こんにちは。李哲です。
「コーヒーが健康に良い」という情報が溢れているので、また記事を書きました。
人は不思議な傾向があります。
自分が好きなものが認められると嬉しい。
両極端の情報があった時は、自分が好む情報を選んで信じ続ける。
だから、今でも「コーヒーが健康に良い」と信じ込む人が多いでしょう。
ところで、あなたはコーヒーを3ヶ月止めてから、もう一度飲んでみた事がありますか?
コーヒー、清涼飲料水、牛乳(乳製品も含み)、サプリ、西洋薬などを禁止する理由(2018-12-14修正)でも書きましたが、「3ヶ月だけ止めてみてください。そうすると、あなたは身体のいろんな変化に気づくはず。」
健康に良いかどうかは、3ヶ月後に判断すれば良いです。
これは、もっとも科学的根拠がある検証方法。
一人の女性が、貴重な検証をしてきたので、ご紹介させていただきます。
どんな良い変化があって、どんな体調不良が出たのか、はっきり記録されています。
いろいろ説明したい所があるので、彼女の文章を引用しながら、この記事を書きました。参考になると幸いです。
- 1.コーヒーは強い酸性物質
- 2.コーヒーを飲んだあとに、動悸が始まる
- 3.コーヒーを飲んだあとに、逆流性食道炎の症状が出る
- 4.コーヒーを飲んだあとに、眠れなくなった
- 5.人体実験より「科学的なもの」はない
1.コーヒーは強い酸性物質
不味い!なにこの酸味の強い味は!
以前、コーヒーは強い酸性物質。
だから、胃酸が増えて胃が荒れる。
胃酸で消化系がやられるから、胃がん・食道がん・すい臓がんになると説明しました。
コーヒーをしばらく止めると味覚が変わるので、再び飲んだときの衝撃も強かったでしょう。
2.コーヒーを飲んだあとに、動悸が始まる
が、しかし!家に戻って少ししてから、心臓が凄いバクバクし始めまるではありませんか!
10〜15分程だったか?バクバクが止まらない!
これは血管が収縮しているからなんだなぁ〜と直ぐに分かりました。
コーヒーは、胃を含む消化系をダメにします。
胃は心臓のすぐ下にあるので、胃になにかしらの問題が起きた時、心臓に悪影響があります。
臨床でみると、胃腸の問題で心臓がバクバクする、動悸がある患者さんも少なくないです。過去治療例に一つあるので、参考にしてください。
3.コーヒーを飲んだあとに、逆流性食道炎の症状が出る
その日のうちにお腹が緩くなってしまい腹痛。午後に飲んだ後は、胸焼けと胃の不快感。
お酒を大量に飲んだ翌日のような感じの不快感が起こりました。
コーヒーを飲んだ後は、頭が覚醒されますが、その後は反動で倦怠感が出る。
胃の不快感、胸焼け。
これは胃酸が逆流する症状です。
つまり、逆流性食道炎の症状。
倦怠感が出るのは、胃と脾臓がダメージを受けたからです。特に脾臓は倦怠感と関連性が強い。
飲んだ最初の数日は、身体のSOS警報が鋭く効いているので、つらい自覚症状が出ます。しかし、飲み続けると身体も慣れるというか、鋭い警報が鳴らなくなる。体調不良がコーヒーのせいだと、思わなくなります。
よく皆さんはコーヒーを飲むと脳が覚醒するというけど、続けて飲んでみてください。
どんどん脾臓がダメになるので、徐々に手足が冷えやすくなり、食欲低下。睡眠の質が悪くなる、身体がだるくなって集中力がなくなります。
そして、10年、20年後は癌だと診断される。
4.コーヒーを飲んだあとに、眠れなくなった
しかし案の定、夜中の0時を過ぎても眠気は起きません。いつ入眠したかは覚えていないですが、2時ぐらいまで起きていたような感じ?
中医学の理論で、良質な睡眠は主に3つの臓器が司ります。
①胃
②肝臓
③心臓
①胃と睡眠の関連性
食べすぎた時。胃が痛い時は寝苦しい、もしくは寝られません。
中医学ではもっと簡単な言葉でいうけど、「胃不和則寝不安」。胃が良くないと、寝るのが不安になる意味です。
胃の問題は、1番治しやすいので、自覚症状があったらすぐ治してもらってください。
足つぼでも、鍼でも1発で効果が出ます。
以下は昔の足つぼ記事ですが、参考にしてください。
②肝臓と睡眠の関連性
肝臓が悪いと、寝付けられません。
もっとも多く見られるのは、肝臓がんの患者さん。
肝硬変、肝臓がんの病棟に行ってみれば分かりますが、夜になるとみんな寝られなくてウロウロしている。
肝臓を強化して、肝臓の中の毒素をきれいに出せば、寝付きが良くなります。
コーヒーを飲んだあと、寝付きが悪いと言うのは、すでに肝臓にも影響があることを示します。
③心臓と睡眠の関連性
心臓が悪いと、夜中に目が覚めます。
もしくは、夢が多くて起床時に疲れが抜けない。
夢が多い。途中覚醒。
朝起きて寝た気がしない、すごい疲れる。
このような症状がある時、あなたの心臓はすでに弱くなっています。
自覚症状を治してくれる先生を見つけてください。
5.人体実験より「科学的なもの」はない
記事を読んで、きっと「一人だけの検証では信ぴょう性がない」と言う人がいるでしょう。
ハッキリ言っておきますが、あなたも3ヶ月止めてみれば、彼女みたいな変化が現れます。
私は今まで、たくさんの患者さんがコーヒーを止めて、体調が良くなったのを見てきました。コーヒーを止めて体調不良になった人は、一人もいません。
しかし、世の中には「科学的」の旗を揚げて、「コーヒーは体に良い」という情報を広める人たちがいます。その目的は、金もうけのほかにはない。
コーヒーだけではなくて、ほかには真逆の「健康法」が乱立しているのもあります。
魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)の状況。
みんな何かしらの「科学的根拠」を出して、どれを信じたら良いか迷うかも知れません。
先に皆さん、科学的の定義を知ってほしいです。
先に仮説を出す。
検証した結果で、仮説が正しいかどうかを判断。
これが科学的な考え方です。
西洋薬であろうとサプリであろうと、漢方薬であろうと鍼灸であろうと、体に良いか悪いかは、「身体の感覚」で判断すれば良いです。
身体はとても精密なシステムで、身体に悪いものだったら、すぐ気づきます。
たとえば食欲、便通、小便の勢い、朝たちの回数、手足の温度、睡眠の質、生理…などの自覚症状で現れる。
注意さえ払えば、身体の感覚を騙すことができません。
なになに成分が体に良い。
いわゆる専門家たちの「科学的根拠に基づいた高論」は、すべて机上の空論です。
「科学的な詐欺師」に騙されないでください。
自分の身体の感覚以外、すべて信じてはいけません!
追記:
3ヶ月も実験した、彼女の貴重な記録に大変感謝します。
彼女のおかげで、コーヒーを止めて見たい方が増えました。
彼女の行動は功徳無量です。