尾畠さんの言葉: 「子どもは上に上がるのが好き。下ることはない」を中医学の理論で分析。

こんばんは。李哲です。

今日は中医学の雑談。

 

最近2歳児を30分で見つけた、有名なボランティアおじいちゃんがいます。

 

山口2歳児はなぜ奇跡生還できたのか 入山30分で発見ボランティア“おばたのおじいちゃん” : スポーツ報知

 

ニュースで気になる所がありました。

それは尾畠さんの言葉:

「子どもは上に上がるのが好き。下ることはない」。

 

なぜ上に上がるのが好きかを、中医学の理論で解釈します。

 

中医学の理論で子供は陽気が溢れる体。

陽気が多いからこそ、食べ物の消化が早いし成長も早い。跳ねる動きも多くて、オシャベリも多い。

 

陽気の質は、火みたいに上に上がります。

だから、子供は高い木に登るのが好き。

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尾畠さんが子供の性質をよく知っているのは、すごいと思います。おそらく尾畠さんもピュアな方でしょう。元気で健康にいられることを祈ります。

 

中医学の理論には、子供みたいに高い所に上がって歌ったり、全裸になってて暴れたりする病気はあります。

 

それは陽明症。

簡単にいうと、便秘がひどくて腸の毒素が脳に入って、意識錯乱を起こしている。

 

陽明症の特徴は、高い所に登って歌ったり踊ったりする。暑がりなので全裸で走り回り、自分が何をやっているかも分からない。

 

何年か前に超有名人が公園で服を脱いて歌ったりしましたね。便秘ではないのか?と私は思いますが。

 

「子供が上に上がりたい」というのは、健康で正常な子供の性質です。

 

それでは、陽気が少ない不健康な子供はどうなるのか?たとえば自閉症の子供。

 

陽気が少ないので、薄暗い所が好き。食欲がなくて動き・話も少ない。下がり気味で、下の方に行くのが好きです。

 

救出された子供が陽気が少ない子だったら、きっと上には上がらないでしょう。

 

しかし、陽気が少ない子は、もともと外で遊ぶ自体が好きではありません。

 

健康な子供は、みんな陽気が溢れる体でパワーフルです。

五臓六腑に問題がある子供は、食も細くて活動力がない。しかも静か。

 

もしあなたが陽明症でもない。

60,70歳でも子供みたいに跳ねる動きが多くて、高い木に登るのが好きだったら、うわ!おめでとう!あなたはきっと150歳まで生きます。

 

陽気がハンパないから。