インフルエンザ予防接種の効果の統計数値には、罠がある!相対値と絶対値を混同しないでください!

西洋薬の有効率◯◯%の文字には、要注意です。

なぜなら、あなたが見た数値は、「相対的の有効率」で「絶対的な有効率」ではないからです。

 

統計情報には、どんなカラクリがあるのか?以下の翻訳文をみれば分かります。

 


 

こんにちは。李哲です。

今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生*1の文章を翻訳しました。

 

中国語本文のリンク先は、

流感疫苗有效率达57%?西医的骗术真是令人叹为观止_郑智城_新浪博客

翻訳文

最近、メディアに一つのニュースがあります。

「研究によると、インフルエンザ予防接種(大人)の効果は、有効率がわずかの57%。」

 

この研究報告は、すごく謙虚に見えますね。


「57%も良いじゃん。100人の大人がワクチン接種して、57人も予防できるから、ワクチン接種した方がいいかも知れない。」と思うあなたは、製薬会社に騙されています。

 

事実はこうです。

「57%」は、相対値で絶対値ではない。

 


 

なにが相対値なのか?

私が詳しく教えます。

 

100人の大人が予防接種しないと、だいたい2.7人がインフルエンザにかかります。

 

もし、100人にワクチン予防接種したら?

最新の研究結果によると、1.18人がインフルエンザにかかります。

 

言い換えると、製薬会社ができる一番良い測定結果は、100人の予防接種して、2.7-1.18=1.5人の予防ができる。

 

「なに???聞き間違えてない?」

「100人の大人がワクチン接種して、予防できるのは1.5人だけ?」

 

これは、5700件の研究報告の中から選んだ、一番良い結果です。

 

つまり、ほかの5000件の研究報告には、一人も予防できてないのもある。もしくは、多くの人が逆にインフルエンザになった笑えない結果もあるのです。

 

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それでは、この57%の数字はどこから来たのか?読者の皆さんは聞きたいでしょう。

 

簡単ですよ。

1.5人÷2.7人=57%。

これが西洋医学の研究報告で、相対値の素晴らしいところ。相対値は神の手みたいに、西洋薬の効果を大幅増加できます。

 

もし、絶対値を採用したら、気まずい結果が出ます。

 

ニュースのタイトルは、こう変わります:

『最新の研究によると、100人毎の大人が予防接種すると、1.5人がインフルエンザにかからない。』

 

こんなタイトルは、目玉を引く事はできない。

逆に、相対値を利用すると、研究結果はすぐ不思議な57%になり、見た人を興奮させます。

 


 

怪しいのは、西洋医学は薬の副作用を話す時、採用するのは「絶対値」です。

 

例をあげます。

100人にインフルエンザワクチンを接種して、4人に厳重な副作用が現れました。

 

そうすると、西洋医学はインフルエンザワクチンの有効率は57%で、副作用は4%だと宣伝します。

 

要注意です。

57%は「相対値」で、4%は「絶対値」です。

 

もし、副作用も相対値で表す場合は、本当の副作用は400%!

 


 

気をつけるべきの事は、がん治療分野でも同じ数字ゲームをしている。

 

例えば、西洋医学は○○療法が乳がんに対して、50%の有効率があると宣伝します。

100人の乳がん患者が治療して、50人に効果が出たと思ったら、あなたは罠にかかりました。

 

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有効率◯◯%には、要注意!


違います。

本当のことは、1乳がん患者さん100人に、治療しない場合は2人が悪化する、もしくは死ぬ。しかし、西洋医学の治療だと1人が悪化、若しくは死ぬ。

 

1÷2=50%。

これが有効率50%の由来です。

 

西洋薬の副作用は?

お~~~心配しないで。

わずかの4%。

 

お医者さんが言うのは、「乳がん患者100人毎で、ひどい副作用があるのはわずかの4人!」

 

中のからくりが分かったでしょうか?

 


 

最後に、この57%だと強力に宣伝しているスポンサーは、いつもワクチン接種を推進する『Sloan基金財団』。研究結果を発表したのは、常にワクチン接種をすすめる『Lancet』と言う医学誌です。

 

「有効率57%」は5707件の研究報告から選びに選んだ28個の中で、一番良い研究報告です。

 

残りの5000件の研究報告をよく見れば、さらに気まずい数字になるでしょう。

李哲 感想:

これは統計学の勉強になると思います。

絶対値、相対値だと言わない限り、一般人は絶対値だと勘違いして、すごい効果だと思い込むでしょう。

 

女性に多い乳がんを例にしますが、5年生存率をよく言いまが、これも相対生存率で、絶対生存率ではありません。(以下はネットのスクリーンショット)

 

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乳がんの5年生存率は、「相対生存率」だと書いてあります。

 

相対値ではなくて、絶対値で計算する場合は、信じられなーい低い数値が出ますからね。

 

西洋薬の有効率が何%だと言う時、先生、○○%は絶対値ですか?相対値ですか?』と聞いて下さい。

 

おそらく、西洋医学の先生も薬の有効率が何%だと言うのは、どんな意味なのか知らないでしょう。先生たちは医学知識を覚えるだけで精いっぱいで、数学なんかできませんからね。

 

数学と言うのは奇妙なものです。

うまく使えば過大表示ができて、事実と違うものを見せかけられます。

 

数字ゲームは、西洋医学の得意分野。

しかし、統計学の意味が分かれば、騙される事もないです。

 

*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。