膝痛のお灸のツボ:鶴頂穴(かくちょう)

【※本記事は2019-07-07更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日はお灸のマメ知識。

膝痛の方に役に立つ情報になれば幸いです。

 

  • 膝を曲げたり伸ばしたりする時に、ボキボキ音がする。
  • 階段の昇降で痛い。
  • 歩く時は痛くないけど、走ったりすると痛い。

 

以上のような膝痛には、次のツボにお灸をするのが有効です。

 

鶴頂(奇穴、かくちょう)。

ツボの位置は、以下の図を参考にしてください。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/li-hari/20180416/20180416163039.jpg?1523863854

 

参考になる外部サイトは以下。

鶴頂 膝関節の痛みに用いる 

 

鶴頂(かくちょう)にお灸をする時は、1箇所に9回続ける。時間があれば15回、20回続けてやると更に良いです。 

 

毎日続ければ、2週間くらいで効果が分かります。

注意点:

①せんねん灸は、生姜入りタイプを購入すること。

 

②やけどしないように気をつけること。せんねん灸が熱くなったらすぐ取って、新しいせんねん灸を置いて続けてください。

 

お灸してから3日間はお茶が禁止。

お灸の効果が落ちますので飲まないで下さい。

緑茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶などは禁止です。

大丈夫なのはトウモロコシ茶、麦茶、水など。

 

条件がある方は、自宅で生姜灸をやったほうが良いです。

火力と効き目は、せんねん灸よりも強いです。

 

生姜灸のやり方と注意事項は、以下の記事をご覧ください。

 

www.li-hari.net

 

膝の中が痛い。

膝の両側もしくは片方が痛い。

この場合は、指で押してみて痛い所にせんねん灸を置いて、お灸をすれば良いです。連続で9回続ける。(1回だけでは、ほとんど効果ありません!)

 

お灸をしても効果が出ない場合は、近くの信頼できる鍼灸院に行ってみてください。詰まりがひどい時は、お灸の力だけで足りないので、プラス鍼治療が良いです。

 

今までの自分の施術経験からみると、急性の膝痛.病歴が短い膝痛は1~2回で痛みがだいぶ緩和できます。長年の膝痛だったら、もっと時間がかかると思いますが、効果がない事はないですね。

 

以下は膝を痛めてから、日にちが経ってない鍼治療例。

長引いてないので、計5回で完治しました。

 

li-hari.hatenablog.com

 

以下はもう一人の鍼治療例、事故で膝を痛めた女性です。

年数が経ってから鍼治療したので、治りが遅かったけど、効果がないことはありません。ちなみに、膝痛を治しただけではなくて、頑固な冷え性・30年の花粉症もかなり改善しました。

 

www.li-hari.net

 

膝痛だけではなくて、痛風.変形性関節炎で膝の中に水が溜まったのも、鍼治療の効果は良いです。

 

グルコサミン服用、膝にヒアルロン酸を注射。

このような治療法よりも、膝内の循環を良くするので、治ったあとは二度と鍼治療をしなくても済みます。

 

膝痛で困っている方は、先にお灸を試してみてください。

1週間くらお灸しても変化がないときは、素早く鍼治療を受けて方が良いです。