【※本記事は2019-03-26更新しました】
10年間で3回の人工授精して、6万ドル払ったのに結果はなし。
漢方薬は4ヶ月飲んで、1千ドルだけ払ったのに妊娠。
なぜ漢方薬は効果があるのか?
漢方薬はどんな方法で不妊治療をしているのか?
読んでいただければ分かると思います。
こんにちは。李哲です。
今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生の記事を翻訳しました。最後には私の見解文を書いてあります。
中国語本文のリンク先は、
(2011-07-25 20:24発表)
- 10年間で6万ドル払って3回も人工授精したのに、妊娠できてない患者
- 中医学の診断:流産の回数が多くて内蔵にダメージが大きい
- 漢方薬を飲み始めてから、生理不順・生理痛がなくなり、顔色も良くなった
- 漢方薬で卵子の質がよくなり、患者さんは妊娠した
- 漢方薬の治療費は、4ヶ月でわずか1千ドル
- 人工授精の弱点:受精卵を育つ環境を変えられない
- 中医学の不妊治療は有効だけではなく、費用が安い!
- 李哲の感想:生理不順・生理痛を治すのは、不妊治療の大事な一歩
10年間で6万ドル払って3回も人工授精したのに、妊娠できてない患者
最近の不妊症は本当に多いです。
男性も女性も、みんな不妊治療に関わっています。
最近私の診療所には、典型的な例がありました。
患者さんは37歳、薬剤師。
10年前から妊娠しようとしている。
3回の人工授精IVFをして、西洋医学に6万ドルを貢献しました。
ほかには子宮内膜の手術費用などは、まだ入れてもないです。(薬剤師の医療保険は良いかも知れません)
6万ドルも払ったのに、妊娠に成功していません。
最後、西洋医学の診断は卵子に問題があり。
そして、中医学の治療にきました。
友人の紹介で彼女はこちらに来たのです。
中医学の診断:流産の回数が多くて内蔵にダメージが大きい
私が最初見た感じは、彼女は綺麗な方。
太ってない。
肩までの長髪。
顔色はパット見た限り悪くなかったです。
でも、一つ問題がありました。
顔と鼻の赤さは、ちょっと異常。しかも、薄暗いシミがある。
問診で分かるのは、
- 毎回の生理が来る時、痛すぎて死にそう
- 睡眠が悪くて、寝付けられない
- 脈は細数
明らかに上熱下寒の症状。
衝脈と任脈が弱まっていました。
主な原因は流産の回数が多くて、丹田部が損傷し陽気が逆流している。(李哲説明:のぼせに近いイメージ)
流産に関して、鄭先生はもう一つの記事があります。
どうぞご参考に。
漢方薬を飲み始めてから、生理不順・生理痛がなくなり、顔色も良くなった
私は最初、彼女の熱を下げて血を養い、心臓を強化する方法を取りました。その後は衝脈と任脈を強化。
治療を始め徐々に変化が現れました。
彼女の顔色は柔らかくなり始め、顔の赤いのが減り、皮膚の艶と滑りもよくなりました。その後は、生理が順調になり、生理痛が全部消えました。
不妊治療の女性で、1番先に生理を治すべきです。
- 日数がズレない
- 次は痛みがない(お腹と腰の痛みがない)
- その次は、血の塊が出ないこと
彼女の変化を見て、私は彼女に話しました。
「妊娠の準備をしても良いです。」
痛くて死にそうな生理痛、漢方薬はもちろん足つぼでも効果が良いです。以下は一つの治療例、どうぞ参考になると幸いです。
漢方薬で卵子の質がよくなり、患者さんは妊娠した
『補腎養精』というのは、男性に例えると、精子の活動力を増加すること。女性に例えると、卵子の質を良くすることです。
私は彼女にもう1つ言いました。
「生理中は水泳がだめです。他の時も水泳はオススメしません。」
治療期間中、私は1回紫石英を入れた事があります。
神農本草経の記載によると、この生薬は『治婦人十年無子』。
処方した時に、私は冗談半分でこの内容を彼女に説明しました。
予想外に冗談が現実になったのです。
