集団訴訟されたリピトールの副作用は糖尿病。治療に即効性を求めた害!

【2019-05-28追記:グーグル広告を止めたので、全文を載せます。】

 

【※2018/06/13追記:西洋薬の商品名が、Googleガイドラインに引っかかって載せられないので、記事の前半を削除しました。全文が読めなくて申し訳ありません。】

 

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の有能な弟子、アメリカの漢方医:李宗恩博士の記事を翻訳しました。

 

もとの中国語記事のリンク先は、

FM 96.1: Lipitor 集體訴訟,看病“求快”的危害 – 當張仲景遇上史丹佛

 

 

集団訴訟されたリピトールの副作用は、高血糖症・2型糖尿病

 

先月、アメリカ最高裁判所はファイーザ製薬会社 (Pfizer)が提出した、ジェネリック薬の市場参入申込を拒否しました。

 

このニュースで、数年前の集団訴訟を思い出します。

リピトール(Lipitor)は幅広く使われている、コレステロールを下げる薬です。

 

世界三番目の製薬会社:ファイーザ (Pfizer)の主力の商品として、リピトールの売上は総売上の25%も占めています。

 

2012年2月、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、リピトールとスタチン(Satin)に関する警告文書を出しました。

 

この2つの薬で、高血糖症・2型糖尿病になるリスクが増える。

標識にも潜在的な副作用を注釈することを要求しました。

 

FDAの警告文書が出て、すぐアメリカ国内で4千人あまりの患者さんに提訴されました。訴訟された原因は、ファイーザ製薬会社は、最初から2型糖尿病の副作用を知っているのに、警告文面には書いてない。

 

原告側の弁護士が言うのには、「リピトールで女性が糖尿病になるリスクが増えるけど、治療効果は男性よりも低い。」

 

糖尿病は中医学の治療で簡単に治ります。

以下は一つの治療例、どうぞご参考に。

 

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一つの値が下がったけど、ほかの値が上がる病院の薬

臨床で見ると、西洋医学の三高(高コレステロール血症、高血糖値、高血圧症)を治す薬は、ほかの数値を高くするのが多いです。

 

何年か前には一つだけ値が高かったのに、治療して5年、10年後には三高が全部揃うようになります。

 

中医学の理論では不思議なものではない。

三高は、肝臓と脾臓との関係が深いです。

 

肝臓はコレステロールを作ってまた再利用

肝臓の血と血圧は関係があります。

 

中医学の脾臓には、すでに西洋医学でいう膵臓を含んでいます。

膵臓はインスリン分泌して血糖値をコントロールしているので、脾臓と高血糖値は直接な関係があります。

 

西洋医学は一つの数値しか見ません。

西洋薬で一つの数値がすぐ下がるかも知れない。しかし、それは病気が治った事でしょうか?

 

そうでもないのです。

隠れた病気の原因は解決されてない。

 

単純にコレステロールを下げると、その代価は大きいです。

例えば高血糖値、心不全の副作用がある

 

たくさんの薬は、即効性が続かないです。

例えば鎮静剤。

一時的に痛みの緩和になるけど、疾病の根治ができない。

 

オキシコンチンを含む鎮痛剤は、麻薬みたいに中毒性があり、危険な薬品です。

以下の記事で、痛烈批判しているので、どうぞご覧ください。

 

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病院の薬で死んだ、すさまじい患者数

最近、不幸にもまた何件かアメリカ学校での銃乱射事件が起きました。

拳銃規制は厳しくしないといけないです。

 

私たちは以下の分析も見ましょう。

 

アメリカで1年の死亡者数の統計:

  1. 拳銃での死亡者数は約2万3千人。
  2. アヘン類の鎮痛剤濫用での死亡者数は約5万人。
  3. 一般の風邪(インフルエンザを含まない)での死亡者数は、約2万人。
  4. 西洋医学の誤治(malpractice) )での死亡者数は、約25万人。

 

2番目の項目だけでも、すごい数値です。

なぜ皆さんがまだ薬を飲んでいるでしょうか?

 

必要悪ですか?

