鼻腔粘膜にできものができて、腫れて痛いのを鍼で治した例。

こんにちは。李哲です。

今日は私の施術記録。

 

患者さんは私自身です。

当時の症状は、左鼻の奥にできものができて、炎症を起こしたみたいに外側から鼻を押すと痛かったです。

 

指を入れて触ると、塊が鼻粘膜にくっついているのが分かる。無理に塊を取ろうとすると、痛くて涙まで出ちゃいました。

 

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少し変顔すると、鼻粘膜まで引っ張られて痛いから、あまり顔を動かすこともできなかったです。

 

数日寝れば治ると思ったら、全然治らないので自分で針をしました。

 

漢方薬でも治せるけど、今回はいじでも針だけで治すぞ!と決めました。

 

2018-05-30

右の合谷、二間。

合谷はすごかったけど、二間は普通の響き。

 

大腸経のツボを選んだのは、鼻の外側を大腸経が通るから。

腫れて痛いので、消炎作用がある合谷と二間を選んだのです。

 

針が終わったその夜、鼻をかんだら腫れた物の塊が少し出てきて、顔を動かしてもマシになりました。翌日、また鼻をかんだら出てきて、もっと楽になりました。

 

炎症の塊がまだ残っているけど、明日鍼を続けるつもり。

 

2018-06-01

今日刺したのは、右の二間と合谷。 右の迎香。合谷は相変わらずすごい響きました。

 

腫れた炎症はまだあり。

でも、外側から鼻を押しても大丈夫な痛み。

 

中はまだ触れないですね。鼻粘膜にカサブタがあって、指を入れると痛くてツンと涙が出る。

 

2018-6-3 

2018ー6ー4

2日連続で針をしました。

右の二間、合谷以外に、両側の迎香穴を追加。

 

ただし、花粉症・蓄膿症を治す針と違って、7分の針(すごい小さな針)で直刺。

 

口周りがしびれる感じがあれば得気。そのまま20分くらい置鍼。途中で1回針を回しました。

 

二間がめちゃくちゃ響いて、合谷と同じくらい強かったです。

 

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右手に刺した針:二間と合谷。

 

6月4日の夜は、外側から鼻を強く押しても、痛みは我慢できる範囲内になった。

 

2018-6-6

鍼してない。

朝鼻をかんだら塊が出て、鼻奥の炎症の塊が取れた感じ。 

 

2018-06-07

鍼してない。

最後の小さな塊が出ました。

 

ほんの少し(体感的には5%くらい)残っているけど、よく休めば治ると思います。

 

計4回で鍼治療が終わり、変顔もできるようになりました(笑)

 

以前、蓄膿症の症状で苦しんでいるのを、1回で緩和した例があるけど、あくまでもこれは幸運のケースですね。なんでも1回、2回で治せると勘違いしないでください。

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li-hari.hatenablog.com

 

今回はちょっと回数かかりましたが、ステロイドを塗らなくて済んで良かったです。

 

西洋薬の軟膏は、塗りやすくて値段が安いけど使いません。

 

皮膚から浸透してはいった化学薬品、数年後にどんな害をもたらすか、わからないのがたくさんあるから。

 

あと今回は、鍼の力を試して見たかったのもあるので、いじでも最後まで漢方薬を使わず鍼治療だけにしました。

 

幸いにも結果はヨシヨシ。

 

あの鼻腔粘膜の痛みは涙まで出るから、本当に嫌な痛みでした。二度と遭いたくないけど、万が一トラブルが起きたら、また鍼治療をしようと思います。

 

針は消炎作用も強いし、滋養強壮効果もあるので、鼻のどんな症状でも改善ができます。花粉症、蓄膿症、風邪からくる鼻水、くしゃみ…

 

なんでも相談できます。