手足のしびれ・ガングリオンを鍼5回で治した例(2019-02-20更新)

片方の手足がしびれる時、西洋医学では「脳梗塞の可能性がある」と言いますが、鍼をすれば短期間ですぐ治るので、脳梗塞なんか心配しなくていいです。

 

ガングリオンも鍼治療で数回で良くなるので、手術以外にも解決策があることを覚えてください。

 

 

左の手足がしびれる、生理が来ない患者さん

 

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼灸治療例です。
 

女性、40代。

ひどい冷え性・倦怠感・肩こり:足ツボ10回目でも青あざになる女性(1)(2019-02-10更新) に書いた方です。

 

今日は最近起きた一部分の記録です。

 


 

2017年6月21日。

彼女は半年ぶりに来ました。

今日、彼女の主訴は最近痰が多い。朝起きた時に左半身(左の手足)がしびれる。でも、すぐしびれが治る。

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左の手掌と中指の間にガングリオンができて、車のハンドルを握った時に痛い。左目の奥が重くて痛い。1年前から生理が2ヶ月飛んだり不規則。

 

「もうすぐ生理がなくなる年だから、なくなっても良いけどね」と彼女は言ってましたが、やはり1ヶ月に1回は来てほしいです。

 

ほかの症状は、

肩甲骨下縁から首まで、熱くて汗をかく。

 

「頭まで汗をかいたら、さすがに恥ずかしいですよ。自分は更年期障害かな?」と、彼女は言ってました。

 

ホットフラッシュの原因

 

確かに、上半身だけ汗をかくのは、更年期障害の一つの症状。西洋医学では、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)とも呼ぶそうです。

 

ホットフラッシュの原因は心臓が弱くなり、中焦(胃腸、肝臓、胆嚢など)につまりがあって、心臓の熱がちゃんと下半身に行けないから逆流して頭の方に行って、上だけ汗をかくのです。
 

主に心臓を強化すれば、更年期障害の上半身だけ汗をかく症状は、とても治療が簡単です。

 

朝方に手足がしびれる原因

 

彼女の主訴で、朝起きた時に手足がしびれるのは、中医学で言うと軽い中風

ひどくなると、西洋医学でいう脳梗塞、半身不随、半身マヒの可能性すらあります。
 

しびれる原因は、気と血が両方足りないからです。

 

彼女の消化系はもともと弱くて運動もしてないので、気と血の両方が足りなくなったのです。

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運動は健康を守る一つの条件。

 

鍼治療過程での変化と中医学の解釈

 

幸いに彼女は異常が出てから、すぐ治療に来たこと。

発作してすぐ来れば、なんでも治すのに時間はかかりません。
 

今日刺したツボは、腎兪、肺兪、天柱、後渓穴、京門。

仰向けでは合谷穴、曲池、肩髃(けんぐ)、風市、陽陵泉から陰陵泉穴をつなげる、絶骨から三陰交までつなげる、太衝、関元、中脘、巨闕、中極、太陽穴。

 

最後はガングリオンがある所で、報刺(『黄帝内経』にある一つの刺し方)。

 

 

2017年7月5日。

彼女の報告:

左足が重いのはなくなった。

左上腕から左手までは、まだ重い。
 

左の後頚部と側頭部が冷たいと言うか、表現できない感じだと言ってました。

左の手掌と真ん中指の間のガングリオンは、まだあり。
 

肩甲骨下縁から首まで熱くて汗をかくのは、だいぶ良くなった。

たまにお腹が空くようになって、嬉しいそうです。
 

今日は前回のツボより、少しアレンジ。

 

 

2017年7月12日。

彼女の報告:

「今度は違うしびれが出てきた。左腕は重いしびれがなくなったけど、首肩コリから来るようなしびれ」だと言ってました。左足は以前ケガした所に、違和感があるそうです。
 

左手の真ん中指のガングリオンは、ほぼ消失。車のハンドルを握った時にも痛くならない。(ガングリオンは鍼2~3回で消えるので、切開手術は要りません)

 

左手の真ん中指と4番目の指の背面に、湿疹がよくできる。彼女はなぜ他の指には出ないのか、不思議がってました。

 

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真ん中指は心臓の経絡で、4番目の指は三焦経の経絡。

つまり、この2つの経絡に問題があるから、この2つの指に湿気が溜まって湿疹ができるのです。
 

「以前は朝、雑巾を絞ることもできなくて、もう年のせいだと思ったけど、今は普通に絞れるので異常であることが分かった」と彼女は笑ってました。

 

針5回で完治して、ホッとした

 

2017年7月26日。 

彼女の報告:

左足の重いしびれは消失。
左手は前腕の背面のみ、しかもたまにしか痺れない。ほぼ治ったと言えます。
 
今日はいつものツボ以外に、手三里(右)と外関などを追加。
 

 
2017年8月9日。

 彼女が言うのは、足はもう痺れない。手は左手の手背から指先まで少ししびれる。
 

 

2017年8月23日。
左手の手背から指先までしびれるのは、もうなくなった。
 
今日は普通のツボで、内臓の強化。

目と口の中が乾くというので、復溜を追加して強めに回した。
 

 
前後で5回。

片方の手足がしびれるのはなくなり、ホッとしました。

足もしくは手がしびれる時、ほったらかさないで下さい。
放置すると風に当たった時、顔面麻痺.半身麻痺(半身不随)になりやすいです。
 
鍼灸院、若しくは漢方薬ですぐ治したほうが良いです。
 

鍼の画像

手足のしびれを治す、自宅でできるお灸のツボ

 
片方の手足がしびれるけど、信頼できる鍼灸院が見つからない方。自分でお灸をして下さい。
 
ツボは手三里と足三里穴、この2つ。
 
1箇所につき9個、せんねん灸をします。2箇所なので1回で18個のせんねん灸を使う。(必ず生姜入りタイプのせんねん灸)
 
毎日お灸をすれば、徐々にしびれがなくなり、身体も強くなります。
 

追記:治せなかった患者

 
何年か前、足つぼ整体をした時、右半身に力が入らない女性が来ました。

「中風」だと分かって何回も施術しましたが、あまり変わらなかったです。彼女も私も、最後は治療を放棄しました。
 
鍼治療があったら、治せたかも知れない。
悔しい限りです。
 
(おわり)