【翻訳文】外傷の緊急治療(2018-02-21修正)

こんにちは。李哲です。

今日は倪海厦(ニハイシャ)先生の弟子が投稿した記事を翻訳しました。

 

傷口の緊急治療の情報として、参考になれば幸いです。

 

中国語本文のリンク先は、

http://www.hantang-nihaisha.com/chinese/ch_Articles/injury2.htm

翻訳文

 

人紀クラス外科事件簿:

包丁に切られた外傷。

 

日付:

2008年6月7日、土曜日、朝9時前。

 

地点:

騒がしい昔ながらの市場。

 

被害者:

70歳の婦人。

 

経由:

婦人が市場に来て野菜を買う時、売り人の竹を切る包丁を借りて落とし、自分の指を切ってしまった。

 

その場で、血は噴水みたいに出た。

傷口が深いので、出血量は少なくない。

 

切ったのはおそらく左の親指の大きな動脈。

 

傷口は1.5cmくらい。

縦の深さは0.5cmくらい。

斜めの深さは1cmくらい。

 

治療過程:

 

●2008年6月7日。

 

1.婦人に会った時のは、朝の9時過ぎ。

婦人の出血量はまだまだ多い、そして出血が止まらない。

 

婦人は鍼を怖がっていたので、血を止めるツボを押したけどあまり効果がない。

 

すぐ大量の生薬を粉にして、傷口の上に撒きました。

 

消炎六宝処方箋:

大黄、黄柏、黄連、黄芩、レンキョウ、金銀花。

 

f:id:li-hari:20180606115249j:plain

連翹(レンギョウ)の花

思考:

4つの「黄」は消炎解毒作用がある。レンキョウは消炎、膿を出す事ができる。金銀花は消炎の手伝いができる。


 

効果:

 

粉薬を傷口にまいてから、血流はすぐ緩くなり、ケガしてから30分後には出血がすでに止まった。傷口の裂ける痛みも徐々に消えました。

 

朝は1時間毎に粉薬をまいて、午後からは8時間毎に1回換える。

水に触れるのは厳禁。

夜寝る時は通気性がある防水バンドで巻く。

 

●2008年6月8日。

 

8時間毎に粉薬を入れ替える。水に触れるのは厳禁。

傷口の痛みは、ほとんどなくなった。

故意に触れない限り。

 

●2008年6月9日。

 

傷口の回復はOK。

しかし、一か所だけ粉薬を撒いても中から滲出液が出る。

 

これはきっと深い傷口のせいだと思いました。



消炎六宝処方箋に、白朮.茯苓を追加。

 

思考:

人紀クラスで教わったのは、白朮.茯苓は湿気が取れる。

湿気が取れなかったら今後は必ず膿んでしまう。

 

この2つを追加しても足りなかったら、赤小豆を追加するつもり。

 

効果:

 

半日くらいで傷口から出る滲出液は乾いた。

 

赤小豆の出番がなくなった。

 

●2008年6月9日。

朝晩、1回ずつ粉薬を入れ替える。

 

●2008年6月10日。

 

ケガしてから4日後、傷口に触れても痛くないそうです。

ただし、傷口の外側に青アザがあり、指を強く握ることができない。握ると痛い。

 

前回の処方箋に、茜草.桃仁を追加。

 

f:id:li-hari:20180608123225j:plain

茜草(せんそう)の画像

思考:

この2つは瘀血を取り、血の流れをよくする生薬。

傷口は肝経にはないけど、家にちょうど茜草があったので、役に立つだろうと思って追加。

 

効果:

 

1日後、青アザは徐々に薄くなり始めた。

 

●2008年6月11日。

 

傷口は徐々にかさぶたができ始めた。

 

●2008年6月13日。

 

ケガしてから7日後、指を強く握っても痛くならない。かさぶたの形は非常に綺麗。

 

●2008年6月21日。

 

かさぶたが取れて、綺麗な新しい肉と皮膚が再生してきた。

 

治療は終わり。

 

結論:

 

1.人紀クラスの教えがなかったら、このようなケガはおそらく西洋医学の外科医が縫うでしょう。

 

でも、完治するまではこんなに早くできない。

 

自分の経験からすると、傷口が深い時は最低1ヶ月立ってからかさぶたができ始める。

 

婦人はすごく苦痛に耐えるしかないのです。

 

漢方薬は本当に強い。

師匠が教えてくれた人紀クラスは、本当にすごい。

 

2.師匠が教えてくれたのは、傷口には粉薬を使うと綺麗に再生できる。粉薬は隙間があり、皮膚が呼吸できるから。

 

今回の治療で完璧に検証ができました。

 

先に師匠が正しいと設定する。

その後、検証してみる。

 

これが人紀クラスを学ぶ不二の法門。

 

3.もともとは、傷口がよく治らなかったら、玉竹を使うつもりでした。玉竹は筋肉の再生を手伝うから。

 

万が一、骨まで傷つけた場合は続断。筋が切れた場合は秦艽。

でも、この2つは使えないで患者さんの傷口は治った。

 

4.あとで考えたのは、もし患者さんが鍼を怖がっていたら、大量出血した時にもう一つ生薬が使えたかも。それは芍薬。

 

芍薬は収斂の作用があるので、血を止める事ができたかも知れません。

 

友達から教わったのは、蒲黄粉でも大量出血を止められる。

 

5.2007年の夏、知り合いがバイク事故で飛ばされ手足に擦り傷がありました。ところどころ皮膚までなくなっています。

 

何人か人紀クラスの授業を受けた人は先に鍼をして、鎮痛剤の代わりにしました。私は生薬の粉を作って、黄連.黄芩.大黄.黄柏をベースにして、あとは白朮.茯苓を追加。

 

生薬粉を傷口に撒いたら、一晩でかさぶたができ始めました。

 

傷口が治るスピードは私の想像以上。

始めて人紀クラスの授業を受けた私たちは感動しました。

師匠が教えてくれた中医学は、本当に素晴らしいです。

 

6.この婦人の傷口は、去年の友達の傷口より深くて出血量も多いです。

 

しかし、素早く回復することができました。

 

私たちが読んだ人紀クラスの教科書は、本当に宝物。

人を救う事ができます。

 

師匠の教えに大変感謝しています。

 

弟子 楊小邪 敬書

 

倪海厦(ニハイシャ)先生の評価:

 

この人は今広州中医薬大学の修士を勉強している人です。

 

皆さんはここで分かりますが、人紀クラスの中医学を習った後、すぐ現場で患者さんを助けることができます。

 

彼らが学校で習う臨床よりも強い。

 

医学は中医学と西洋医学の区別がありません。

 

患者さんに有利なのは、良い医学です。

 

今すべての臨床例が示すのは、西洋医学と温病派中医学は病気が治せない。


経方家しか病気が治せません。

 

修士を習得した後、民衆の苦痛をもっと解決して、本物の経方家になって下さい。