【翻訳文】孫培栄先生の治療例:ジフテリア(2018-02-21修正)

こんにちは。李哲です。

今日は孫培栄先生の鍼灸医案です。

翻訳文

 【治療例040-1】

 陳君。46歳。河南省出身。

住所は台北県永和鎮新生路。

 

ジフテリアで上から下に下り、喉を詰まらせているので呼吸困難。

投薬、注射をしたけど変わらなくて、お医者さんはみんな手を上げた。

 

幸いに友人が紹介して治療に来ました。

 

1969年9月29日。

車で来た彼を見たら、とても危ないと判断して、すぐ少商、関衝、少衝、商陽などを三稜鍼で刺絡。黒い血を出して緊急治療をしました。

 

翌日、もう一回鍼をして完治。

 

【治療例040-2】

 

李小妮、1歳ちょっと。

山東省莱陽の出身。住所は台北市南京東路1段。

 

1953年の秋、ジフテリアになり最初から症状が重かった。両目がまっすぐになり、呼吸困難。

 

治療に呼ばれて行って、すぐ少商、関衝、少衝、商陽などを三稜鍼で刺絡して完治。

 

【治療例040-3】

 

汪さん、女性、46歳。

浙江省出身。

住所は台北県永和鎮新生路。

 

ジフテリアになり、上から下に下り、飲食が難しい、話そうとしても声が出ない、呼吸困難。

 

危ない状況なのに、お医者さんたちは両手を上げ。

1968年1月29日、友人が紹介して治療に来ました。

 

その場で同じツボに三稜鍼で刺絡し、2回で完治。

 

李哲 感想:

 

三稜鍼での刺絡療法は、急性の熱証にとても即効性があります。

 

例えば風邪での高熱。

大椎穴で刺絡すると、すぐ熱が下がる。

 

毒蛇に噛まれた場合は、噛まれた所を絞って血を出すのは、皆さんも知っていると思います。

 

瀉血療法の理屈は同じ。

毒に逃げ道を与える。

(西洋医学の毒を殺す為の中和剤(抗毒素血清)と考え方が違う)

 

一つだけ違うのは、瀉血療法はツボを選ぶこと。

熱証の時、どこでも血を出すのではないです。

 

昔のヨーロッパににも、似ている瀉血療法がありましたね。

瀉血 - Wikipedia

 

ただし、中国の医学と違うのは、ツボの概念がない.適応症が分からないから、患者さんが大量出血で死んだ人も少なくないそうです。

 

鍼灸の刺絡療法は、厳密にその適応症と刺絡する場所があります。なんでも血管を刺して血を抜くのではありません。

 

私はまだジフテリアを診たことがないです。

こんな急性の病気、おそらく鍼灸院に患者さんを送る救急車もないでしょう。

 

日本ではワクチンで予防しているみたいですが、自分の子供には一切ワクチンをさせない。

 

万が一、ジフテリアになったら、指で黒い血を少し出せばすぐ治るから。

 

全然心配しないです。