【※本記事は2019-08-25更新しました】
こんにちは。李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生の治療例を翻訳しました。
元の中国語記事のリンク先は、こちら
- 3回の鍼治療で関節痛がだいぶ良くなった患者と、モルヒネ投与で2年後に死亡した患者
- 長年の頭痛が鍼1回で治った女性
- 鍼灸はどんな痛みでも治せる
- 精密検査でも分からない慢性虫垂炎、中医学の検査方法と治療法は簡単である
3回の鍼治療で関節痛がだいぶ良くなった患者と、モルヒネ投与で2年後に死亡した患者
9/28/2005。晴れ。
今日、千里以外から関節痛を治しに来た婦人の鍼をしているとき、心痛む話を聞きました。
彼女の仲良い隣人、全身の筋肉痛と関節痛のために、西洋薬が効かなくなってモルヒネを使った。モルヒネが入った機械を体内に埋めて、自動的に定期注射するものだそうです。
2年後のある朝、隣人はベッドで死んだのを見つけました。隣人はまだ50歳にもなっていません。
鍼灸治療に来た女性が話したのは、月曜日に治療を受けてから友達とショッピングに行ったそうです。4時間半歩いたけど、痛くはならなかった。
前後の治療回数は3回。
今日が4回目の鍼灸治療になります。
全身の関節痛、筋肉痛に対して漢方薬の効果は非常に良いです。以下はもう一人の中医学先生の治療例。どうぞご参考に。
長年の頭痛が鍼1回で治った女性
中国鍼は痛みを治すとき、患者さんが痛ければ痛いほど、効き目が現われます。ほぼその場で治る。
先週の金曜日に来た一人の女性。長年の頭痛が1回の鍼で、その場で治りました。翌週の月曜日に来た時、痛みは再発していません。
私は彼女に文句を言いました。
「痛くないのになんで診療所に来たんですか?本当に…」
ちょうど人紀クラスのDVD撮影があったので、全過程を録画してます。針を刺された時の患者さんの感覚、そして彼女のびっくりして喜んでいる顔も、全部録画されています。
鍼治療以外に、足ツボ整体も良い選択肢です。
以下は2人の治療例をもとにした記事、参考になると幸いです。
鍼灸はどんな痛みでも治せる
このような治療例は、私にとって日常茶飯事。
鍼灸は世の中で一番良い医学で、どんな痛みでも治せます。
最初はただの痛みなのに、西洋医学の治療で亡くなるなんて、本当に…
彼女の話を聞いて、私は落ち込んでました。
人間の命は、お金で買えられるものではない。
西洋医学は本当にダメダメ。
今日西洋医学のせいでまたうつになったから、夜帰ってギタ引いてストレス発散しないと。
精密検査でも分からない慢性虫垂炎、中医学の検査方法と治療法は簡単である
昨日と今日あった二人の治療例。
二人とも女性で、右側の下腹部が痛い、長年の便秘があります。
一人は15年痛んで、もう一人は6ヶ月痛んでいます。
西洋医学は原因がさっぱり分からなくて、ひたすら鎮痛剤を出すだけでした。
私の検査は簡単です。
触診で患者さんの足の三里から二寸下、「かん尾穴」 に強烈な痛みがあって、手のひらを見たら大腸の反射区が褐色(かっしょく)。これは慢性虫垂炎、しかも大腸がかなり詰まっています。
それなのに、西洋医学の精密検査では原因不明。
ダメな医学だとしか言えない。
私の処方は、
煎じ薬だと宿便は、1日飲むだけで出ます。
このような1日飲むだけで治る漢方薬、みんな使うんだったら、患者さんが治らないわけがない。患者さんが15年も痛みに耐える必要がありません。
こんなに治しやすい病気、精密検査でも原因不明だと言われたら、患者さんはどうしたらいいですか?
ニハイシャ先生の有能な弟子:李宗恩博士も臨床で虫垂炎を治した例があります。ただし、これは慢性虫垂炎ではなくて、急性虫垂炎です。
皆さんは要注意です。
「大黄牡丹皮湯」 はただ急性盲腸炎を治すだけ。
「薏苡附子敗醤散」 がないと、大腸の下に詰まっている宿便は出ません。
附子(トリカブト)がないと、長年の宿便は出ない。
しかし、一般の漢方医は附子を使いません。
彼らは体を冷やす漢方薬を使って、附子は使わない。だから便秘を治せないのです。
結局、患者さんは一般の中医師と西洋医学の先生の間でたらい回しされ、最後またここに来ている。
以上の2つの治療例は、みんな治療法と診断方法を撮影してます。
あとで台湾に送ってDVDにしてから、また人紀クラスの生徒さんに送ります。
今日は本当にムカツクなあ。
西洋医学の話で、またイライラしてしまった!