もちろん、彼女以外に彼女の旦那さんにも何回か処方しました。
9月の頭が最後の診察。
その後、彼女は現れていません。
漢方薬に自信がなくて止めたと思ったら、先週彼女から電話が入って去年の8月に妊娠して、今は家で胎児を養っているそうです。今回電話したのは、薬膳などの問い合わせ。
私も彼女の為に嬉しかったです。
漢方薬の治療費は、4ヶ月でわずか1千ドル
彼女のカルテを出して見たけど、彼女は全部で4ヶ月の漢方薬を飲みました。費用は1000ドルくらい。
彼女の西洋医学の治療代と比べられないです。
- 10年の西洋医学治療と4ヶ月の漢方薬治療
- 病院の治療費は6万ドル、漢方薬の治療費は1千ドル
- ちっとも効果がないのと、最終的に成功
その差は歴然です。
人工授精の弱点:受精卵を育つ環境を変えられない
人工授精は、誰でもできるものではありません。
たとえ話で説明します。
人工授精は、人工的に播種するのを完成しただけ。
でも、気候・土壌の質・種の質などは人工授精が管理できるものではない。
もし母体が健康でない。
もしくは卵子・精子の質が悪い場合。
人工授精をしても失敗します。大金の無駄使いになるだけ。
種をシベリア、もしくはサハラ砂漠に植えるのと同じ。
次の女性患者さんを見ると分かります。
彼女は実は双子姉妹。
彼女が治療にしばらく来てから、妹さんも来たことがあります。
妹さんは二人目がほしいだけで、あまり続く決心はなかったです。
だから、1~2ヶ月で治療を止めました。
彼女の話を聞いたら、妹さんはその後妊娠したことはあるそうです。ただし、体の調子が悪くて胎児の健康状態が良くないなどなど。私も詳細を聞いてないです。
もし、彼女の妹さんが彼女みたいに続けて治療したら、こんな事にはならないと思います。
中医学の不妊治療は有効だけではなく、費用が安い!
中医学は不妊治療で、とても有効です。
瘀血がある人は瘀血をなくす。
冷えている人は、暖かくさせる。
卵子・精子が足りないのは補う。
中医学にとっては朝飯前です。
しかも、料金が人工授精より安い。
私の診療所に来てる不妊治療患者さん、ほとんど人工授精が失敗してから来た人たちです。
聞いた話だと、人工授精する時、患者さんをよく選ぶそうです。
難しそうな患者さんは受付ない。
病院の成功率と口コミ・名誉に関わるから。
こちらの診療所は違います。
お互い喜ぶ結果になる。
李哲の感想:生理不順・生理痛を治すのは、不妊治療の大事な一歩
不妊症に関して、以前書いた記事があるので参考にして下さい。
人工授精は値段が高い。
効きそうな錯覚を与えるだけで、役に立つのがない。
母体が健康でない限り、いくら受精卵を子宮に入れても最後は流産します。
体内環境を改善しないで、外部の細かいところばかり治療するのは、本末転倒のやり方。
鄭智城先生が話したように、女性の不妊治療では生理を最初に治すべきです。
1.生理が時間通りに来る。
2.生理痛がない。
3.血の塊が出ない。
この3つさえあれば、子宮は妊娠できる環境を整えたと言えます。
女性は生理が来はじめてから、結婚して妊娠するまで10何年の時間があります。
この10何年、女性たちを診ていた西洋医学は、なにも生理に関する症状を治してないから、こんなに不妊症患者さんが多いわけ。
最初の生理痛・生理不順の時に、中医学の治療を受けたら、10年後の不妊症もない!
漢方薬・鍼灸にとって、生理痛などは朝飯前。
しかし、西洋医学では治せないから、『生理痛が多少あるのは当たり前、普通だ。』と思う人すらいるのです。
ロキソニンなどの鎮痛剤をよく使う方は要注意。
新しい重大な副作用が記入されるようになりました。
鎮痛剤の副作用には、よく肝機能障害など書いてありますが、文字に騙されないで下さい。
肝機能低下・肝機能障害と言うのは、肝硬変・肝臓がんの美称です。
肝硬変・肝臓癌が肝機能障害でなかったら、何なんですか?