こんにちは。李哲です。
乾燥の季節になり、パチパチする静電気でビックリする方が多いでしょう。たまになら良いですが、静電気が多すぎて困る方もいます。
なぜある人たちは、静電気が多すぎるのか？
体質？
体質だったら、治療で静電気体質は変わるもの？
今日は一人の鍼治療例で、静電気体質の原因も含めて説明します。
ドアを開ける、人を触る度にパチパチ静電気が走る女性
患者さんは40代の女性。
持病の治療をする時、一つ悩み相談がありました。
「毎年冬になると、静電気が多くて困ります。ドアを開けようとする時、人に触ったときビックリされます。迷惑行為ですね（笑）」
私「心臓の問題なので、しばらく鍼してみてください。治ると思います。」
静電気がすごい減って、髪の毛も立たなくなった
持病の鍼治療を続け、5ヶ月くらい経った2019年1月、彼女から嬉しい報告がありました。
「静電気がすごい減りました！もう前みたいにパチパチ鳴りません。今は人並みのレベルです。
以前はスーパーの買い物カートを何回触ってもパチパチしました。動物は毛があるのでもちろんびっくり、動物にまで嫌われました。あとは、ガソリンスタンドに行ったとき、静電気をなくすために人の2倍くらいは手を拭いてました。（笑）」
ガソリンスタンドで静電気でパチパチしたら、火災になりますね…彼女の話で一番私を笑わせたのは、知らずの間、静電気で髪の毛が立つそうです。
どれだけ静電気を持っていれば、こんな事になるでしょうか。持病の治療のついでに、悩み事が解決できて何より嬉しかったです。
ついでに、解決した症例は今までいろいろありました。以下は、飛蚊症を治したついでに関節リウマチの痛み・花粉症も改善した例。参考になると幸いです。
静電気が多い体質は、心臓を強化することで改善できる
続いて、静電気体質に関して私の説明をします。
「乾燥肌で静電気が起きる」と考える方が多いかも知れません。これは半分正しいです。半分正しくない理由は、乾燥肌でも静電気が多すぎる方は、それほどいないからです。
ちなみに、乾燥肌は鍼灸でも改善できます。
以下はまれな例かも知れませんが、2回で太ももの乾燥肌を治した症例があります。どうぞご参考に。
中医学理論には「五臓六腑」があります。
心臓、肝臓、脾臓、腎臓、肺が「五臓」。
皆さんは「心電図」を聞いたことあるでしょう。「肝電図」、「腎電図」、「肺電図」は聞いたことありますか？
心臓が一番電気と関わっています。
心臓のコントロールがうまくできなくて、微量な電気が体外の皮膚に漏れた場合、過度の静電気反応が起きると考えて良いです。
過剰な静電気を除去するためには、内臓から治さないといけません。具体的に言うと心臓を強化する事です。
針灸もしくは漢方薬、どちらも心臓の強化ができます。
西洋薬はあきらめてください。
心筋梗塞・心不全など心臓病の患者さんを西洋医学に任せたら、死ぬ道しかありません。
詳しい理由は以下の記事で説明しました。どうぞご覧ください。
心臓を強化するためには、漢方薬・鍼灸が有効
静電気対策として、皮膚を潤わせるのが一つの方法です。
しっかりクリームで乾燥対策をしているのに、まだ静電気パチパチで困る方は信頼できる鍼灸医・漢方医に診てもらってください。
中医学は24時間ホルダーよ、心電図よ、こんな面倒くさくて精度が低い検査をしません。精密検査機械よりも100％正しいのは、あなたの自覚症状です。体になにか問題が起きた時、体は絶対に自分で探知できて、つらい症状としてお知らせします。
中医学はあなたの自覚症状を聞いて、脈診などを行うだけで心臓に問題があるかないかが分かります。
そして、漢方薬・鍼灸治療で体質改善ができて、静電気でビビる日常生活からも「卒業」します。
検査方法にリスクがない、治療方法はさらに副作用がない。これこそ、もっと普及すべき医学です。
