去年の冬は血便が3回もあったけど、今年は1回もない:血尿女性の鍼治療(2/4)

【※本記事は2019-10-23更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事。最初の1の記事は、以下をご覧ください。

 

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ケガした傷口、漢方薬の粉を貼ってからすぐ浸出液が止まった

2017年12月27日。

 彼女の報告:

左腰の中、左大腿部の後ろ、両足のアキレス腱はたまに痛くなる。あとは特に辛くない。

 

脈診では、脾臓と心臓の脈がまだ弱いので、脾兪と陰陵泉など追加しました。

 

彼女は右足首の後ろをケガして、医療用バンドを貼ってました。

まだ傷口から浸出液が出て痛いそうです。

 


 

2018年1月17日。

 彼女の報告:

足首のケガした所は生薬の粉を塗ってから、翌日には浸出液が出なくなったそうです。

 

かさぶたになり、もう少しで治りそうな感じ。今はシャワーに入っても大丈夫。

 

ケガした最初は、傷バンドを貼ったけど蒸れてダメだったそうです。

 

私は彼女に話しました。

「ケガした時は傷バンドはダメです。皮膚の穴が完全に塞がるので、皮膚が呼吸できなくて治りが遅い。」

 

漢方薬の粉で傷口の出血、浸出液を治すのは効果バツグンです。以下の症例で詳しく説明しているので、どうぞご参考にしてください。

 

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左腰、左鼠径部の違和感はなし。

腹診では、左の天枢から上2寸のところまで少し圧痛がある。

圧痛がある所までが、腫瘍のだいたいのサイズです。

 

脈診では、心臓と脾臓の脈がまだ弱い。

 

1日便通が3回もあり、お腹の腫瘍は縮まりつつある

2018年1月31日。

彼女の報告:

今日は便通が3回もあった!

1回目は普通の便、2回目からは徐々に柔らかくなり、3回目は軟便。

 

鍼が終わって腹診して見たら、 左の天枢穴から下2寸くらいまで硬い物が触れる。

 

膀胱の募穴:中極穴には圧痛がない。深く押してやっと硬い物が触れるくらい。

これで判断できるのは、腫瘍がもう少し小さくなっています。

 

彼女が言うのは、「部屋の暖房が壊れたので寒い!」

東京と違って田舎なので、今朝起きた時はマイナス10度だったそうです。防寒対策のために、ホッカイロを12枚も貼って来ました。

 

寒いのは腫瘍に不利なので、早く暖かくなる事を祈ります。

 

以前、足つぼ整体の有効性を説明するとき、手足の冷えが良くなるかならないかで判断すると言いました。単なる自覚症状だと思われるかも知れないけど、冷え性が良くなったかどうかは、非常に大事な判断基準です。

 

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坐骨神経痛は再発するけど、またすぐ収まるようになった

2018年2月7日。

彼女の報告:

大腿部の後ろが少し痛くなるけど、またすぐ収まる。

 

脈診では左寸≧右寸。右関が沈細。

心臓と肺のバランスは良いけど、脾臓の脈がまだ弱い。

 

今日鍼をする時に気づいたのは、関元と中極穴は1.3寸くらい入って硬い腫瘍に当たる。以前より深く入れるので、腫瘍が小さくなっていると判断できます。

 

他には身体の表面を巡る膀胱経を強化するために、委中と陰谷を追加。

彼女は膀胱経が弱いので、左足の小指の下にタコができて痛い。委中と陰谷はちょうどこのタコを消す為にも役に立ちます。

 


 

2018年2月28日。

彼女の報告:

夜のトイレは1回、またすぐ寝れる。

 

左腰と左大腿部の後ろが少し痛むけど、またすぐ治る。

久しぶりに皮靴を穿いてみたら、足指のタコは痛くなかった。前は左足の小指の下にできたタコが痛くて、皮靴をはくなんか思ってもなかったそうです。

 

脈診は正常に近くなりました。

鍼が終わって腹診して見たら、硬い物の範囲は前回とほぼ同じ。

 

足指のタコであろうと、手首にできたガングリオンであろうと、鍼はみんな改善ができます。以下の記事、参考になると幸いです。

 

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去年の冬は血便が3回もあったけど、今年の冬は1回もない

2018年3月7日。

彼女の報告:

左腰と左下腹部には痛みがない。

左大腿部の後ろは、たまにこわばって痛む。

 

去年の冬は、血便が3回もあったけど、今年は1回も出てない。

 

脈診では緩、有力。

左寸が少し弱いので、まだ冷え症は完全に治ってない、心臓がまだ弱いと判断できます。

 

心臓の問題がある時、必ず漢方医もしくは鍼灸医に治してもらってください。病院はダメです。

 

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鍼が終わって腹診して見たら、硬い範囲は変わってないけど、硬さが変わっています。強く押すとフニャッと動く。

 

以前は腫瘍を強く押すと圧痛があったけど、今は強く押しても大丈夫でした。

 

手足のしびれ、坐骨神経痛はすぐ治って、今残りは足の冷えとお腹の腫瘍のみ

 

彼女は自分の記事を見て、前の症状を思い出したそうです。

 

今年も4月からも頭にだけ汗をかいて、「下半身がすごく寒い症状が来たらどうしよう!」と心配してましたが安心させました。以前よりはだいぶ良いので、強い冷え症と頭にだけ汗をかく症状は出ないはず。

 

手足のしびれ、坐骨神経痛はすぐ治って、今残っているのは足が冷たいのとお腹の腫瘍です。

 

これは一日二日で解決できるものではないので、引き続きお灸と鍼が必要です。

 

彼女はこんな事を話したことがありました。

「自分がこんなに長く生きるとは思わなかった。

紹介してくれて姉に感謝しています!」

 

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癌は先に中医学の治療を受けて、ダメだったら手術などするべき

 

膀胱がんはすぐ死ぬ病気ですか? 

良性の腫瘍であろうと悪性の腫瘍であろうと、鍼灸では冷え症を治しながら徐々に腫瘍を小さくすることはできます。

 

手術で膀胱を切り取って、ストーマ(人工膀胱)を付ければ癌が治ると思いますか?

 

なぜ癌ができたのか?

どうすれば癌ができないように、体内の環境を整えるか?

 

こんな事を考えないで、ただ単に切る!切る!のやり方は身体に害しかありません。

 

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彼女は画像検査をしただけで、ほかの抗がん剤も手術もしてないので回復がとても良いです。手術、抗がん剤、放射線療法をやってから鍼治療に来た場合、取り戻せない可能性が高い。つまり、延命治療しかできません。

 

「腫瘍があります!」と言われたら、先に中医学治療を受けてみてください。漢方薬でも鍼灸治療でも、あなたの役に立ちます。

 

癌はすぐ死ぬ病気ではありません。 

 

少し鍼灸治療に時間をあげて、効果が感じられなかったらまた西洋医学の手術.抗がん剤などやっても良いじゃないですか?

 

~続き~

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