じがして吐いても出ないし、飲み込んでも中に入らない。


胸が詰まる感じもして、時々呼吸が苦しくなり胸を叩きたくなる。叩くと少し呼吸が楽。

 

発作してから今日まですでに16年経っています。

 

いろいろ病院に行って検査.治療したけど無効。西洋薬も漢方もいろいろ飲んだけど効かない。

 

たくさんの名医に診てもらっても治らないから、私は奇病だと思いました。

 

刺したツボは、上脘、中脘、公孫、内関、列缺、照海。

 

3回で16年の疾患が完治。

 

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【治療例 2】

 

孫☓康、19歳。

山東省莱陽出身。

住所は台北市克難街。

 

喉に何か詰まる症状が何年も続いてる。

12月29日、お父さんの同伴で治療しに来ました。

 

11回で完治。

 

李哲 感想:

梅核気は日本語で以下の表現があります。

喉が詰まる、、ヒステリー球(梅核気)、咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)。

 

この病気は、喉に何か詰まる症状が特徴。

 

本当に何が詰まったのではなくて、患者さんの自覚症状です。

 

詰まるのは中医学でいう【気】と少量の【痰】です。

西洋医学の機械で喉の中を見ても、【気】とかは見えないので、原因が分からないのは当たり前。

 

中医学での主な原因は、考え過ぎ、悩み過ぎ。つまり、精神的な原因が大きいです。

 

上の例1を見ると、精神的なものから来るのではなく、風を引いた時にスイカを食べたのが原因っぽいです。

 

どちらにしろ、治療は同じツボ。

 

上脘、中脘は胃腸の調子を整える。

胃腸の調子が良くなれば、痰のもとがなくなるので、痰が徐々に減る。

 

公孫と内関。

列缺と照海は八会穴。

ほぼ全身の治療ができる、強力な八会穴のツボセットです。

 

以前、1人だけ診たことありますが、1回で来なくなったので残念でした。