【※本記事は2020-03-09更新しました】
こんばんは。李哲です。
2~3ヶ月前、整体と刮痧(グァーサ)で便通が良すぎて困った女性の話をします。
彼女の主な自覚症状は
- ひどい肩こり、首こり。
- 睡眠不足
- 手足が冷たい
- すごく寒がり
- 小さい時から便秘
食欲はよし、全体的な精神状態もよし、ストレッチも毎日やる。
コーヒーが大好きで1日何杯も飲む。
ほかに乳製品などもとっています。
コーヒーと乳製品は当院の禁止物。詳しい理由は以下の記事をご覧ください。
足つぼと整体、両方をすすめてやってみましたが、あまりにも首コリが取れないので、刮沙(グァーサ)を試すことになりました。
次に来た時、彼女が言ったのは、
「2日くらい便通がよすぎて、ちょっと困ったよ。大事な待ち合わせがあるのに、トイレばかり行きたくて。今までないくらいすごい量が出たよ。なんで刮沙(グァーサ)でこんなに便通がよくなるの?」
足つぼをおすすめするふたつの理由 に書いたことがありますが、首こりと肩こりは手太陽小腸経と密接な関係があります。(もちろん、ほかの経絡とも関係がある)
手太陽小腸経がつまると、首コリと肩こりができやすい。
彼女の手足が冷たいのは、すでに心臓と小腸の活気(火)に問題が起きていることを示します。
整体のあとに、刮沙(グァーサ)をやると、つながっている大腸.小腸にも刺激ができるので、便通もよくなるわけです。
整体と刮痧(グァーサ)で便秘が改善されるのはもちろん、鍼灸の場合はもっとひどい血便なども対応できます。以下は一つの症例、参考にしてください。
便が硬くて血が出るのは、鍼1回で柔らかくなり、血も出なくなった
西洋医学の解剖学では、大腸の場所はお腹です。
ですが、中医学の経絡からみると、そんな事ではありません。内臓は経絡で外側までつながっています。
彼女は不思議な顔で、「じゃ~首のところに大腸のものがあるということ?大便が首のところにあるの?いや~~気持ち悪い!」
確かに、こんな考え方だと気持ち悪くなります。でも、ほかの考え方にすれば大したことがないですね。
もともと、「人間は皮1枚の糞袋」。
ここで日本の一休禅師の話を引用しました(笑)
中国では一休さんの言葉だと言われているけど、なぜか日本のサイトをググると”言ったことがない”という説もありますね。どちらが正しいでしょうか。
正直、彼女みたいに刮沙(グァーサ)をやって、便通がよくなった人は初めて見ました。頑固な偏頭痛、首コリが治ったのはあるけど、便通がよすぎて困ったのは初めてです。
人の体質によって、反応もいろいろですね。