妊娠中のむくみは、マッサージよりも鍼治療のほうが改善される。

【※本記事は2020-01-30更新しました】

 

妊娠6ヶ月目なのに、足のむくみがない女性

 

こんにちは。李哲です。

今日はある妊婦さんの感想。

 

彼女は今妊娠6ヶ月目

彼女が言うのは、「妊娠後期に入ると、皆さんはよく足がむくむそうです。でも、私は足の浮腫がありません。ヨガとか運動してるせいもあるけど、鍼の効果もありますね。

 

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彼女に針をするのは、腎兪と大腸兪がメイン。

以前はうつ伏せで刺したけど、今は横向きにしています。

 

多少は刺しづらいですが、鍼してから患者さんは20分も動けないので、楽な姿勢をとるのが大事です。

妊娠中のむくみは「腎虚証」が多いな原因

 

妊娠中、下半身のむくみの原因は、腎機能低下が多いです。

腎虚証の説明は以下の記事を参考にして下さい。

 

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腎兪と大腸兪は腰の強化にもなるし、腎機能が強くなるので、もちろんむくみにも効果的です。万が一これで足りなかったら、足の脾臓のツボ:三陰交、陰陵泉などを刺せば、むくみが尿として出るので自然に消えます。

 

むくみがひどくなると、体内の水が多くて腎臓に圧力をかけるから、血圧も高くなります。つまり、妊娠高血圧症候群になる。

 

私が尊敬するニハイシャ先生の治療例には、ちょうど妊娠高血圧症候群の女性がいました。妊娠すると妊娠高血圧症候群で流産するしかない、でも患者さんは妊娠したい!

 

西洋医学は両手を上げているから、治せるのは中医学のみです。

 

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妊娠高血圧症候群のために、西洋薬では利尿剤を出すかも知れません。

しかし、利尿剤でむくみを解決すると、腎機能を損ないます。

 

具体的に言うと、腎臓の陰(腎陰)を損なう。

症状としては、髪のつやが減ってパサパサになる、耳鳴り、記憶力減退など。

 

鍼は薬物ではないので、このような副作用はありません。

以下は一つの鍼治療例、どうぞ参考になると幸いです。

 

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足のむくみにはマッサージも良いけど、鍼治療だと更に改善される

 

大昔、銀座で足つぼ整体の仕事をした時、妊娠してから9ヶ月になってもマッサージにくる女性がいました。マッサージすると、腰と足がスッキリだそうです。

 

足つぼの時は痛くて死にそうでしたけど(笑)

 

強烈な足ツボに対して、いろんな感想をもらいました。以下の女性は骨が折れるのではないか!と疑ってました。もちろん、骨は折れませんけど。

 

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妊娠してからお腹が大きくなると、うつ伏せでマッサージができないのが問題ですね。仰向けでも辛い時があるみたいです。

 

マッサージに比べると、鍼はどんな姿勢でもできるので便利。そして、妊娠中のむくみ、腰痛、つわりなどの不調は、全部針で解決できます。

 

以下は一つの鍼治療例、妊娠中の便秘ぎみ、つわりなど様々な不調を解決しました。鍼灸はトータルケアなので、治るときはみんな一緒に良くなります。

 

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