Necessary Evil (An evil that must be allowed for a greater good to result. )

 

薬を飲めば飲むほど、病気が増えて最後は死亡。

こんな人生を送りたいですか?

 

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薬で値が下がれば、体は健康になったでしょうか?

 

値が下がったのは、体自分がコントロールしたものではないのです。

 

悪玉コレステロールは、悪いやつではない!

皆さんが誤解しやすい、コレステロールに関して話します。

コレステロールは、細胞膜と胆汁(たんじゅう)とホルモンを作る重要な材料で、体の正常な働きに必要なものです。

 

コレステロールは、運び屋:リポタンパク質で全身に運ばれ、最後は肝臓に戻ります。

 

 LDL(Low-density lipoprotein、低密度リポ蛋白)は、コレステロールを全身に運び出す役割を果たす。

 HDL (High-density lipoprotein,高密度リポ蛋白は、コレステロールを肝臓に戻す役割を果たす。

 

いろんなリポタンパク質が運ぶコレステロールはみんな同じです。

ただし、密度が違うタンパク質は血管に対する影響が違う。

 

LDL(低密度リポ蛋白)が多すぎると血管に斑点、詰まりが生じます。だから一般の方は、これを悪いコレステロールだと思いがちです。

 

それでは、なぜLDLが多すぎるでしょうか?

それは体のあちこちに炎症が起きているからです。

 

漢方薬の抗炎症作用、その素晴らしさは貴方が分からないはず。

以下の記事を読めば、少しは理解出来ると思います。

 

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火災で消防車が出動するように、 失火したら消防車の出動を禁止するのではなくて、なぜあちこちで失火するかを研究するべきです。

 

西洋医学は一つの小さい問題を見つけます。

しかし、投薬治療後は更に大きな問題が起きる。

 

それでもたくさんの人は西洋薬を飲みます。

一部分の人は副作用が著しくない以外に、化学薬品がくれる即効性が手放せないから

 

アメリカの平均寿命は伸びています。

しかし、生活のクオリティーは下がっている。

現代人の最後の20~30年は、祖母祖父たちと比べたら苦痛の晩年です。

 

これも即効性を求めて、西洋薬を飲んできた結果

 

一つの治療例:内臓下垂

女性、55歳。

小腸の疝気(せんき)、西洋医学でいう「内臓下垂症」です。

腹膜に穴が空いているので、小腸がよく穴に落ちて食物が通る時にすごく痛くなるそうです。

 

西洋医学は人工的な膜(Mesh)を作って小腸を釣り上げ、それで治ると思います。

しかし、いつまた腹膜に穴が空くかも知れません。

 

もし手術が間に合わなかったら、ひどい時は小腸の壊死、腹膜炎などを起こします。

 

中医学の理論で疝気の原因は、中気不足で内臓が垂れ下がる

中気不足がなければ、たとえ穴が空いていても小腸は落ちてきません。

 

参考記事として以下の治療例があります。

 

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李宗恩博士は臨床でたくさん完治した例があります。

中気不足の原因は、小腸の温度が足りない。

心臓の陽気が下腹部まで行かない。

肝臓の血が足りないなど。

 

臨床では一歩一歩治しながら、問題の源を見つけて止めるのです。

 

この患者さんは最初いろんな事があり、治療は一進一退。でも体は常に良い方向に向かっていました。最後は半年かけて小腸疝気を治し、西洋医学の手術をしなくて済みました。

 

治療期間は李宗恩博士の予想以上に長かったけど、患者さんは「十分価値がある。今後のハイリスクをなくしたから。」と言っています。

  

話が変わるけど、単純な質問です。

抗生物質 を飲むか漢方薬を飲むかに対して、おそらく皆さんは効き目が速そうな抗生物質を選ぶでしょう。

 

実は中医学の治療効果は、西洋医学の治療より遅くない

例えばインフルエンザ、抗生物質は効果がないけど、中医学は1週間以内で全部治せます。

 

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FMラジオの問い合わせ電話1:悪玉コレステロールは高い

 

