【※本記事は2020-04-01更新しました】
足首の外側の痛み・違和感・むくみは鍼2回で治った
2016年5月21日
30代の女性、主訴は右足の外側のくるぶし、捻挫したあとの違和感があって、むくんでいる感じだそうです。
捻挫後の後遺症の鍼治療は、鍼1本だけ必要でした。
鍼治療が終わって、彼女が言うのは「来たときより足首が回ります。」
2016年5月28日
前回の鍼で、右足首の外側の痛みは、ほぼ消えました。
今日の鍼治療が終わって、彼女が言うのは「右足首がすごい回る!さっきまでの右足首がむくんでいる感覚が消えました。」
2016年6月4日
彼女は私に話しました。
「最初は階段を登ったり下がったりするとき、足の外側が響いて痛くなりました。その後は足首もきになり、徐々に右足首に何かかぶっているような感じでした。
昨日はすごい歩いたのに、足の痛みはないです。鍼してすぐは効かなかったけど、ジワジワと効いてきて、知らないうちに治りました。」
彼女の例を見ると、1回でくるぶし外側の痛みが消えて、2回目は違和感も消えました。もう一つ分かるのは、その場で痛みが消えなくても、徐々に効いてきた事です。
鍼灸は即効性があるので、基本的にその場で痛みが消えます。ただし、慢性的になった場合は、100%消えません。30%消えて、2回目の施術でまた30%消え、3回目には残りの30%消える。このようなパタンもあります。
彼女の体質は、気の流れが遅いタイプなので、変化が遅れて出たと思います。ほかの症例でも、「遅延性効果」が現れていました。以下の記事、参考になると幸いです。
持病の治療のついでに、捻挫したあとの痛みを治すのは、当院でよくある事です。
以下は一つの鍼治療。
お腹から肛門まで痛いのを治しただけではなく、こけて痛めた膝の腫れ足首も1回で治しました。
いつも同じ所を捻挫する原因は、経絡が弱いからです
いつも同じところを捻挫して痛めるケースが多いです。
これは、関連している経絡が弱いから、ひねったときに同じ靭帯をケガしてしまうのです。
捻挫の予防としては、足首を鍛える運動がオススメ。
気功を習うのも良いです。
鍼治療をする場合、弱くなっている経絡・靭帯を強化するので、簡単に捻挫しなくなります。
鎮痛剤は神経をまひするので、一時的に痛みを感じないようにできますが、弱くなっている靭帯を強化する事ができません。これが鍼灸と西洋医学の違うところ。
中医学と西洋医学の違いに関しては、ほかのところで詳しく説明しました。以下の記事、参考になると幸いです。
捻挫したあと痛み・違和感が残った場合、信頼できる鍼灸院で治してもらってください。病院へ行くより治りが早いです。
余談話:スポーツ業界で広がる鍼灸、スイタマ、推拿(すいな)
鍼治療は捻挫の痛みなど、靭帯・関節の障害に有効です。しかも、薬物ではないので副作用がありません。
スポーツ業界でスイタマ、推拿、鍼灸を取り入れるのは、ドーピング検査に引っかからないからです。以前、オリンピックの面白い画像を集めたのがあるので、良かったらご覧ください。