【※本記事は2020-03-11更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生*1の文章を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
西医总算有点用:台独大佬黄昭堂做鼻窦手术身亡_郑智城_新浪博客
翻訳文
私は今まで西洋医学のボロクソを言い、「西洋医学はクソ役にも立たない」と言いました。
今考えると、偏りすぎたと思います。
西洋医学は少しは役に立っている。
今日見た新聞ニュース。台湾の政治家:黄昭堂 - Wikipedia が鼻腔内嚢腫の手術中に主動脈の剥離が原因で、大出血して死亡。
ほら見て。
役に立つだろう?
西洋医学は特にメスを振り回しながら、手術をしたがります。内科の病気なのに、むりやりメスで解決しようとしています。
手術はどんなに見た目が良くても、災難のもとになります。
小さな病気でも患者さんは西洋医学の治療で早死になり、あの世行き。
臨床でよくあるのは、手術後に気血の不足でうつ病になることです。
西洋医学の本質を尋ねると、ただの外科手術です。内科の治療では全く素人。しかし、現在は外科の手術で内科の病気を治そうとしている傾向が強い。
こんなやり方で、死人が出ないわけがありません。
だから、病院の霊安室はいつも混んで、葬儀場の商売はどんどん良くなっています。
西洋医学の治療を受ければ受けるほど、早死になるケースはたくさんあります。以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご参考に。
もっと深く言うと、西洋医学は死亡を研究する医術です。
なぜなら、西洋医学がもっとも詳しいのが死体解剖だからです。死体に何個の筋肉と神経があるかを研究するのを、誇りだと思っている。
死体から発展した学科は、もちろん一番得意なのは生きた人を死人にすること、もしくは人はどうやって死んだかを研究すること。
だから、西洋医学は司法解剖が最適です。アメリカドラマCSIみたいなやつ。
西洋医学と中医学の結合は、大きな方向でこうなるべきです。
- 中医学は生きた人のすべての病気を治す。
- 西洋医学は死亡に関するすべての事を解決する。
例えば中国の昔の検死人:仵作。
現代の司法解剖に近い仕事です。
李哲の感想:
鼻腔内嚢腫で手術する必要がありますかね?
漢方薬若しくは鍼灸でも解決できるのに。かわいそうとしか言えないです。
長生きしたいなら、病院なんか行くもんじゃない。ちょっとした手術でも死ぬから。
死んだ人を解剖して得た知識は、確かに死亡原因を究明する時に役に立ちます。
鄭先生が話したように、西洋医学は司法解剖に適しているでしょう。
生きた人を解剖するのは、医学論理的にダメ。
テクノロジー的にも今のところ、人体の仕組みを解明するのは無理です。
『気』を探知できる機械がないと、生きている人の体がどのように動いているかが分かりません。
中医学では、気があるから人は生きている。死んでいる時は、気も消えると言います。だから、死人を解剖するときは、気が見つかりません。
ちなみに、鍼灸が病気を治せるのは、生まれつきの「気」を調整することで、免疫力強化ができるからです。
最近読んでいる『医学衷中参西録』には、面白い内容がありました。
洗冤集録 - Wikipediaは中国・南宋時代の司法解剖の著作。その中に書いているのは、男性が陰部をケガして死亡した場合、頭頂部に赤い糸みたいな血管が現れる。
なぜなら、会陰部は任脈と督脈の起源地だからです。
督脈は頭頂部までつながっているので、一番下の陰部がやられて死亡した場合は、最高点の頭頂部にあとが残ります。
経絡に馴染んでいる人は、この説明文を見て、「お~~~なるほど!」と言いますが、経絡が分からない西洋医学にとっては、理解しにくいことです。
会陰部と頭頂部がつながっている?
なんで??
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。