Lisa:「悪玉コレステロールが高い時、どうしたら良いですか?体になにか影響がありますか?」 

 

李宗恩博士:「LDLは悪いコレステロールではありません。LDLはコレステロールを運ぶ一つの交通手段で、コレステロールを全身に運びます。LDLが多すぎると血管に詰まりが生じる場合があり、治療が必要です。

 

でも、治療の重点はコレステロールを下げるのではなくて、長期的に炎症が起きている体を治し、コレステロールが自動的に下がるようにすることです。

 

一人ひとり体質が違うので、どう解決するかは中医学の先生によります。

重要なのは焦らないこと。

 

漢方薬には素早くコレステロール、脂質など下げる生薬があります。

しかし、体にも悪影響がある。

 

良心的な先生は、最初からこんな強い生薬を使わないと思います。重病の場合はまた別の話ですが。」

 

以下は一つの漢方薬治療例、どうぞご参考にしてください。

 

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FMラジオの問い合わせ電話2:中医学は90%以上の痔に有効

 

王さん:「痔に関して中医学はなにか治療がありますか?」

李宗恩博士:「中医学は90%以上の痔に有効、治療も簡単です。

一人ん20代の女性。痔が何年も続いて、夜よく寝れなかったです。西洋医学は解決方法には手術しかない。でも、手術しても再発の可能性があると言いました。

 

私たちは数週間で治したのです。

 

中医学の理論では、痔は体に湿気と寒気、若しくは熱気が下腹部に集まったのが原因です。

 

大黄、芒硝など強力な生薬は使わないで、赤小豆で湿気を出し槐花(かいか)で消炎鎮痛、当帰で便を柔らかくして大便が順調に出れば、痔の傷口が治るのも順調です。」

 

以下は一つの鍼灸治療例、どうぞご参考に。

 

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まとめ

中医学の先生に診てもらう時、焦るとダメです。

もっと時間をかけて、先生とコミュニケーションをとったほうがいいです。

 

先生の指示を守り、定期的に再診察を受ける。

患者さんと医師のお互いの信頼、協力があるからこそ、根本的な問題解決につながります。

李哲の感想:目先のことしか考えない病院の薬は要慎重!

李宗恩博士の記事を読んで、一つ共鳴したのがあります。

今は平均寿命は伸びているけど、生活のクオリティーは下がっている。

 

元気に年を取るのではなくて、痛みと苦しみが増える晩年が多いです。

日本では平均寿命が伸びていると言うけど、寝たきりになった人なども含まれているでしょう?

 

医学の進歩で急性疾患.ケガ.車事故などでの死亡数が減っているけど、慢性的な病気には改善策がない。むしろ、さらなる問題を作り出すのが西洋医学。

 

何でも近道を求める。

健康になりたいけど、汗かきながら運動したくない。

できれば、1日3分の簡単で疲れない運動方法がいい。

 

怠け者に健康が訪れるのが不思議です。

 

病気になった時は、副作用はどうでもいいから、速く熱を下げてくれ!痛みをとってくれ!痒みを取ってくれ!

 

焦っているから安易に西洋薬に出を出すのが、その原因ではないでしょうか。

 

あとは、西洋薬の安さ

安い値段で一時的に症状が収まって、患者さんは喜ぶかも知れません。

 

しかし、その後の副作用・後遺障害を考えると、遥かにハイリスクでお金がかかります。

 

たくさんの患者さんは、西洋薬の副作用すら知らない。

病院の先生も副作用を説明してないから、西洋薬が氾濫しているのを助長しています。

 

目先の事だけ考えるか。

1年後、5年後の体のことも考えるのか。

選択によって将来が変わります。

 

漢方薬・鍼灸はたくさんの時に、即効性があります。

最初の病気であれば、1~2週間で治せる時が多いのです。

 

しかし、長年の持病・重病などは時間がかかる。

体質改善は一日二日でできるものではないです。

 

李宗恩博士が話したように、中医学の治療効果は素晴らしいけど、持久戦になる時があるので患者さんの協力.信頼が必要です。

 

これはとても大事だと思います。